そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回はアニメ「伝説巨神イデオン」に登場する「AOSHIMA」から発売された「1/600 波導ガン(イデオンガン)」です。
「波導ガン」は、イデオンの武装の一つで、一発でバッフ・クランの大部隊を一掃出来る程の高威力を持った、アニメ史上最強とも言われる武器の1つです。
こちらのキットは波導ガンのみとなっていますが、別売りの「1/600 イデオン(Aメカ・Bメカ・Cメカ)」と組み合わせることが可能となっています。
動画では、A~Cメカを合体させて波導ガンを持たせるところもお見せしているので、気になる方は後半の方をご覧ください。
記事では「波動ガン」単体でご紹介します。
それでは、ぜひ最後までご覧ください^^
↓動画でもご覧いただけます。
キットの内容だけを見たい方は、目次の『波導ガン キット内容説明』からご覧ください^^
「波導ガン」について
富野由悠季監督のTVアニメ「伝説巨神イデオン」に登場した主役機「イデオン」の武器が「波導ガン」(通称「イデオンガン」)です。
前述したように、バッフ・クランを1発で壊滅状態にまで陥れることが可能な程、強力な威力を持った武器(しかもそれでも半分程度のエネルギーでした)で、パッケージに記載されている(M・B・H兵器)とは「ミニブラックホール」を応用した武器であることを意味します。
それまでのイデオンの武装と言えば、「グレンキャノン」や「ミサイル」と言った実弾と殴る蹴るのいずれかだったところ、突然新しい武器を見つけた(遺跡のように発掘された)と思えば、恐ろしいまでの破壊力を持った武器という(笑)
これは後に「スーパーロボット大戦」というゲームにイデオンが登場した際も再現されており、同シリーズの中でもトップクラスで凶悪性能を再現しました。
そんな波導ガン(イデオンガン)をアオシマさんがキット化という事ですが、果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「波導ガン」キット内容説明
「伝説巨神イデオン」に登場した「波動ガン」をアオシマがキット化したプラモデル。
ランナーは全部で2枚、パーツ数は全部で29パーツ。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
ランナー1枚目です。
波動ガンの基本的な本体パーツが真っ二つに分割されております。
パネルの再現もディテールで表現されていて、今なら「シール」で再現されるような箇所ですが、ディテールで再現するという頑張りよう。
上部の「イデオン」マークは台座に取り付けるもので、このマークはイデオンのロゴマークと同じです。
2枚目のランナーは台座や本体のディテール部分、取っ手などが配置されています。
専用のハンドパーツがついていて、1/600イデオンに持たせる際はこのハンドパーツを使用します。
波動ガンのディテールとなる小さなパーツがいくつかありますが、全体的にパーツ数は少なめなので、あっという間に完成します。
組立説明書と塗装見本図です。
塗装見本のイラストは、資料のようにカッコ良く、これはこれでいいですよね^^(実際のキット塗装見本がないのですが・・・。)
おなじみのセメダインと、ビニールチューブが2本入っています。
このケーブルを、波動ガンとイデオンの本体に繋げるのですが、先端の差し込み部分とキットの差し込み部分はすぐに外れてしまうぐらい小さい接続面しかないので、可能であればここは何かしらの手を入れたいところ。
素組み完成
ということで、素組み完成です。
思っていたよりも完成度は高く、ほとんどが本体を2分割しただけとは思えないディテール感が素晴らしいですね。
個人的な好みではありますが、この砲身の長さがイデオンガンらしいフォルムだと思っているので、かなりカッコ良く感じます。
また、パーツ分割の構成がとても良く、無理のない部分での分割による完成時の目立った違和感があまり無いということも素晴らしいですね^^
全体的なエッジの甘さや、曲面の不自然さは当時のキットと考えたら致し方ありません。
ただ、アオシマさんの頑張りが見えると言うか、可能な限り再現をしているという部分を考慮すると、そういった点も「後は我々ユーザーが頑張りますよ!」という気持ちになります。(なんの話?(笑))
むしろ、キット化してくれているだけでも嬉しいですからね(笑)
褒め倒していますが、ディテール感が良いとは言え、やはりまだ少し寂しいと感じる部分も少なくはないので、ディテールアップは考えたいところ。
前述した塗装見本のイラストと比べても、まだ足りていないディテールもあるので、その辺りも参考に手を加えていくと良いかも知れませんね^^
取っ手のところのパーティングラインや、中央パネルに見えるヒケなど、基本的な面処理をする必要があるところも多いので、根気良く仕上げていくといいでしょう。
通常のキットと違い、波動ガンの大きさ的にも手軽に作れるサイズ感なので、もし初心者の方でたまたまこのキットを作る機会があれば、ゆっくり丁寧に仕上げる練習をするのにちょうどいいかも?
本体中心に合わせ目が入ります。
中央部は上下とも、被せるように別パーツがあるので隠れてくれます。写真に写っているこの範囲の合わせ目消しが必要になりますが、モールドが入っているので、彫り直すなどの対処が必要です。
中央パネル上部にも、先ほどの合わせ目の延長が少しだけあります。
あとエネルギー供給のリード線を繋ぐ部分(取っ手の近くにある細い筒のようなパーツ)にも合わせ目が入ります。
先端部分のパーツ接続箇所にも合わせ目がありますが、設定画ではここは繋がっているように感じます。ただ、境界線かつエッジ部分でもあるので、合わせ目を活かしてディテールにしてしまうのも全然アリだと思います。
下から見ると当然ここにも合わせ目が入るのですが、注意点は「ディテールが分割されている」という点。
ここは形状的にもプラ板を切って貼ってすれば上手く対処出来そうですが、それだけでも初心者には難しいと感じる部分なので、どうせ下側で見えにくい箇所だと思えば敢えて合わせ目消しはスルーしても良い箇所かも知れません。(笑)
幸いにもフィン状になっている部分は別パーツにしてくれている為、合わせ目がありません。
台座のイデオンマークはしっかり塗り分けるとカッコ良く飾れそうな予感です。
というか、ロゴをパーツ化するってなかなか見ませんよね?(笑)こういう着眼点を持っているアオシマさんが僕は好きなんです。
付属のハンドパーツですが、これは1/600イデオンに取り付ける際に使用します。
ちょっとここでは写真の用意が出来ませんでしたが、動画の後半の方で「1/600 Aメカ・Bメカ・Cメカ」を合体させて、「1/600 イデオン」に波導ガンを持たせているので、気になった方は後半だけでもご覧ください。
波動ガンの取っ手の可動域、このハンドパーツ、イデオンの腕の位置、それぞれの悪い作用が働き、持たせるのに相当苦労します(笑)
ただ、持たせた時のサイズ感などはバッチリだと個人的には思うので、イデオンをちゃんと作ろうと思っている方は、ぜひこの波動ガンも完成させて持たせてほしいですね。
「アオシマ 1/600 波動ガン」レビューまとめ
今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
この「波動ガン」は、波動ガンらしいフォルムと、そこそこしっかりとしたディテールが入った良キットだと感じました。
細部を見れば手を入れたいところも多いのは多いですが、そのままでもOK、手を加えたい人でも色々と手を入れる箇所があって楽しめる、「プラモデル」として絶妙に楽しめるラインに位置するキットと言えるのではないでしょうか。(当時のイデオンキットは多くがこの位置だと思います)
ただ、「波動ガンとして飾る」ことと「イデオンに持たせる」ことが、ハンドパーツとリード線だけでは両立出来ないということが難点でしょうか?イデオンに持たせる為にハンドパーツをつけてしまうと、波動ガンにはハンドパーツが付いた状態になってしまう為です。
可動指では無いので、その点はどうしようも無いのですが、上手く改造すればここも改善するかも知れませんね^^
ということで、まだまだ「アオシマ」のイデオンキットをレビューしていく予定なので、気になる方はぜひブックマーク登録お願いします。
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ということで、次回はこちらのキット。
さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?
ヒントは「オーラバトラー」です!ちょっと簡単すぎたかな?予想しながらお待ちください^^
それでは、次回も楽しみにお待ちください~
今回レビューしたキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
↑定価は330円(税込)です。購入時の価格は十分にご注意ください。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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