まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
今回は久しぶりのガンプラキットレビューです!欲しいキットもなかなか手に入らず、ガンプラ以外のプラモデルをしばらく作ってましたが、最近少しずつ入手できてきたので、ここからまた少しずつキットレビューをしていこうかと思います^^
ということで、今回レビューするキットは「1/144 ガンダムヴァサーゴ」です。
同年代の方だとおそらく「懐かしい」パッケージと思うかも知れませんが、若い人だと初めて見る方もいるかも知れませんね。
いわゆる旧キットの部類に入りますが、ガンプラは「ガンプラ」としてレビューしていくので、最後までよろしくお願い致します。
Akidou的キット総評
まず結果として、下記のような印象です。それぞれのポイントを☆で表しました。
基準値は として、僕なりの印象を☆で表しました。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
※星が低い=良くないキットというわけではありません。
例えば、素組みフィニッシュ派の方なら「素組み再現度」が☆5に近い方が満足いくでしょうし、ポーズをつけて遊びたい派の方なら「アクション」の☆が5に近いほうが満足いくでしょう。そういう感じで参考にしていただければと思います。
レビュー内容を動画で見たい方はこちら
パッケージ&ランナー紹介
1996年頃に発売された1/144シリーズのキットというだけあって、かなり立ち姿も微妙な感じの写真ですが、このキットの最大のポイントは腕の伸縮ギミックです。
後ほど紹介しますが、この点においてはかなり再現度が良く、ちゃんと塗装で塗り分けるだけでもそれなりにカッコ良く見えてくれる気がします。
ただ、筆塗りで塗る方の場合、成型色が暗いパーツを黄色で塗るなどが難しいので部分塗装だけでもちょっぴり面倒なキットですね(笑)
それでは、ランナーのご紹介。
ランナーが全部で4枚とポリキャップ、ホイールシールとシンプルな構成です。
A1A2ランナーは赤い成型色で、肩や脚、頭部を中心としたパーツです。
基本的には細かいパーツ分割は無く、大きく分割したパーツを合わせる、いわゆる「モナカ合わせ」の構造になっています。
ですので、初心者の方でも簡単に組み立てることが出来ると思います。
余談ですが、こんなの見つけました(笑)
チェストブレイクとランナーは同じらしいです。あと、1/44というミスプリント(?)がありました。
特に何ってことではないですが、最近のものでもキットによっては他のキットと同じ金型を使っているものも多いので、こういった印字は少しだけガンプラが楽しくなるポイントです。
B1B2ランナーは腹部や足先、背中のウイングなどが配置されています。
肉抜きがされたパーツは無いのですが、やはりディテールは簡略化されていて、情報量が少ないというのはこの価格のキットの致命的な欠点です。
あとモールドなども若干甘い気はするので、しっかりと作る方には作りごたえのあるキットではないでしょうか。
ポリキャップとホイールシールです。
ポリキャップは「PC-110」で、当時の1/144キットに多く使われていたものですね。
ハンドパーツもポリキャップと同じ材質なので、塗装はしにくいディテールはイマイチといいことはありません。
全74パーツで完成します。
組立説明書は、キットのポージングなどがありますが、昨今のHGシリーズのような複数のポージングはありません。(というかそんなにポージングの自由がありません)
ただ、当時のキット価格で言うところの「500円」でこのクオリティだと考えると、それほど悪い完成度ではないので、真価を発揮する為に手を加えると結構化けるキットではないかなぁと個人的に感じています。
ちなみに、動画でも説明しましたが、ガンダムヴァサーゴ(ガンダムヴァサーゴチェストブレイクも同様)はこの旧キットの1/144か旧HGの1/100の2種類しかキット化されていません。
ガンダムXやDXはHGAWとして発売されているので、並べたい場合はこのキットを入手するしかないということです。(敵MSはターンX然り、ヴァサーゴ然り、あまりHG化されませんね)
バンダイさん、HG化お願いします!!
素組み完成
素組み完成しました。
正直、立ち姿はカッコ悪いですが、クオリティとしてはそれほど悪いわけではありません。
エッジの甘さやディテールの甘さが目につきますが、その辺りに手を加えれば、それなりの完成度まで引き上げることが可能だと思います。
まぁこの1/144シリーズ(ウイング系も同様)は、ハンドパーツがポリキャップと同じ素材で用意されているので、ここは正直マイナスポイントですね。
余裕がある方は他のHGキットからハンドパーツを流用してもいいですが、そう簡単にはいかないという方は、イエローサブマリンさんの店舗で販売している「パーツパラダイス」などを利用して、ハンドパーツだけを購入するという手段もあります。
ヴァサーゴらしい「異形」な雰囲気は醸し出されているので、その点は素直に良かったと思えます。
それでは、合わせ目チェックしてみましょう^^
1/144 ガンダムヴァサーゴの合わせ目ポイント
基本的に「モナカ合わせ」のキットなので、ほぼ全てのパーツに合わせ目が入ります。
脚は腿から爪先にかけてセンターに合わせ目が入りますし
腕も肩、二の腕、伸縮アームと合わせ目が入ります。
ただ、伸縮アームに限っては一部凹モールドが入っているので、合わせ目消しをする場合埋めないように注意が必要です。
ボディも前後合わせですのでボディ上部と側面に合わせ目が入ります。
ボディを引き上げると腹部に仕込まれてある「メガソニック砲」が現れます。そして、このメガソニック砲にも合わせ目があります。
頭部はガンダムヘッドでよくある合わせ目が入ります。フェイスパーツははめ込み式なので、塗装を楽にするなら後ハメをする必要があります。
耳とV字アンテナの裏側はディテールなどが入っていないので、後ろから見ると結構目立ちます。簡単なディテールアップを施すと見映えは良くなるでしょう。
背中のウイングは、内側の左右ウイングのパーツに合わせ目が入っています。
あと根本のウイング可動部分も合わせ目が入ります。ここはパーツの構造上、可動させるとパーツが取れやすいので合わせ目消し目的でなくても接着剤などで貼り合わせる方が良いと思います。
1/144 ガンダムヴァサーゴの可動チェック
それでは、可動域のチェックをしてみたいと思います。
とはいえ、旧キットなので動きはそれほど良くはありません。
まず腕の可動域ですが、肩の可動は回転のみです。前後のスイングや上下の可動はありません。
まぁ旧キットはだいたいこの動きですよね(笑)
伸縮アームの可動域は素晴らしく、関節は二重関節、付け根は回転します。間の関節は回転しないですが、根本が回転するのでアームの動きはかなりスムーズです。
手首についているストライククローは、回転軸による開閉ギミックが可能です。クロー自体も肉抜きなどはされておらず、両面しっかりとしたディテールが入っているので見た目もバッチリです。
ただ、キットの成型色が赤なので、設定通りにするにはシールを貼るか黄色を塗るかしかありません。
頭部の可動は左右の回転と若干の上下の可動のみ。顎を引くような可動は出来ないので立ち姿は少し決まらない感じはあります。
腰のサイドアーマーは若干だけ浮きますが、ほぼほぼ前後の回転しかしないと考えて問題ありません。
ただ、脚部の開脚がこの程度しか開かないので、サイドアーマーが開かないからといって困ることはありません(笑)
サイドアーマーと同じく、フロントアーマーも可動範囲が狭いです。
その影響で足の前側へのスイングが干渉を受け、この程度までしか上がりません。これはちょっとよろしくないですね。
膝の関節は実は二重関節となっているので、後ろ側には結構曲がります。ただ、関節のポリキャップが少し問題で、腿側の可動が固く、脛側を動かそうにも簡単には動いてくれません。
腿を手で押さえて、脛を動かすなど、両手で動かす必要があるのでその辺が少し残念なポイントです。
背中のウイングは根本の上下可動のおかげで大きく動かすことが出来ます。
ウイングの可動はポージングの表現に大きく影響が出るパーツなので、これだけ動いてくれたら十分ですね。
このキットの改造ポイントは、腕と脚の可動域を何とかしてあげることかも知れませんね^^
1/144 ガンダムヴァサーゴを色々撮影してみました
ガンダムヴァサーゴを色んな角度で撮ってみました。
こうやって見ると、エッジをシャープにするだけでも印象が変わる気はします。
1/144 ガンダムヴァサーゴの総評
という事で、ガンプラレビュー「1/144 ガンダムヴァサーゴ」はいかがでしたか?
改めてもう一度、評価を記載しておきます。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
組み立てやすい点では初心者向けではありますが、素組み再現においてはシール必須ということで★2としました。
アクションポーズは腕の伸縮ギミックとメガソニック砲のギミックが見事なので★3ですが、やはりハンドパーツが残念なのでオプションは★2とします。
前述しましたが、ガンダムヴァサーゴは今回の旧キット1/144か、旧キットHG1/100しかラインナップが無いと思います。HGAWで発売されているガンダムXやDXと並べたりしたい場合は、この1/144キットしかサイズ感が同じものがないのが少し残念ですね。
ぜひ敵MSもHGシリーズに加えていただきたいものです(笑)
ということで、次回はそんな「HGAW ガンダムDX」をキットレビューしたいと思います。ヴァサーゴとサイズ感やディテールがどれぐらい違うのか、楽しみですね。
それでは~
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
コメント
どことなくエッジの丸さ、色合いがマクドナルドのおもちゃを彷彿させますねw
今見ても尖ったデザインしてるので、今HGで出したらかっこよく仕上がりそうですね!
ねこめさん、コメントありがとうございます!
マクドナルドのおもちゃの感じ、めっちゃ分かります(笑)
このヴァサーゴのように、今のHGの完成度でリメイクしてくれたらカッコイイMSは他にもいると思うので、期待したいところですね!