まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
今回のガンプラキットレビューは「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」から旧キット「1/144 ジム・コマンド」をレビューしていきます!
OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場する地球連邦軍量産機が「ジム・コマンド」です。
作品自体が一年戦争終結直前ということもあり、一年戦争末期に生産されたジムシリーズの機体で、劇中ではあまり目立った活躍は無いのですが、あまり戦闘シーンが多くない作品ということもあり、数少ない連邦側のキット化となりました。
実は昔(それこそ15年以上前)作ったこともある機体ですが、見つけた時は懐かしさの余りつい買ってしまいました。今見直したらどう感じるのか?楽しみです^^
Akidou的キット総評
まず結果として、下記のような印象です。それぞれのポイントを☆で表しました。
基準値は として、僕なりの印象を☆で表しました。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
※星が低い=良くないキットというわけではありません。
例えば、素組みフィニッシュ派の方なら「素組み再現度」が☆5に近い方が満足いくでしょうし、ポーズをつけて遊びたい派の方なら「アクション」の☆が5に近いほうが満足いくでしょう。そういう感じで参考にしていただければと思います。
パッケージ&ランナー紹介
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争に登場する地球連邦軍の量産型モビルスーツが「ジム・コマンド」です。
ジム後期型をベースに、どのパイロットでも扱えるように開発された量産型モビルスーツで、劇中ではコロニー内に潜入してきたジオン軍MSと戦闘をしていましたが、それ以外はあまり登場していません。こいつとは別に宇宙仕様のジム・コマンドが登場しましたが、また別の機体となっています。
コロニーのことを考え、武器はビームライフルでは無く、マシンガンタイプの武装をしており、性能も初期のジムと比較すると飛躍的に向上しています。
また、セガサターン用ゲーム「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」にも登場しており、主人公達が搭乗する機体もジム・コマンドです。
ちなみに、今回は旧キットですがHGUCシリーズでもキット化されています。そちらの方が完成度は高いと思いますが、旧キットは旧キットで良さもあるので好きな方でぜひジム・コマンドを作ってみてください。
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
武装はシンプルに「ジムマシンガン」「60mm頭部バルカン砲」「ビームサーベル」「シールド」となっており、量産機らしい武装となっております。
ジム・コマンドはジム好きの中でも意外とファンが多いのではないでしょうか?かく言う僕も数あるジム系MSの中では上位に入ります。
それでは、ランナーを見てみましょう。
ランナーが全部で5枚とポリキャップ、ホイルシールとなってます。
各部ランナーです。
一応小さいランナーと言えど、1枚として数えていますが、小さいランナーを含めてもパーツ数は少ないですね。
成型色は4色で、ジム・コマンドらしい若干クリーム色のような白と黒、コックピットハッチの赤とバイザーのクリアーグリーンとなっています。
構成自体は旧キットらしいモナカ合わせがほとんどなので、合わせ目は各部センターに露出するような感じです。
ポリキャップはポケ戦キット専用?なのかな?(NT-1アレックスのポリキャップとは少し違うような・・・?)
ちなみに、肘や膝の関節はポリキャップが剥き出しとなるタイプです。
ホイルシールは少なく、何か所かはマーキングだったりするので、実際は素組みだけでほぼほぼ設定通りの色分けとなっています。
ということで、全66パーツで完成します。
組立説明書はイラストと解説が書かれてあり、資料としても楽しめます。
この頃は、こういったイラスト付きの説明書が多く、毎回読むのが楽しみでした。また復活してほしいですね。
それにしてもこの右側のジムカッコいいですよね(笑)
素組み完成
素組みが完成しました。(今回シールを貼るのを忘れておりました・・・汗)
バランスとしても悪くなく、ジム・コマンドのイメージをしっかりと再現できているキットだと思います。
足首や膝、肘などのポリキャップ感が丸出しなのは少し残念ですが、意識しなければあまり気にはならないと思います。
スリッパ状の足もカッコいいですし、各部ディテールもしっかりと再現されているのではないでしょうか。
脚や腕のセンターの合わせ目は気になりますが、形状的にはジム・コマンドの設定に近い再現が出来ていると思います。
ハンドパーツが少し残念な感じですが、当時のキットだとこれぐらいの再現度なので、気になる方は別のハンドパーツと差し替えた方が良いかも知れません。
ところどころ細かいディテールがちゃんと入っているあたりは嬉しいですね。
バックパックも綺麗に仕上げたら、結構見栄えは良くなる気がしますね。
あと、リアスカートに装着しているビームサーベルの柄が2本取り外しできる点はなかなか嬉しいです。
ビームサーベルを装備した時にちゃんと取り出した分の柄を外す再現が出来ますね!
ジム・コマンドの可動域のチェック
ジム・コマンドの可動域のチェックをしていきます。
まず、首の可動ですが、一応360度回転は出来ますが、顎の部分が襟に干渉する距離感なので、角度によっては大きな可動は出来ないかも知れません。
上下の可動は若干ですが可動します。
腰にも回転軸が入っており、コックピットブロックの部分で若干の回転が可能です。
ただコックピット部分が突き出た形状をしているので、だいたい30度ぐらいでしょうか?向きを変えることが出来ます。
肩自体は360度で回すことが出来ます。
また、腕の可動域も水平ぐらいまでは上げることが可能です。
どちらも最低限の可動域は確保できているので、腕そのものの可動域は良い方だと思います。
肘はほぼ90度まで曲げることが出来ます。(若干だけ90度に足りていません)
あと、手首自体の可動も備わっており、少しだけ角度を調整することが出来ます。
これが出来るとビームサーベルなどを持つ時に若干表情がつけられるので、意外と嬉しいポイントです。
脚の可動ですが、前方向に上げることは若干可能です。
フロントスカートがあまり上がらないので、脚の可動も影響を受けています。
が、問題は後ろ方向への可動で、リアスカートがまったく可動しないことが原因で、脚もまったく持ち上がりません。
前に重心を置くような姿勢は取れないと考えて良さそうです。
膝関節もこれぐらいしか曲げられず、おそらくこのキットで一番の弱点と言える部分かも知れませんね。
改造出来る腕前がある方は、膝の関節を重点的に改造してあげると、より動くジム・コマンドを作れると思います。
ただ、足首はすごく動きます。
左右への可動も若干だけ動くのですが、このキット自体開脚があまり出来ない為、(逆の意味で)それほど影響はないと思います。
開脚が出来てこの可動域だと接地性が悪いので厳しいですが、そもそも開脚しないと思うと、左右の可動域はあまり気になりません。
ジム・コマンドのポージング
付属する武器は「ジムマシンガン」「シールド」「ビームサーベル」×2本となっており、装備するとこのようになります。
それでは、しばらくポージングの画像をご覧ください。
合わせて可動域もどの程度なのか参考にしていただければと思います。
脚の可動域が驚くほど狭かったとは言え、ある程度のポージングをつけることは可能です。
とにかく「ジム」らしいポージングは出来るので、そういう意味では結構様になってくれているような気がします。
ぐりぐり動くジムもカッコいいけど、これぐらいの可動域のジムも個人的には好きですね。
ちなみに、ビームサーベル二刀流で持つと、このように「何か他とは違うジム感」を出して立たせることも出来ます(笑)
これは強ジム感が凄い!
もちろん、このように逆手持ちすることで、格闘戦に強そうなジム・コマンドに見せることも可能です。
なんだか全身ブラックのジムとかにするとカッコ良さそうです(笑)
旧キット 1/144 ジム・コマンドの総評
という事で、ガンプラキットレビュー「旧キット 1/144 ジム・コマンド」はいかがでしたか?
改めてもう一度、評価を記載しておきます。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
【初心者向け】は、パーツ数も少なく、基本的なガンプラの組みやすさから“5”
【アクション】は、旧キットにしては不自由なくアクションポーズをとれる為“3”
【素組み再現度】は、シール表現も少なく、成型色も設定に近い為“4”
【オプション】は、豊富とは言えませんがライフル専用のハンドパーツにビームサーベル2本入っているので“4”
となりました。
今回の旧キット 1/144 ジム・コマンドは、旧キットと侮るなかれ、全体的なスタイルも良く可動域は狭いけどジム・コマンドらしいポージングは出来る良いキットという印象でした。
合わせ目等は当時のガンプラキットらしい分割ラインですが、今作ってみてもそれほど悪い印象は無く、仕上げ方によって見え方も違ってくる可能性の高いキットでは無いでしょうか?完璧とは言えませんが、当時の値段とキットの出来で見ればかなり良いキットだと思います。
ということで、旧キット 1/144 ジム・コマンドのレビューは終了となります。
次回は新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツより1/144 旧キットのサーペントカスタムのレビューです。
それでは~
↓メーカー希望小売価格は¥550(税込)です。購入時の参考にしてください。下記から商品を探せます。
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
コメント