AOSHIMA 旧キット 1/600 ジグ・マックを改修、全塗装で仕上げました。
ジグ・マックです。イデオンに登場する敵メカ「重機動メカ」の中で一番最初に登場した機体ですね。
サイズもイデオンと同等の大きさなので、他のアニメ作品のメカの中でもかなり大きいです。
アオシマさんの1/600シリーズNo.2のキットということもあって、関節部の保持力などがチグハグですが、プロポーションや各部形状はとても良いキットだと思います。
今回は主に「関節軸の強化」を中心に、改造および各部ディテールアップをして、なるべくキット本来の形状を活かした仕上げにしています。
脚の関節は後ハメ加工で塗装後に組立て出来るように変更し、腕部と脚部の接続軸をボールジョイントに変更、腕部のロール回転を追加したことと、頭部のディテールアップが主な改造ポイントです。
頭頂部がキットのままだと、ちょっと形状が違う印象だったので、プラ板とエポパテで若干拡大して丸みをつけています。
左右のアンテナは設定画を参考に、取り付け位置を若干外側に変更。後頭部のフィン状のディテールアップ。
ビーム砲は3mmプラパイプと2mmプラ棒を使って、砲身の穴を空けています。
重機動メカお馴染みの斑点模様はエポパテで作り直しているので、若干立体感が強調されたと思います。
腕部の肩接続軸をボールジョイントに変更したことで、前後左右のスイングが若干出来るようにしました。
肩のディテールもキットは少し曖昧だった為、エバーグリーンのプラ板で作り直しています。
肩の少し下部分でロール軸回転を追加したので、手の表現に幅が効くようになりました。
腰の前後にあるバーニアは内部にディテールアップパーツを仕込んで情報量を少し追加。
脚部は接続軸をボールジョイントに変更し、肩と同じくディテールを作り直しています。
ボールジョイントにしたことで若干「ハの字」に開くことが出来ますが、腰パーツ側の内壁が干渉していたので、（写真では見えないですが）軸上側の内部は切り開いています。
形状の変更は一切なく、キット本来の形状ですが、ジグ・マックらしさがしっかりと再現されているのでキットの良さが伝わりますね。
脚全ての部位が挟み込みだった為、足首、膝で後ハメ加工をしています。
脚の分解をした状態です。
脛にあたる部位の内部にポリキャップが仕込んであります。
いずれもプラ棒を差し込むことで軸としています。膝のみ膝当てのようなパーツを外側から挟み込むことになるので、ガイドの凸部分の向きを反対側と揃える必要があります。
ボディは回転しか出来ませんが、肩のスイングと可動域の広さ、ロール軸による腕部の回転が、ポージングの幅を広げてくれていると思います。
たったこれだけの改造でも、しっかりと塗装してあげればかなり「ジグ・マック」らしさが感じられて、なかなか良いキットだと思いました。
皆さんも積んでいるジグ・マックがあれば、ぜひ作ってみてください！
塗装に関しては・・・
グレー・・・（下地）ブラック⇒軍艦色１ダークグレー
黒・・・ウィノーブラック＋軍艦色１ダークグレー少量
茶・・・ダークイエロー＋ブラウン少量
ピンク・・・（下地）ピュアホワイト⇒ブリリアントピンク(G)
金・・・スターブライトブラス(G)
（Gはガイアノーツ、他は全てクレオス）
つや消しはフィニッシャーズのスーパーフラットコートを使っています。
こちらは最終的に1/600シリーズで並べる予定の為、出品は致しません。
「昔のキットを持ってるけど完成させる自信がないなぁ」という方は、製作代行も受け付けているのでぜひお気軽にご相談ください。
