気になるページがあればご活用ください^^
- 1ページ目:塗装をする方法の説明(筆塗り、ペン塗り)
- 2ページ目:塗装をする方法の説明(スプレー塗装、エアブラシ塗装)
- 3ページ目:筆塗りに必要な道具って何?(筆、塗料、パレット)
- 4ページ目:筆塗りに必要な道具って何?(うすめ液、他にあるといいもの)
- 5ページ目:実際に塗ってみよう
- 6ページ目:まずは練習から~ガンプラに塗る前に(このページです)
- 7ページ目:実践してみた違いを見てみよう~まずは筆塗りを始めよう
まずは練習から
筆塗りは何度も実践することで感覚として慣れていくと上手になります。
本命のガンプラに挑戦してもいいと思いますが、まずは安価なキットで何度か練習してから挑むという方法もアリでしょう。
安価なプラモデルとしては以下のようなキットがオススメです。
オススメは「FG」。1つ500円以下の低価格ながら完成度が高く、塗装が上手くなることでクオリティの高いガンプラを飾っておけます。(※たぶん店舗で買った方が安いと思います・・・)
今回実践にも2体使ってますので、ぜひご覧ください!
もう1つオススメは「HG」の若い番号のキット。例えば、「ジム」や「旧ザク」など。これらは7~800円程度で入手可能で、HGの完成度としても素晴らしいキットです。塗装するだけでも見栄えするキットなので練習には持ってこいですね。
最後にオススメなのは「旧キット」。これらも低価格で購入できるのでオススメですが、HGなどと違いディテールが少ない分、塗る面積が大きくて練習しやすいです。旧キットならではの見た目が塗装によりカッコ良く仕上がると、テンションもあがりますよね。
ただ、古いキットはほとんどが接着剤を必要としていて、組み立てに少し技術がいるのだけ注意です。
練習も終わったし、実際にガンプラに塗るか!っとその前に!
ガンプラに塗る前にちょっと待ってください!
実はとっても重要な事があるのですが、今塗ろうとしている塗料の色はキットのパーツ色と似た色でしょうか?!
全ての塗装に言えることですが、塗装をする際に知っておくと知らないで仕上がりに大きく差が開くことがあります。
それは「下地による影響」です。
「下地」とは、塗装する面の色のこと。例えば写真で言うと、青いパーツの上に赤の塗料を筆で塗ろうとしています。
このまま塗装をすると、この赤色は「暗い赤色」になってしまいます。
何故塗装をする前にそんなことが分かるのか?それが「下地の影響を知っているかどうか」なのです。
塗料には「隠ぺい力」という性質があります。この「隠ぺい力」とは、塗料がどれぐらい下地の色を隠すことが出来るかを表しています。
例えば、今回の「赤色」は下地の色に影響を受けやすいので隠ぺい力は「低い」と言えます。
つまり、青いパーツの上に隠ぺい力の低い「赤色」を塗ることで、青い色に影響を受けてしまい、結果として「暗い赤色」になってしまうんです。
写真のシールドに塗装した右半分側は「直接赤色を塗ったエリア」。
シールド左半分側は「下地に白を塗ってから赤色を塗ったエリア」。
明らかに「下地に白を塗ってから赤色を塗ったエリア」の方が明るい赤色をしていますよね?^^
このように、青いパーツを隠ぺい力の低い「赤色」で塗りたい場合は、まず青いパーツに白(ピンクも可)などの「発色の良い色」を下地に塗ってから(※)赤色を塗ってみましょう。すると「明るい赤色」に塗ることができます。
(※今回はわかりやすくする為に簡単な説明をしていますが、下地と上塗りのコントロールは奥深いものがあります。もっと詳しく知りたい方は「塗装 下地 発色」などで調べてみましょう^^)
使う色によって隠ぺい力も違い、下地に影響を受けにくい色、受けやすい色があります。
思った通りの仕上がりにしようと思うとこの「下地を考えながら塗装する」ことが非常に重要になってきます。初心者には少し難しい話かも知れませんが、いずれ直面する問題だと思うので、今回は簡単に説明させていただきました^^
隠ぺい力についてはまた別で記事にしたいと思っています。
次のページで最後です。お疲れさまでした。
最後は実際に筆塗装した例をお見せします。(と言っても僕の技術はまだまだですが)
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