そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回は「アオシマ」から発売された、アニメ「魔境伝説アクロバンチ」に登場する「1/144 アミンガ」です。
国際映画社と日本テレビの共同制作で放送された1982年のロボットアニメ「魔境伝説アクロバンチ」に登場した赤軍鬼アガイルが率いる一般兵のメカがこちらの「アミンガ」です。
と言っても、原作の活躍を全然覚えておりません・・・(笑)
4本脚な上にとても細い脚で、両手のクローで攻撃をするという、なんだか昆虫のような感じの見た目ですが、パッケージのイラストはめちゃくちゃカッコ良くないですか?
はたして完成度はどうなのでしょうか?
それでは作っていきましょう。ぜひ最後までご覧ください^^
↓動画でもご覧いただけます。
キットの内容だけを見たい方は、目次の『アミンガ キット内容説明』からご覧ください。
「アミンガ」について
1982年に放映された国際映画社と日本テレビの共同開発で製作されたロボットアニメ「魔境伝説アクロバンチ」に登場したのがこの「アミンガ」です。
「アクロバンチ」の説明は前回のレビューで軽くしておりますので、気になる方はそちらをご覧ください。
「アミンガ」はディラノスと違い「四本脚」で、細い脚をしています。
脚の先端にはバーニアがついており、飛行することが出来る(と思います)のが特徴。
両手にはクローを装備しており、ここはディラノスと同じですね。
・・・これぐらいでしょうか、アミンガの情報としては(笑)
と言うのも、アミンガの情報が皆無で解説にとても困っております。
ただ、パッケージの横にこう書かれています。
『地、空、海を自由に走行できる。』これは、地上戦はもちろん、海中戦も空中戦も適応しているということなので、案外高性能であることが考えられますね。
『ふだんは、各UFO内にしまわれている。』そりゃそうだ(笑)。
『四本足のため、おもに岩場などを、とくいとしている』これは意外。岩場のように足場の不安定な場所だと、この細い脚では苦手のように思われますが、得意ということは、各脚が機体のバランス制御をしっかりと行えるということです。やはり高性能なのでは?
『巨大なジェットが内蔵されているため、大気圏外飛行も可能である』なんと!大気圏外も飛行可能だそうです!実は四本脚の中心には大型バーニアがついているんです。地底人であるゴブリン一族のメカなのに大気圏外を想定して作られているということは、これはもう高性能だと考えるしかありません。
と、いうことで、アミンガは高性能な一般兵士用量産機であることが分かりました。
そのうえで、もう一度アミンガを見てみると・・・
どうです?カッコ良く見えてきませんか?(笑)
果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「アミンガ」キット内容説明
「魔境伝説アクロバンチ」に登場した敵「ゴブリン一族」の赤軍鬼アガイルが率いる一般兵用のメカ「アミンガ」をアオシマがキット化したプラモデル。
ランナーは全部で2枚、パーツ数は全部で52パーツ。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
各ランナーです。
成型色は濃い深緑のような色で、設定の緑系ではあるものの、若干濃いですね。
もちろん、合わせ目はモナカ合わせの為、ちゃんと目立ちます。
組立説明書兼塗装見本図とアンケートはがきと接着剤です。
ディラノスが8色あったのに対し、アミンガは5色と少ない色設定なので、塗装は案外楽ではないでしょうか。
素組み完成
ということで、素組み完成です。
サイズ感はやはり小さく、お世辞にもあまり良いバランスとは言えません。
一応、四本足を上手く開けば自立は可能ですが、関節の緩さと上半身のバランス取りが難しく、自在に開いて自立させることが非常に難しいキットだと思います。
前と後ろの見分けがほとんどつきませんね(笑)
ディラノス同様、どう見ても「箱絵の方がカッコいい」と思いますが、そこはキットを箱絵に近づけるように作ることを目標に出来るので、それはそれで良しですね。
顔の周りなどが若干白くなっているのは、瞬間接着剤の白化によるものです。
このキットも、箱絵とよく見ると色々と違う点が見られます。
例えば、顔の作りもよく見ると違っており、キットは一回り大きさが小さく、口も小さい気がします。耳にあたる部分もまったくと言っていい程形状が違いますね。さらに両耳から伸びている触覚のような部分(箱によると『レミーライザー』)も、箱絵はニードルのようなものになっていますが、キットではハンガーの先端みたいになっています。
それ以外にも、肩や脚など、細部が若干違いますね。
背面はアオシマキットにしては珍しく、ディテールがしっかりと入っているのが見られます。
ちなみに、顔の回転は可能ですが、胴体の回転や肩ブロック(出っ張っている部分)の回転は不可能です。
また、以前のディラノス同様、肩の可動がかなり柔軟な印象でした。
ボールジョイントでは無いのですが、グリグリ動く感じで可動が出来るのはとても良いですね。
肘の関節もカニのように90度近く曲げることが出来ます。
また、先端のクロー部分も根本で可動が出来る上に、先端が開くギミックになっています。
このキットは、腰の回転などが無いので、ポージングの時の表現としてはこの「腕」が大きく占める部分なので、クローの開閉は嬉しい部分だと思います。
顔も可動はするので、ディラノスに比べると若干表現しやすいキットではないでしょうか。
四本脚は根本で90度可動し、中間点で90度可動します。
その為、完全に開き切った状態にも出来るし、腰を落としたような状態で立たせることが可能です。
ただ、先述したように、バランスを維持するのが難しく、おまけに脚の関節が緩く(と言っても旧キットの中ではまだ硬め)、前傾だったり左右に傾けたような立ち方は出来ません。
その辺りはポージングの際にマイナスになってしまうので、改造するのであればこの「足の関節」の強化は必須のキットだと言えます。(ディスプレイスタンドに取り付けるようにするのもアリです)
頭部の組み立ては、手先が不器用な方は少してこずるかも知れません。
と言うのも、肩と胴体は一体成型なので、この凹の中で頭部パーツを左右挟み込みで組み立てたり、耳のパーツを接着しないといけません。
ピンセットがあれば活用する場面なので、頑張って組みましょう!
このように、腕と頭の回転、脚の開きだけでポーズをつけないといけないので、パターンが限られてきます。
パッと見の見た目としては、悪くないと思うのですが、やはり、塗装と一部改造が出来た方が、このキットをカッコ良く仕上げられると思います。
せっかく貴重な当時キットなので、完成出来る範囲で改造をして楽しんで作るのが、このキットを楽しむ醍醐味じゃないでしょうか?
「アオシマ 1/144 アミンガ」レビューまとめ
今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
この「アミンガ」は、ディラノス同様、パッケージの方がカッコ良く、キットそのものの再現性は高いとは言えない完成度となっているキットだと感じました。
前述したように、塗装だけでもアミンガらしさは感じられると思いますが、箱絵を参考に部分的に手を加えていくことで、より箱絵に近いカッコイイ「アミンガ」に仕上げる事が出来ると思うので、ぜひ挑戦してみてください!
他にも、旧キットの積みプラがたくさんあるので、順番にレビューしていこうと思います。気になってくれた方はぜひブックマーク登録お願いします。出来ればYouTubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。
ということで、次回のキットはこちら。
さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?
ヒントは「上下で分離するガンプラ」です!ぜひ次回のレビューもよろしくお願い致します!
それでは、次回も楽しみにお待ちください~
今回レビューしたキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
※定価は当時価格で330円(税込み)です。購入の際の価格にはご注意ください。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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