まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
今回のガンプラキットレビューは「機動武闘伝Gガンダム」から「1/144 ガンダムマックスター」をレビューしていきます!
1994年、当時アニメ放送最初に発売された1/144シリーズのうちの1体。当時のガンダムはこの簡易的な1/144シリーズが毎回発売されていました。(確かSEEDぐらいまであったと思います)
ガンダムマックスターの1/144スケールは、このキットしか発売されていない(ハイパーモードのVer違いは除く)ので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。最後までよろしくお願い致します。
↑メーカー希望小売価格は¥550(税込)です。購入価格は自己判断でご購入ください。
Akidou的キット総評
まず結果として、下記のような印象です。それぞれのポイントを☆で表しました。
基準値は として、僕なりの印象を☆で表しました。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
※星が低い=良くないキットというわけではありません。
例えば、素組みフィニッシュ派の方なら「素組み再現度」が☆5に近い方が満足いくでしょうし、ポーズをつけて遊びたい派の方なら「アクション」の☆が5に近いほうが満足いくでしょう。そういう感じで参考にしていただければと思います。
レビュー内容を動画で見たい方はこちら
パッケージ&ランナー紹介
機動武闘伝Gガンダムに登場する、ネオアメリカ代表のボクサーガンダム(笑)。もちろんパイロット「チボデー・クロケット」もボクシングチャンピオンです。
もともと「Gガンダム」は、これまでのガンダムの中でも異色の作品で、「拳と拳で語り合うガンダム」は数あるガンダムシリーズでもこの「Gガンダム」のみ。
「ドン引き⇒ネタとして笑える⇒あれ?なんか胸の中が熱い⇒神作」と、多くの人がこの流れでファンになったのではないでしょうか?(笑)
そんなネオアメリカ代表のガンダム「1/144スケール ガンダムマックスター」は、ファイティングナックルとバーニングパンチ(のみ)を再現しているキットで、腰に2丁装備しているビームガン(ギガンティックマグナムですが説明書に合わせてビームガンで統一します)は、射撃用に別パーツとして1丁のみ付属します。(←なんで?!)
まぁ1/144なのでまだアニメ放送と同時期かそれ以前に発売されたのかも知れませんね。それだと名前が違ったり1丁しかついていなかったりするのも納得・・・?
ちなみにマックスターと言えば「ボクサーモード」ですが、バーニングパンチはあるものの胸のプロテクターは外されないので、完璧には再現はされていません。(もちろん「サーフィンモード」とか言う謎のモードも再現されてるはずありません)
それでは、ランナーを見てみましょう。
ランナーは全部で3枚とポリキャップ、ホイルシールとなってます。
A1ランナーは2色の成型色で構成されています。
後に紹介しますが、胸部パーツ(写真一番左下)の表面がザラザラ仕様となっています。
パーツ構成は、まぁ1/144らしいというか、簡易的な作りですね^^;
A2ランナーは、黒、白、青の3色構成です。
この低価格キットで合計4色構成というのは、結構凄いことではないでしょうか?
Bランナーは脚のパーツが配置されたランナーです。
やっぱりアンクルガードは一体成型になっているんですね。知ってました(笑)
ポリキャップ(PC-107)とホイルシールです。
PC-107はこの時期の1/144についていたポリキャップでしょうね。左下の板みたいなパーツは、昔何かのキットで使った記憶があります。が、今回のガンダムマックスターには使いません。
ホイルシールは肩のラインや顔、クイーン・ザ・スペードのシールがあります。これも当時のキットだと思うと「まぁそうだろうな」という妥当な箇所だと思います。
ということで、全48パーツで完成します。
組立説明書は簡単な作りになっていますが、完成見本、イラスト画などがそれなりに配置されているので情報量としては悪くはありません。
このイラストのようなポージングはまったく出来ないですけどね(笑)
素組み完成
素組み完成しました。
この価格帯のキットでクオリティに関しては予想通りと言えますが、スタイルなどは決して悪いというわけではありません。
各部のディテールなども最低限のラインで再現されているとは思いますが、やはり昨今のガンプラと比べてしまうと少し物足りない印象は否めませんね。
こうやって見てみると、各部関節が細いと言うか、ポリキャップの関節が少し全体とのバランスを崩しているように感じてしまいます。
ガシッとしたバランスを得る為に改造するポイントとしては、各部関節を中心に改造してあげると印象が変わりそうですね^^
胸のパーツ表面はザラザラした加工がされています。これがどういった理由なのかは分かりませんが、設定では少し違う材質とかなのかも?
どちらにしても、普通ならここもツルツルの面にする価格帯ですが、そこを少し違った加工になっているのは個人的には好印象ではあります。
脚は「太もも」「脛」「足首」の3つで構成されていて、いずれも左右貼り合わせとなっています。
写真のように、アンクルガードは脛のパーツと一体化となっています。ここを改造するのは少し難易度が高いかも知れませんが、足回りの印象は大きく変えるポイントだと思います。
腕も脚同様のパーツ構成ですが、手首がポリキャップなので見た目としては良くないです。ただ、武器等の保持力はあるので、そういう点のみで見ると悪くはないです。
ただ、このキットにおいては付属の武器が少ないので、その恩恵はほとんど感じられません。
肘の関節ですが、よく見るとポリキャップとキット一部を合わせて一つの関節のようになっているので、例えばポリキャップを隠すようにプラ板で囲むにしても、キット側の一部をどう処理するのかを考えないといけません。
いっそ上腕側の関節の一部をくり抜いてしまうほうが加工はやりやすいかも知れません。
脚のふくらはぎにはフィンがありますが、そこもセンターで分割されています。ここはプラ板などで作り直す方が見た目は良くなりそうです。
また、膝の関節もポリキャップ剥き出しなので、プラ板で囲むなどの加工ポイントとなります。
背面側は少しディテールなども少なく、見る角度によっては情報量が少なく感じてしまいます。
腕のモールドなども少な目ですね。
背面のコアランダーは取り外すことが出来ます。写真に写っている状態は「合体モード」ということで、このまま背中に差し込むことができます。
先端のコックピットのような箇所を可動させることで・・・
このように「走行モード」に変形させることが可能です。
実はこのコアランダー、本来は「赤」が基本色となっていて、一部のみ白が配色されているのですが、何故かキットでは白の成型色で作られています。
つまり、設定に近づけるには塗装が必須ということになります。無塗装派には少し残念なポイントではないでしょうか。
付属の武器に「ビームガン」が1丁ついていますが、腰に2丁ついているので2丁持ちが出来るように2丁ついていて欲しかったのですが・・・
ちなみに、腰についているビームガンはこのようになっているので、手に持たせることは出来ません。
片手に持たせる時は腰の1丁を外してポージングさせましょう。
両腕の外側にある青いパーツは、外して向きを変えて取り付けると「ファイティングナックル」を再現することが出来ます。
ただ、写真のようにパーツを取り付ける部分のピンがとても短く小さいので、少し頼りない印象はあります。(ポロリと取れたりするほどでは無いので、気にならない方もいるかな?)
そして、もう一つの武装「バーニングパンチ」ですが、まずは肩を外します。
肩は小さなピンが前後についていて、取り外しは簡単に出来ます。
手首のポリキャップを写真のように回転させ、肩のパーツを手首の外側から差し込みます。
このように持たせることで「バーニングパンチ」を再現できます。
ポリキャップでの保持なので、持たせやすいのは持たせやすいのですが、ポリキャップの状態によっては緩くなってしまう可能性が高いです。
実際に僕のこのキットでは、そこまでしっかりと持たせることは出来ませんでした。(ちょっとひっぱるとすぐに抜けるような感じです)
両腕に取り付けることでこのようにポージングを決めることが出来ますが、「ボクサーモード」の再現に必要な胸のパーツが付属されていない(胸パーツを取り外しても再現されていない)ので、若干物足りない印象はあります。
これに関しては、別途発売されている「1/144 Gガンダム グレードアップパーツ(税込¥220)」を購入すると、マックスターのボクサーモード用胸パーツが入っています。
ガンダムマックスターの合わせ目ポイント・可動域チェック
旧キットにあたるので合わせ目と可動域は同時に紹介していきます。
脚は膝の関節が二重関節になっているのですが、この辺りまでしか曲げられません。(と言ってもそこまで悪くはない可動域ですが)
足首はそこそこ動くのですが、太ももにおいてはフロントスカートがまったく可動しないこともあって、脚を前に上げることが全くできません。つまり写真のような位置でしか動かせないということなので、ポージングはほぼほぼ取れないと考えておきましょう。
合わせ目に関しては前述しましたが、左右貼り合わせの構成なので、太ももから足首までセンターに合わせ目が入ります。
脚の開きはこれぐらいが限界です。
これはどこかに干渉しているとかではなく、単純に太もものジョイント部分の可動限界がここまでって感じです。
せっかく開き具合は悪くないのに、足首を見ていただくと地面との接地面が斜めになっていることが分かります。
つまり、ここまで開くとちゃんと大地を踏みしめることが出来なくなるということですね^^;う~んこれは残念。
腰ブロックは胴体から一体成型になっているので回転させることは出来ません。
肩においては、写真左が肩装甲を取り付けている状態、写真右がバーニングパンチ状態で可動域が大きく変わります。
通常の状態だと写真のようにまったく腕を水平に上げることが出来ません。(前後のスイングは問題なくできます)
一方で、バーニングパンチの状態になると、干渉していた肩パーツが取り外されるので水平に上げることも可能になります。
肘の関節は80度ぐらいまでは曲げることが出来ます。(肩の取り付けに関係なく)
首は回転はしますが、前後や上下のスイングは頭部の形状の都合、微々たる可動しか出来ません。
あまりポージングが出来ないキットなので、今回はポージング写真は割愛させていただきます。
1/144 ガンダムマックスターの総評
という事で、ガンプラキットレビュー「1/144 ガンダムマックスター」はいかがでしたか?
改めてもう一度、評価を記載しておきます。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
初心者にも組みやすいパーツ数、パーツ構成ですので”5”と言えるキットです。
ただ、ポージングはまったく取れないと言っても過言ではない為、”2”という感じでしょうか。
素組み再現度は、シールではあるものの、細部のポイントを抑えてはいます。ただ、説明書のイラストと良く照らし合わせてもらうと分かりますが、太ももや手首などシールですら再現されていない配色がちらほらあります。極めつけはコアランダーの成型色が白という点。この辺りを考慮して”2”とさせていただきました。
オプションは、ファイティングナックル、バーニングパンチが再現されているのは素晴らしいですが、ビームガンが1丁しかついていなかったり、ボクサーモードの胸部パーツが別売りだったりと、中途半端な再現性である為、”1”としました。
今回のガンダムマックスターは、改造次第ではカッコ良く仕上がりそうですが、キットのまま仕上げるには少し物足りないかなぁと感じたキットでした。
Gガンダムファンが多い中、ガンダムマックスターのキットがこのキットか「HG1/100」しか出ていないのは少し残念ですね。(ボルトやローズは1/100すらも出ていませんが・・・)
ちょくちょく再販されるので、気になる方はぜひ購入してみてください^^
ということで、ガンダムマックスターのレビューは終了となります。
次回は「新機動戦記ガンダムW~EndlessWalts~」から「HG 1/144 トールギスIII」をレビューしたいと思います。お楽しみに^^
それでは~
↑メーカー希望小売価格は¥550(税込)です。購入価格は自己判断でご購入ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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