まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
今回のキットレビューは前回のヴァサーゴと同じ作品「機動新世紀ガンダムX」から後期主役機「ガンダムダブルエックス」です!
宇宙世紀系以外の作品がHGシリーズに加わってから、結構後期に出たキットですね。No.163ということなので、今に近い関節構造などが採用されていると思います。
こちらは旧キットとは言えないので、通常通り、合わせ目チェックと後ハメ加工チェックなどを交えてレビューしていくので、最後までよろしくお願い致します。
↑メーカー小売希望価格は¥1,870(税込)となっております。購入時の価格にはご注意ください。
Akidou的キット総評
まず結果として、下記のような印象です。それぞれのポイントを☆で表しました。
基準値は として、僕なりの印象を☆で表しました。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
※星が低い=良くないキットというわけではありません。
例えば、素組みフィニッシュ派の方なら「素組み再現度」が☆5に近い方が満足いくでしょうし、ポーズをつけて遊びたい派の方なら「アクション」の☆が5に近いほうが満足いくでしょう。そういう感じで参考にしていただければと思います。
レビュー内容を動画で見たい方はこちら
パッケージ&ランナー紹介
2013年頃に発売されたHGシリーズ No.163 のキットで、ガンダムX、ガンダムXディバイダーに続いて、3機目となる「機動新世紀ガンダムX」の主役機となります。
およそ9年前ぐらいのキットですが、構造としては比較的新しい方のキットなので、プロポーションや可動域は決して悪くは無いはずです。
可動ギミックもしっかりと再現されていて、武装もしっかりと用意されているので、ファンにとっても嬉しいポイントですね^^
ガンプラ初心者の方でも楽しく作れるような組み立て構造になっているので、オススメです。
それでは、ランナーのご紹介。
ランナーが全部で8枚とポリキャップ、ホイールシールとなっていて、ランナーが多いのでパーツ数も多いのでは?と思いがちですが、意外や意外、パーツ数は128パーツです。(あれ?意外と多いか?(笑))
Aランナーは脚やシールド、リフレクターなどが配置されたランナーです。
パーツ構成も悪くなく、どのパーツがどの部位なのか分かりやすいので、組み立てやすかったです。
Bランナーは2枚あり、主にツインサテライトキャノンの砲身と腕パーツなどですね。
どのパーツもほとんど肉抜きなどがされておらず、一体成型の腕パーツなども合わせ目が出ないのが助かりますね。(逆に言うとパーティングラインは出てしまいますが・・・)
ツインサテライトキャノンの伸縮ギミックは再現されながらも、組み立て後に差し込むことが出来るので、塗装派のモデラーにとっては嬉しいポイント。
Cランナーは関節などの内部パーツとなってます。(一部パーツがポロリしております)
関節は、同時期に作られたキットだと共通だった気がします。
ハンドパーツが左右握り手1つずつと、右手のライフル持ち手の計3つ。最低限揃っていることに違いありませんが、やはりハンドパーツの表情でポージングも活かされてくることを考えると、平手パーツなども欲しいところ。
Dランナーは胸部や足、肩などのパーツです。
足の裏を見ていただくとお分かりだと思いますが、ここだけ唯一肉抜きがされています。
足裏なので気にならない人はそのままでもいいと思いますが、やはり完成度をあげるなら、ここの手入れは必須だと思います。
Eランナーは黄色のランナーです。
主に放熱フィンですが、キットの成型色だと黄色ですが、本来はゴールド(金ぴか)の印象なので、ここは素組み派の人にとっては残念なところかも知れません。(メッキパーツだと良かったですよね)
F1とF2ランナーは、クリアーパーツと赤いパーツ少量です。
胸部のパーツ(マイクロウェーブを受信する箇所)がクリアーパーツで再現されているのは嬉しいポイント。シール仕上げの場合、内部にシルバーのシールが貼られる為、光で反射されます。
ポリキャップはPC-002です。
首の関節だけはポリキャップにしないでいただきたいと思うのは、僕だけでしょうか?(笑)
それ以外はポリキャップの進化が見えて好きなんですけどね~。
付属のホイールシールです。
ライフルなどのセンサーや、脚の膝などにシールが使われていて、細かい部分のシール再現が非常に多いキットではあります。
ただ、背中のリフレクターのシールは雰囲気としてはバッチリです。シール仕上げでも、リフレクターのシールを貼るだけでテンションが上がるぐらい違って見えます。
全128パーツで完成します。
組立説明書も特筆すべき箇所はなく、よくある最近のHGシリーズと同じ感じですので、慣れている方は見慣れた感じだと思います。まぁ、見やすいですよね^^
素組み完成
素組み完成しました。
全体的なプロポーションなどは良い方ではないでしょうか?好みによっては「脚が短い」や「首が埋まり過ぎ」などあるかも知れませんが、一般的なガンダムスタイルとして受けが良いスタイルにはなっているかと思います。
全体的にディテールも細かく入っており、仕上がりとしてはバッチリだと思います。
あと、皆さん気になっているであろう「重心」ですが、写真のように気持ち「S字」で立たせたら倒れることは無さそうでした。ただ、ツインサテライトキャノンが少しでも後ろに可動したら倒れてしまうと思います。
ちゃんと体に引き寄せた状態で構えたら、立たせるだけなら問題無く立つのでご安心を。
細かいところに目を配っても、ほとんど粗が無いので、非常に優秀な良キットではないでしょうか。
それでは、合わせ目チェックしてみましょう^^
HGAW 1/144 ガンダムダブルエックスの合わせ目ポイント
かなり優秀なキットで、それほど多くの合わせ目はありません。
まず、脚の脛に合わせ目が少し入ります。脛に若干の膨らみがディテールとして存在しますが、ここにも合わせ目が入ってしまうのが少し面倒ですね。
反対側のふくらはぎにも合わせ目が入ります。ここは上半分は段落ちモールドになっているので、実質合わせ目として処理するのは下半分だけとなります。
腕は上腕、下腕どちらも長方形型のくり抜きパーツとして成型されているので、合わせ目はありません。しかし、肩のこの部分は合わせ目が入ります。
ここの合わせ目を処理するとなると、後述する後ハメポイントも手を入れる必要があるので、例えば前後対象の位置にスジボリを加え、間となる箇所を段落ちにするなどで対処しても良いかも知れません。
胴体の上面にも合わせ目が入ります。それと同時に脇腹側面にも入りますね。
あと、後述する後ハメ加工チェックで見逃していたのですが、ここを処理すると腹部の赤いパーツも後ハメ加工が必要となりますが、ここは形状的に若干面倒な気がするので、素直にマスキングによる塗り分けの方が手間をかけずに済みそうな印象です。
頭部のトサカにも合わせ目が入ります。まぁよくあるガンダムヘッドの合わせ目です。
もちろん、そのまま後頭部まで処理する必要があります。
ここを処理するという事は、内部のフェイスパーツも後ハメ加工をする必要が出てくるので、面倒だったり苦手だったりする方は、ここを段落ちにしてしまうのもアリだと思います。
ツインサテライトキャノンの砲身はモナカ合わせな為、センターに合わせ目が入ります。
基部と伸びる方と2つのパーツで構成されているのですが、どちらも同じように合わせ目が入ります。ただ、この2つのパーツの接続は、組み立て後に差し込んで取り付けるタイプなので、別々に処理してしまってから塗装して差し込むという流れで問題ありません。
専用バスターライフルにも合わせ目が入ります。これもビームライフルあるあるですね。
おそらく全体の合わせ目はこれぐらいではないでしょうか?
この頃のHGキットだと、すでにこれぐらいの合わせ目だけで済むようなパーツ構成になっているので、素組み派の方にも塗装派の方にも嬉しい完成度と言えるでしょう^^
HGAW 1/144 ガンダムダブルエックスの可動チェック
それでは、可動域のチェックをしてみたいと思います。
と言っても、特筆して可動が凄いという訳でもないので、サクッと説明します。
まず頭部は若干上下左右に動きます。
腰の回転も若干可能で、腰のブロックには中間箇所にボールジョイントによる前傾可動があります。
腕は水平程度まで上げることが出来、上腕での回転軸も設置されています。
もちろん肩を中心に回転もします。
肩の接続ポリキャップは前後スイング用のものなので、若干引き出すことでこのように内側に向けた角度で自然にポージングすることも可能です。
肘には二重関節が仕込まれているので、このように直角あたりまで曲げることが可能です。
フロントアーマーはほぼ直角まで上げることが可能なので、脚の付け根からこのように上げることも問題なく出来ます。
また、太ももの付け根に回転軸もあるので、足をハの字に開いて立たせることも難なく出来ます。
同時に膝も二重関節となっていることで、このようにしっかりと曲げることが出来ます。
足首も前後左右、ある程度は可動してくれるので、足を開いた時の接地性はそこそこ高いと思います。
全体的に良く動いてくれるキットではありますが、特筆して他のキットよりも可動域が広いかと言われるとそうでもなく、平均値と言えるでしょうか。
それでも個人的には、スムーズにポージングも出来るし、ツインサテライトキャノン発射形態も無理した可動で再現しているわけでもないので、不満と感じるポイントはありませんでした。
HGAW 1/144 ガンダムダブルエックスの後ハメ加工ポイント
前述した合わせ目処理をするとなると気にしたいのが後ハメ加工ですね。
まずは肩の内部にあるグレーのパーツ。ここは組み立て時は、前後の肩パーツに挟み込んで取り付けるようになっているのですが、写真のように一部の接続ダボが開口しています。
もしかするとここを少し加工してあげると、肩パーツを組み立て後に上方向からパチッと組み込むことが可能かも知れませんね。
フェイスパーツも後ハメ加工が必要となる箇所です。
必要となるのはこの赤いパーツの部分、ツインアイと顎のところですね。ここは従来のガンダムフェイスと同様の処理で問題無さそうですが、おそらくフェイス部分を切り取って、塗装後に接着してしまうのが一番良いかと思われます。
全体的に後ハメ加工が必要そうな箇所はこれぐらいではないでしょうか?
なかなか優秀だと思います^^
あまり手を加えないでいいキットは、モデラーとして助かりますね。
HGAW 1/144 ガンダムダブルエックスを色々撮影してみました
ガンダムダブルエックスを色んな角度で撮ってみました。
かなり可動域も広く、自由なポージングが取れる良キットだと思います。
ツインサテライトキャノン発射姿勢は左右にも前後にもスペースを取りますが、1/144サイズにしては迫力のあるポージングとなるのでオススメです^^
HGAW 1/144 ガンダムダブルエックスの総評
という事で、ガンプラキットレビュー「HGAW 1/144 ガンダムダブルエックス」はいかがでしたか?
改めてもう一度、評価を記載しておきます。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
組み立てやすさは”5″と言えますし、前述したようにポージングに関しても”4″としました。
素組み再現度は、若干シールに頼った色分けがある為”3″、ハンドパーツの種類が3つしかないので少し残念ということで”3″となります。
前回レビューした「1/144 ガンダムヴァサーゴ」と並べると、やはりこちらの方がディテール等のクオリティは高いですね。それでもあまり大差を感じないのは、旧キットのガンダムヴァサーゴの完成度が高いということでしょうか。
ということで、次回はまたまた旧キットの「1/144 R・ジャジャ」をレビューしたいと思います。お楽しみに^^
それでは~
↑メーカー小売希望価格は¥1,870(税込)となっております。購入時の価格にはご注意ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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