そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回は「BANDAI」から発売された、アニメ「宇宙戦士バルディオス」に登場する「1/800 バルディオス」です。
国際映画社初のロボットアニメ「宇宙戦士バルディオス」に登場した主役機がこの「バルディオス」です。
「明日を救え」とOP曲で言われるのに「明日を救わず」に終わったと有名なアニメですね。僕はアニメも劇場版もまだ観れてないですが、これだけは知ってました(笑)
・・・え?顔が「ガンダム」みたい?・・・そんなまさか・・・え?何を言っているのか?
キットではオミットされていますが、3機のマシンが合体してこの「バルディオス」となる合体メカです。MODEROID版だと再現されているので、気になる方はそちらを。
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
おそらく「ベストメカコレクション」なので完成品も小さいと思いますが、はたして完成度はどうなのでしょうか?
それでは作っていきましょう。ぜひ最後までご覧ください^^
↓動画でもご覧いただけます。
キットの内容だけを見たい方は、目次の『バルディオス キット内容説明』からご覧ください。
「バルディオス」について
1980年に放映された国際映画社初のロボットアニメ「宇宙戦士バルディオス」に登場したのがこの「バルディオス」です。
「パルサバーン」「バルディ・プライズ」「キャタレンジャー」の3機が合体することで「バルディオス」となるわけですが、今回のキットでは分離形態は再現されておりません。
打ち切りによって、アニメがおよそ8話分もカットされたことで、完結せずに終了したことが有名で(のちに4話程LDやDVDで補完済み)、当時は問い合わせが凄かったとか。
ちょうど「イデオン」と同じ時期の放送だったようで、ガンダムと言いイデオンと言いバルディオスと言い、当時は「スポンサーの事情により打ち切り」というのが多かったのでしょうか?
亜空間に突入できる機能を持っており、およそ5分の滞在が可能だそう。
武装は意外と多く、「パルサーベル」「亜空間ビーム」「サンダーフラッシュ」「ショルダーキャノン」「バルディミサイル」「バルディクラスター」「バルディカッター」など、多彩な攻撃手段を持ち合わせています。
そして、後述しますがキットに付属しているのは「パルサーベル」と「レーザー・ボウガン」と「バルディガード」で、そのうち後者2つは設定のみで本編未登場とのこと。
箱絵に堂々とシールドを持っているのに本編では出てこなかったというのが衝撃です。
昔のアニメ作品のキットって、そういう「本編未登場の武装」が付属していることよくある印象です。(←偏見
果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「バルディオス」キット内容説明
「宇宙戦士バルディオス」に登場した主役機「バルディオス」をバンダイがベストメカコレクションとしてキット化したプラモデル。
ランナーは全部で2枚、パーツ数は全部で53パーツ。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
各ランナーです。
成型色は白なので設定再現には塗装が必須となっています。
各部パーツの構成は、左右貼り合わせによる非常にシンプルな作りとなっており、作り自体はとても単純なものとなっています。
組立説明書と塗装図です。
簡単な作りではありますが、頭部、腕部、脚部、肩、など全てを胴体パーツで挟み込む仕様なので、胴体の接着時は意外と手間がかかります。
テーブルなどに置いてそっとボディを重ねるように作る必要がありますね。
素組み完成
ということで、素組み完成です。(白のキットは見づらいですね・・・)
サイズ感は、他のベストメカコレクションと同じぐらいのサイズで、1/144ガンダムと同等と言った感じ。
もちろん、合わせ目は全てセンターに入るので、綺麗に仕上げるなら何かしらの処理は必要となります。
形状は似せようと頑張っているのは感じられますが、どうもバランスがおかしい気がします。
頭部が大きいのか、肩が小さいのか、それとも両方なのか・・・とにかく、少し「コレジャナイ感」が漂っていますね。
全体的にモールドやディテールも少なく(これは設定画そのものがそうだから)、ボディ周辺ぐらいが主なディテール箇所となっております。
顔があまり似ていないバルディオスですが、キットのままだとエッジも緩く、メリハリ感のない顔立ちの印象。
しっかりと作り込むなら、顔のディテールを彫り直すなどの作業はしておいた方が良さそうです。
肩も薄いのか幅が狭いのか、少し箱絵よりも小さい印象なので、もう少し大きく出来るともう少しバルディオスっぽくなりそうな気がします。
脚部の脛の辺りは上手く再現できていると思います。
両脚のサイドにある部分は「バルディミサイル」で、上半分はスライド可動して回転するようなギミックがあります。(YouTubeの視聴者様にコメントで教えていただきました!)
全体的に長方形を並べたような体型なので、イマイチぼやけた印象がついてしまう気がするんですよね~
後ろ側も一応バックパックのようなものがありますが、やはり全体的には寂しい感じに仕上がります。
武器は「パルサーベル」」と「(たぶん)レーザー・ボウガン」がついています。
パルサーベルは全体的にディテールが入っているし、先端部分も形状が再現されているので、意外と出来は良い気がします。
レーザー・ボウガンの方はなんだかよく分からない形状をしていますが、ディテール的にもあっさりとしており、形状だけが変わった武器といった印象です。
可動域はほとんど「狭い」ので、あまりポージングして遊べるようなキットではありません。
ただ、意外な点として、両腕の付け根が外側に開く可動軸を持っていること。そのため、写真のように腕を水平方向に上げる事が出来ます。
あまり当時のキットでここの可動があるものは少なかったのではないでしょうか?
また、両腕上腕に回転ロール軸がある為、腕自体を回転させることが出来るのも意外でした。
その他の関節である「肘」「足の付け根」「膝」「足首」の可動はこんな感じです。
手首も一応回転しますし、頭部も回転します。
ただ、肩にも一応気持ち程度の可動軸がついていますが、どちらかというと「つける位置に困ったから胴体に接続軸つけておくか」程度のものなので、肩は常にパタパタ動くような感じ。
また、胴体と腰は一体成型なので可動は一切ありません。
特筆すべきようなものが無いキットなので、レビューとしては以上となります。
ただ、「当時の懐かしいプラモデルが好きな方」であれば、このキットの立ち姿は懐かしさを感じるのではないでしょうか?
可動はまったくしないですが、ただ真っ直ぐ立たせるだけでも、どこかそういった魅力があるキットなので、合わせ目を消して塗装だけすれば、それはそれで「バルディオス」といった感じに仕上がると思います。
安く手に入るようであれば記念に買ってみても良いかも知れませんね。
今回作ってみて、機会があれば1/550やMODEROIDも買ってみようと思いました!
「バンダイ 1/800 バルディオス」レビューまとめ
今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
このバルディオス」は、良い意味でも悪い意味でも「昔のプラモデル」と言った感じがあり、可動域や作りはイマイチですが、懐かしい雰囲気は楽しめるキットだと感じました。
YouTubeのコメントでも頂きましたが、「長方形の手足は改造ベースとして使える」という声には「確かに」と思いましたね。
このキットは、そのまま綺麗に仕上げる方向性でいこうかなぁと思ってます。
他にも、旧キットの積みプラがたくさんあるので、順番にレビューしていこうと思います。気になってくれた方はぜひブックマーク登録お願いします。出来ればYouTubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。
ということで、次回のキットはこちら。
さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?
ヒントは「お待たせしました!あのアニメキットに突入します!」です!ぜひ次回のレビューもよろしくお願い致します!
それでは、次回も楽しみにお待ちください~
今回レビューしたキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
※定価は当時価格で550円(税込み)です。購入の際の価格にはご注意ください。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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