まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
1/60 ブロッケンレイバーの製作記、その2となる今回は、スジボリ辺り~スリット加工をご紹介します。最後までごゆっくりどうぞ~^^
キットのレビューは下記記事をご覧ください。
メリハリをつける為にディテールアップ
今回のテーマは「メリハリをつけてキレイに作る」ということで(詳しくはその1をご覧ください)、メリハリをつける為の加工を施していきます。
ブロッケンはレビューでも紹介しましたが、ディテールなどがしっかりと再現されていて、最低限の情報量は詰まっているキットです。しかし反面、全体の印象が丸みのあるデザインである為、もっさりしているような印象もあります。
そこで、元のディテールを活かし、縁を彫り直すことで別パーツのように見せたり、厚みを感じさせたりすることでメリハリのある印象を持たせようと思います。
全体を施しますが、ここではボディ背面で説明していきますね。
ブロッケンの背中にある排気ダクトのような部分、ここをケガキ針で縁取りしていきます。この時点ではあまり深く彫るということではなく、あくまでガイドをつける程度の感じで彫っていきます。
次にデザインナイフの先端を使って先ほどのガイドを彫っていくのですが、この時に「このパーツがどう見えるのか?」を考える必要があります。
それによって、刃の位置が変わってしまうからです。
具体的に言うと、今回の排気ダクトは「ボディ内側から突出している」イメージで仕上げようと思っているので、その場合は刃の向きは写真のようになります。しかし、排気ダクトが「ボディ外側に取り付けている」イメージで仕上げようと思った場合は、刃の向きは先端が排気ダクト側、刃がボディ側に向いている必要があります。
この図はメイレスビャクチ製作記その2で登場したものですが、下にある①と②の仕上がりは見た目が若干違うかと思います。①の方は緑の平面から出てきている印象、②の方は緑の平面の上に置いてある印象です。
前述したブロッケンの排気ダクトは①のようにしたいわけですね。
図の黄色のパーツが排気ダクト、緑の平面がボディ面にあたるので、先の写真では刃の先端がボディ側に向かって入っているわけです。
サフや塗膜が乗ることを考えて少し深めに彫っておき、その後は#320ペーパーで縁をヤスリ掛けします。どのみち後で表面処理をするので、ここではあまり神経質にならなくても良いかと思います。
排気ダクト左側が加工後、右がキットの状態です。こうやってみるとあまり違いが分からないかも知れませんが、最終的にはこの加工が活きてくると思います。
通常のパネルラインを彫る場合は真っすぐ彫るだけですが、ディテールの縁取りなどを彫る場合は、仕上がりがどのように見えて欲しいかを考えて彫るだけでちょっと違って見えてくるので、もし機会があれば試してみてください^^
背面センサーを加工しよう
背面に飛び出ているセンサーの先端を設定画に近づけようと思います。
キットのままだと先端部分は何もディテールが入っておらず、のっぺりとした感じですが、設定画を見ると先端はマイナスモールドが入っています。
今回はディテールアップパーツを使って、ちょっとだけ形状が違いますが似たようなディテールを追加しようと思います。↑の写真のように先端にそのまま接着すると、その分長さが伸びてしまうので、ちょうど同じぐらいの長さ分、先端をカットしようと思います。
だいたいの位置で先端をノコでカットし、切断面をヤスリ掛けして整えたのが上の写真です。
ここにディテールアップパーツを乗せて接着します。
若干パーツの方が太いようなので、ここはヤスリ掛けで調整しようと思います。こういう場合の接着の際はなるべく中心になるように貼りましょう。
左側のセンサーが加工後、右側が加工前です。先端の加工に加えて、ディテールの彫り直しもしています。
これだけでも印象はかなり違いますよね^^
こういった加工は簡単なので、似たような形状の加工ならぜひ試してみてください。
既存のスリット加工と新規スリット加工
既存のスリットは、頭部、胸部、腕部、脚部とそれぞれに配置されています。
これらのうち、脚部と肩のスリットは実際に貫通させてしまおうと思います。内部メカとかは作りませんが、なんとなく開いてる方がいいかなぁと思ったので(笑)
頭部や胸、腕のスリットは元々細いスリットなので貫通させずにスジボリの要領で対応します。
ここまでは既存のスリット。
前回のその1でもお話したように、組立説明書のブロッケン設定画では、脇腹にもスリットがありますが、キットではここはオミットされています。おそらく合わせ目が来る関係でしょう。
ということで、新規に脇腹にスリットを追加しようと思います。
この部分に下書きのようなスリット5本を追加しようと思います。
左右対称を取りやすいように、5本のスリットのうち真ん中のスリットを合わせ目と同じ位置に合わせます。
まず最初にセンターのスリットをスジボリします。合わせ目の上に合わせて、始点と終点をケガキ針でアタリづけしたら、ガイドテープを貼ってケガキ針で軽く彫ってから、カーバイトでスジボリします。
真ん中のスリットを彫ったら、その隣のスリットまでの距離を測ったノギスで隣のスリットのアタリをつけます。(あとでディバイダーでやれば良かったと後悔しています(笑))
アタリをつけたところを今度はスジボリ、その隣もノギスでアタリをつけてスジボリ・・・と繰り返し、片方のスリット5本を彫ります。
5本掘ったのがこちらです。
これと同じものを反対側にも彫るのですが、最初の1本目(真ん中のスリット)を彫ってしまえば、あとはこれまでと同じ要領で彫れるので、真ん中のスリットを同じように彫ってみましょう。
真ん中のスリットの始点と脇腹のエッジの距離をノギスで測ります。
そのまま反対側の同じ位置に合わせて、スリットの始点にアタリをつけます。
アタリをもとにガイドテープを貼ってまたもやスジボリです。これで真ん中のスリットは完了するので、あとは同じようにスリットを彫っていくだけです。
このスリットがあるだけで、完成した時のアクセントになると思うので、楽しみですね^^
次回はサフチェック~基本塗装かな?
ということで、今回はここまで。
次回は、サフを一度噴いて全体のチェック、表面処理をして、問題がなければ本サフを噴いてから塗装に入っていきます。
表面処理が結構時間かかりそうなので、遅くなるかもしれませんが完成までよろしくお願いします。^^
もし、同じくブロッケンを積んでいる方や作ってみようと思っている方は、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
コメント