BANDAI 旧キット 1/550 ゼラーナを改修、全塗装で仕上げました。
ゼラーナです。
「聖戦士ダンバイン」に登場する変な形のオーラシップ(艦船)です。
1/72オーラバトラーキットシリーズの中に混じってひとつだけ1/550スケールとして発売されています。
艦船なので可動などはほぼほぼ無く、サクッと終わるだろうなぁと思いながら手を出したら意外と入り組んだ構造で手を焼いたキットとなりました(笑)
今回は基本形状自体はとても良く出来たキットなので、気になるディテールを少しだけ修正してウェザリングで雰囲気を出す感じに仕上げました。
このキットで一番手をつけてあげたいところはこの頭部(?)にある触覚です。
キットのままだととても太いプラ棒のような再現なので、真鍮線の先端に瞬間接着剤を盛りつけて再現しています。
普段、瞬間接着剤をつける時に0.5mmの真鍮線を使っているのですが、何度も使っていると先端がこのような形になっていき、そうなった時に先端だけを切断してまた使うという手段でやっているので、ここを何とかしたいと思った時に真っ先に思いついた方法です。
いつもは偶然固まって出来た先端でしたが、今回はなるべく丸くなるように意識して瞬間接着剤をつけた上に硬化スプレーをふって、また瞬間接着剤をつけて・・・を繰り返して作っています。
長い方の触覚はそのまま差し込んだだけだと見た目が変だったので、WAVEの丸ディテールに穴を開けて土台にしています。
真鍮線を使っているので塗装にはプライマーを下地に吹いてから塗装をしています。
組立説明書に載ってある設定画をよーく見てみると、下部にあるダクト部分がフィン状のディテールになっていたので再現しています。
1mmのプラ板の端を丸く削りだし、縁を斜めに薄く削り込んで、各ダクト内に角度をつけて接着しています。
あまり見えない部分ですが、キットのままでは塞がれたような印象なので、比較的簡単にそれっぽさを出すのにオススメの工作ポイントだと思います。
ぜひお試しください。
付属の同スケールオーラバトラー達です。
ダーナ・オシーとダンバインはそれぞれ2体ずつ付属しているのですが、一応ダンバインは1機だけにしたいのでこの3体のみ筆塗装しています。
ダーナ・オシーはともかくダンバインは足裏を擦り合わせても自立しないので、0.3mmのプラ板を土台に貼り付けています。(土台を塗装していないのは内緒)
ダーナ・オシーが思った色にならなかったのは反省点ですが、まぁオマケですし、雰囲気作りのアイテムと考えればこれぐらいでも良いかと(笑)
機首先端とブリッジ、ボディ裏の透明っぽいところは塗装で再現しています。
下地にシルバー、上塗りにクリアーブルーをかけてクリアーでコーティングです。
あと、各部にある機銃はキットのままだと甲板に接着するだけだったので、2mmの穴を開けて2mmのプラ棒を差し、中心に1mmの穴を開けて1mmの真鍮線を差し込んで取り付けられるようにしています。
2mmのプラ棒を先端少しだけ出すことで台座っぽくしたのですが、そんな細かい所誰も見ない部分です(笑)
なので一応機銃は「可動式」です。
そういえば機首にある両サイドの機銃も後ハメ加工しています。
本体前方周囲にある窓のようなディテールにはWAVEさんの丸モールドを埋め込んでいます。
ちょっと膨らみのあるガラス窓っぽいイメージですね。
あとは合わせ目消しなど基本的な事しかしていません。
本当は手すりも少し太い気がするので真鍮線などに変えたかったのですが、支柱をどう作ればいいのか思いつかなかったので諦めました。(なにかいい方法があれば教えてください)
キット自体の出来が良いので、少し手を加えるだけでもかなり印象が違ってきますね。
これからゼラーナを作る方はぜひ手を加えてみてください。
1つだけ気にしたい点としては、ボディ左右についているたくさんの突起上のパーツを左右対称にすることでしょうか。
それだけでキレイに見えると思います。
塗装に関しては・・・
緑・・・ブリリアントグリーン(G)+ホワイト
黒・・・艦内入口⇒ブラック、機銃等⇒ニュートラルグレー
赤・・・あずき色
茶・・・サンドイエロー+イエロー
青・・・下地シルバー⇒クリアブルー(G)
オレンジ・・・オレンジイエロー+イエロー
深い緑・・・カーキグリーン
(Gはガイアノーツ、他は全てクレオス)
つや消しはガイアノーツの「Ex-フラットクリアープレミアム」を使用しています。
いつも使ってるフィニッシャーズさんのスーパーフラットコートが手に入らないので、しばらくはこちらを使っていこうと思います。
「昔のキットを持ってるけど完成させる自信がないなぁ」という方は、製作代行も受け付けているのでぜひお気軽にご相談ください。