そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回はアニメ「天空のエスカフローネ」に登場する「BANDAI」から発売された「LM アレンシェラザード」です。
「アレンシェラザード」は、写真に写っているイケメン「アレン・シェザール」が搭乗するガイメレフで、アストリア王国の天空の騎士に与えられた専用ガイメレフです。
以前レビューした「エスカフローネ」に匹敵する程の性能を持ち、バァン達と共に活躍する主役級の1機です。
それでは、ぜひ最後までご覧ください^^
↓動画でもご覧いただけます。
キットの内容だけを見たい方は、目次の『アレンシェラザード キット内容説明』からご覧ください^^
「アレンシェラザード」について
1996年放映のTVアニメ「天空のエスカフローネ」に登場した準主役機「アレンシェラザード」です。
異世界ガイアにある商業国家・アストリア王国の天空の騎士「アレン・シェザール」に与えられたガイメレフで、剣術を得意とするアレンによってその性能が十二分に発揮され、かなりの強さを見せてくれます。
ちなみに機体の名前は「シェラザード」ですが、どうやら12体いるうちの1体だそうで、こちらは「アレン」が搭乗するから「アレンシェラザード」というキット名で表記されています。
武器はレイピアで、その見た目通り「騎士」らしい戦い方を得意とします。
物語の終盤ではエスカフローネとも一騎打ちをしており、エスカフローネ自体がガイアにおいて最強のガイメレフと言われていることからも、アレンが乗るシェラザードはかなりの強さであることが分かります。
このキットが可動すればかなりカッコイイキットだと思うのですが、あいにく「リミテッドモデル」は可動をほぼオミットしているので、その点は非常に残念ではありますが、果たしてどのような仕上がりなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「アレンシェラザード」キット内容説明
「天空のエスカフローネ」に登場した「シェラザード」をバンダイがキット化したプラモデル。
ランナーは全部で2枚、パーツ数は全部で20パーツ(+マント1枚)。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
ランナー1枚目です。
リミテッドモデルらしい「大胆な分割」によって、かなり少ないパーツ数で完成させることが出来ます。
胴体や腕、武器となるレイピアなどがありますね。
リミテッドモデルではよく「武器がランナー外周に配置されている」のですが、通常の成型と何か違いはあるのでしょうか?あまりガンプラでは見ませんよね?
2枚目のランナーは、肩や脚部です。
肩のリベット表現や膝関節のディテールなど、意外と立体的なディテールが造形されているので、リミテッドモデルと言えど、再現性は期待できるキットだと思います。
組立説明書は見開きタイプです。裏面には塗装見本があります。
以前のエスカフローネの記事でも書きましたが、個人的にこの「布のマント」は繊維がスケール感と合わないので好きではありません。かと言ってビニールなどでも嬉しくないので、致し方無いとは思いますが、今の技術だとマントはどのように再現されるのか気になりますね。
素組み完成
ということで、素組み完成です。
レイピアが長いので、若干遠くからになってしまいますが、全体的なバランスは決して悪くはありませんね。
前述しましたが、こちらのキットは可動はほぼほぼ皆無ですので、基本的には立ち姿として完成させるキットです。
そのおかげかどうかは分かりませんが、キットの安定性はかなり良く、フィギュアを置くような感覚で飾れるので、その辺はキットとしての良さを十分引き出してくれていると思います。
上半身のアップです。
エッジの甘さや面の精度は高くないですし、パーツのほとんどが一体成型で作られているのでパーティングラインも目立って仕方ありません。
ただ、それらを綺麗に処理すれば、むしろこの細かいディテール感が引き立つので、結構カッコイイ仕上がりになってくれるのでは無いか?と感じました。
こちらはシェラザードの下半身です。
合わせ目がセンターに入るので、ここの処理もしたいところですが、結構ディテールやモールドを跨いでいるので、若干面倒そうな部分です。
ただ、キット全体で合わせ目自体が少ないので、ここは丁寧に処理したい部分ですね^^
マントで隠れていた背面です。
肩や胴体の鎧の立体感は素晴らしく、内部のチラ見する部分もディテールがちゃんと入っているので、好印象な部分。
そうなると益々、マントの目の粗さが目立ってしまう気がしてしまいます(笑)
下半身後ろ側です。
ふくらはぎなど、若干ディテールが誤魔化されているような部分も見えますが、ここにも合わせ目が入るので、資料などを確認して可能な限り再現できると、さらに仕上がりも引き締まりそうです。
頭部と肩、鎧に合わせ目が入ります。
今回のマントも組み立て時に内部に仕込むことになるので、接着してしまうと着脱が不可能になります。
この点はこのキットの残念なところでもあります。せっかく背面のディテールも良いので、着脱式にしたいところですが、改造をするにはリミテッドモデルシリーズは向いていません。
理由はパーツのほとんどがソリッドタイプのパーツだからです。他のプラモデルと違って内部に空洞というものがほぼ無く、加工がかなり大変なんです。
その点、MODEROIDシリーズで発売されている「シェラザード」を参考にしてみても良いかも知れませんね。
脚部後ろ側にも合わせ目が入ります。
ここもやはりディテールなどが多いのでサクッと合わせ目を消すわけにはいかない部分で、前述したようにディテールそのものが曖昧な感じなので、どのようにするかを考えないといけません。
ちょっと面倒な部分ではあります(笑)
ハンドパーツは、以前のエスカフローネと違い、ちゃんとピンで差し込むタイプに変更されています。これは地味に嬉しいポイントです^^
小さな穴もちゃんと再現されているので、ここも表面を綺麗に処理してやるだけで精密感はアップしそうですね。
「バンダイ LM アレンシェラザード」レビューまとめ
今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
キット自体が立ち姿オンリーな為、ポージングなどが無い分、記事内容が少なくなりました。
この「アレンシェラザード」は、リミテッドモデルとは言え、各部のディテールも良い感じで、比較的シリーズの中では良キットだと感じました。
あとはマントの着脱をどうするか、あと、両肩のエナジスト(宝石のようなもの)をどう表現するかも完成度に左右するポイントでしょう。
エッジやモールドが甘かったり、綺麗な面出しが出来ていない部分が多いので、整面処理に力を入れればかなり完成度はアップするのではないでしょうか^^
ということで、近いうちにもう1体の「LMエスカフローネキット」をレビューする予定なので、気になる方はぜひブックマーク登録お願いします。
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ということで、次回はこちらのキット。
さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?ついにあの最強武器に手を出します・・・(笑)
それでは、次回も楽しみにお待ちください~
今回レビューしたキット
※本来はLMのシェラザードを紹介したいですが、何故か高額で販売されているので今回はリンクを貼りません。お近くの中古ショップなどを探せば結構目にすると思うので探してみてください。
ただ、個人的に格好いいシェラザードが欲しければ、少し値段は張りますがMODEROID版の方が満足すると思うので、こちらのリンクは以下に置いておきます。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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