AOSHIMA 旧キット 1/600 Aメカ(ソル・アンバー、イデオ・デルタ)を改修、全塗装で仕上げました。
ついに主役機「イデオン」の分離形態「ソル・アンバー」と「イデオ・デルタ」、通称「Aメカ」を作る日が来ました。
Aメカは、アオシマキット以外にもバンダイのミニプラや超合金などでも立体化されてますが、アオシマキット以外はソル・アンバーの時に手首のパーツが少し浮いちゃうんですよね。
それは手首にあるディテールのせいなのですが、アオシマだと「形状に応じて接着するところを変えてください」という作りなので、数ある中で「設定に近いAメカ」だと思います。
なので、今回はネオジム磁石の力を駆使して、変形時に取り付けるパーツのほとんどを「磁石」で取り付けられるようにしました。
また、左右の履帯はキットだとかなり簡素な感じだった為、バンダイの1/144「マゼラ・アタック」の履帯を型取りして、パテで複製したものを使っています。
少しは情報量が多くなってくれたと思います。これは良かった。
ただ、反省点としてはもう少ししっかりと複製できるようにしたかったなという事。
ちょっと重量などで履帯が波打ってしまったのが失敗でした(笑)
設定を元に、底面と背面は市販のバーニアパーツを使ってディテールアップし、正面の下側にある小さなライト4つも「O・ボルト」のパーツを使って再現しています。
手首に当たる白いブロックはプラ板で新造し、ソル・アンバー⇔イデオンで伸縮できるようにしています。
左右のディテールや操縦席上部のディテールなども作り直して追加、操縦席の窓の形も設定画を参考に修正しています。
ほかには胴体(イデオン時の上腕)も2mm延長し、それに伴いサイドのディテールも0.3mmプラ板で作り直しています。
イデオ・デルタに変形した際に取り付けるパーツのほとんどが「磁石」で接着できます。
デルタ時の上部につくウイングのパーツは、磁石を1箇所にしか付けなかったせいで、傾けた時に動いてしまうのが失敗点でしたね。
前後方に2箇所、または中心に1箇所にしたほうが安定性は良かったんだろうなぁと思います。
また後方のブースターは、設定と少し違ってブルー調のメタリックにしています。(ちょっとアクセントになったかな?)
やはりキット元々の精度がそこまで高くないので、若干のズレが色々と見て取れますが、今回はそこまで細かくは作っていません。
というのも、基本的にはイデオンへの合体が目的だからです。
色々と粗はありますが、それでもかなりカッコイイのでOKでしょう(笑)
特にこの底面は個人的にもお気に入りの角度です。
イデオン合体前形態はバーニアやハンドパーツ、頭部を中心に調整しています。
ハンドパーツはキット付属のハンドパーツですが、もう少し指っぽく見えるように各部を切削したりしたもので、割と良い感じに出来たなぁと思います。
また頭部も、もみあげ(?)やマスク部をプラ板で少し厚くしたり延長したり、左右の耳は市販のディテールアップパーツで作り直したり、目の部分を削り込んで角度をつけるようにしたりと、実は色々弄ってます。
首はボールジョイントを仕込んであるので、可動においては若干の遊びがあります。
また、肘の関節にあたるパーツはキットのままですが、芯となる2本のダボをポリパーツのランナー部分(2mm軸)に置き換えているので、素組みほどプラプラはしていません。
が思ったより保持力が少なかったので、今後はもう少し関節を強く出来る方法を模索していく必要がありますね。
塗装に関しては・・・
赤・・・イデオリジナルレッド(G)
白・・・クールホワイト
黒・・・ニュートラルグレー、フロストマッドブラック(G)、ジャーマングレーを各所に
水色・・・スカイブルー+クールホワイト少量
緑・・・エメラルドグリーン(G)
メタリック・・・(下地)シルバー+クリアーブルーやクリアーイエローなど
(Gはガイアノーツ、他は全てクレオス)
今回初めて、メーカーによる設定色カラーとして発売されたガイアノーツの「イデ オリジナル レッド」を使ってみました。
吹き始めは少し淡い気がしていたのですが、ちゃんと仕上がってみると設定通りのカラーに落ち着いてくれるので、イデオンを塗装したい方にはオススメのカラーです。
つや消しはフィニッシャーズのスーパーフラットコートを使っています。
こちらは最終的に1/600シリーズで並べる予定の為、販売は致しません。
「昔のキットを持ってるけど完成させる自信がないなぁ」という方は、製作代行も受け付けているのでぜひお気軽にご相談ください。