そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回はアニメ「伝説巨神イデオン」に登場する「AOSHIMA」から発売された「1/2600 ガタマン・ザン」です。
富野由悠季監督の代表的なアニメ「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クランの亜空間巡航戦艦がこの「ガタマン・ザン」です。
イデオンの戦艦はどこか変わったデザインが(全部異星人の文明なので)多いのが特徴ですが、こちらはまだ比較的、我々の感覚に近いデザインではないでしょうか。
イデオンの戦艦シリーズは調べたところ、No.6ぐらいまで出ているようなので、戦艦を集めて並べてみるのも楽しそうですね。
アオシマさんのイデオンキットで初の戦艦シリーズ(バイラル・ジンは別)にチャレンジしますが、はたして完成度はどのようになるのか?
作っていきましょう。ぜひ最後までご覧ください^^
↓動画でもご覧いただけます。
キットの内容だけを見たい方は、目次の『ガタマン・ザン キット内容説明』からご覧ください^^
「ガタマン・ザン」について
富野由悠季監督の1980年に放映されたアニメ「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クランの亜空間巡航戦艦がこの「ガタマン・ザン」です。
第3話で登場した際は“アバデデ・グリマデ”が艦長として乗艦していました。
左右の艦首には重機動メカのドックがあり、ドグ・マックやギラン・ドゥなどが艦載可能。中央部の大きなハッチにはジグ・マックなどの大きな重機動メカが艦載可能です。
武装は”2連装中出力加粒子砲”や”対空加粒子砲”、”ミサイルランチャー”などを装備しており、バッフクランの戦艦の中では比較的小さいサイズの戦艦となります。
劇中ではあまり派手な戦闘シーンなどもないですが、第一話で登場した”グラム・ザン”に続いての登場だった為、印象に残っている人は多いかも知れません。
左右の伸びた艦首と左右対称の形状、突き出たブリッジに4基のメインエンジンと、形状としてはイメージ出来る戦艦と言った形状の為、バッフクランの戦艦の中では最も戦艦らしい戦艦ではないでしょうか。
そんなガタマン・ザンをアオシマが1/2600スケールでキット化という事ですが、果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「ガタマン・ザン」キット内容説明
「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クラン戦艦「ガタマン・ザン」をアオシマがキット化したプラモデル。
ランナーは全部で2枚、パーツ数は全部で46パーツ。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
各ランナーです。(すいません、2枚目の画像が消えてしまったので動画から抜粋しております)
ランナーの成型色は、黄色の強いクリーム色と言った感じで、箱絵のガタマン・ザンよりも若干彩度が低い印象です。
分割ラインも見た目重視というより、組立やすさ重視といった感じで、思わぬところに合わせ目がくるような作りとなっています。
組立説明書と塗装設定資料、アンケートはがきと接着剤がついています。
組立説明書は、折り畳み1枚裏表となっており、完成までは少ない工程で作ることができます。
“完成品の塗装見本”という写真がまったくない(全てイラストによる説明)ので、完成イメージがしづらい点は少し残念ですが、スケールモデル寄りのカラーガイドに近い印象ですね。
当然と言えば当然かも知れませんが、しっかりとスタンドも付いていますので、完成後に飾ることが出来るのは嬉しいですね。
素組み完成
ということで、素組み完成です。
手のひらに乗るぐらいの小さいサイズながらも、しっかりとガタマン・ザンの形状を再現しており、とても良いキットではないでしょうか。
動画のコメントでもいただきましたが、見た目がガンダム0080に登場するアルビオンに似ている気がしますよね。
各部のディテールが思っていたよりも細かく再現されており、キレイに仕上げるだけでもイメージしている「ガタマン・ザン」に仕上がると思います。
ただ、前述したように合わせ目の入る箇所が複雑な為、合わせ目を消すとなるとなかなか骨が折れそうです。
ちなみにパッケージ横には「センター部着脱可能」と記載がありましたが、設定では中央ブロックの部分は丸々分離が可能です。
一応キットも分離は出来るように分割されていますが、接着無しでは保持出来ない為、接着しちゃうと着脱不可能になります。
改造するならこの点は再現したいポイントかも知れません。
設定を見てもいまいち、どの部分が何なのか分かりませんし、アニメをチェックしても登場シーンが少ないガタマン・ザンなので、ハッキリとした部位の説明が出来ません。
一応、中央ブロックの正面にあるひし形の部分は、「ジグ・マック」クラスの重機動メカが発進する箇所だと思います。
そして、中央ブロックの上部に突き出た部分がブリッジのように見えますが、どうなんでしょう。アニメのワンシーンでは後述する「Y」字の部分にカメラが振られた後にブリッジ内のギジェのシーンがあったので、もしかするとここはブリッジでは無いのかも知れません。
ちなみにこの部分は、箱絵だと平に近い形状をしていますが、キットだと少し半円状の形をしています。しかし、設定資料を見ると半円状になっていたので、もしかするとキットが正しいのかも知れません。(動画内では箱絵と違いますと説明しておりました)
後方の4基あるのがメインエンジンです。
中央にはバッフクラン重機動メカでおなじみの斑点模様が入っております。
ノズル周囲もディテールが入っているので迫力はありますね。
後方の内部にも小さなノズル状のものがありますが、普段はキットのようにカバーのようなものがされています。
動画内でも「これってどういう意味があるのか?」と話していましたが、どうやら中央ブロック自体に取り付けられた推進ノズルのようです。
アオシマさんは再現度が本当にすごいと思います。
艦首上部には戦闘機用の発着スペースがあります。
戦闘機用のハッチの上部にあるのも、例の斑点模様です。
内部にいたるまでディテールが入っているのはとても嬉しいですね。
ブリッジ周辺のディテールも複雑な形状を見事に再現しており、なかなかカッコ良くしあがるキットだと思います。
ただ、この写真が一番顕著に表れているのですが、パーツ同士の合いがあまり良くありません。
合わせ目の隙間だったり、パーツ同士の隙間だったりが目立ってしまうので、しっかりと作る際はこの辺の対処の仕方を知っておくと苦労せずに済みそうです。
先端にある「Y」字状の部分ですが、裏側にピンのようなものが突き出ていますが、これは設定では無い部分なので、ニッパーなどで切り飛ばしてしまっても良いと思います。
ここの下にある2つの出っ張りがブリッジなのではないかと思います。
こんな危ないところにブリッジがあるか?と思っていますが、劇中のカメラワークからするとここのような気もします。
「アオシマ 1/2600 ガタマン・ザン」レビューまとめ
ポージングや可動が無いので、今回のレビューはかなり短い内容ですが以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
この「ガタマン・ザン」は、細かいディテールとバランスの良さでガタマン・ザンの特徴を上手く捉えた良いキットだと感じました。
現在は入手しようと思うと中古を頼るしかないので、値段もピンキリだと思いますが、もしご興味ある方は探してみてください。まだ戦艦シリーズの中では比較的入手しやすいキットだと思います。
僕は駿河屋さんで1,000円ぐらいで買ったと思います。
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ということで、次回はこちらのキット。
さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?
これはご存じの方も多いキットですね。ヒントは本記事内に名前出てきております。ぜひ次回のレビューもよろしくお願い致します!
それでは、次回も楽しみにお待ちください~
今回レビューしたキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
※定価は440円(税込み)です。購入の際の価格にはご注意ください。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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