まいどおおきに!「マイティーストライクガンダム」を隣の国で盛り上がっている事のように眺めているAkidou(@Akidou123)です!
それよりも「ファイヤーバルキリー」が再販されてたことに気付かなかったのが悔やまれます。。。
そんな中、今更ですが「境界戦機」から「HG 1/72 ブレイディハウンド」をレビューしていきます!
アニメ「境界戦機」に登場する、北米軍が所属する量産型AMAINです。
劇中では、ブラッド大尉の部下である”レイモンド”と”ソフィア”が搭乗していましたが、無人機としての活用も可能となっています。
さて、今更何故「境界戦機」のプラモデルを作ろうと思ったのかと言うと・・・ちゃんと向き合ってみようと思ったからです。(決してプラモが安く手に入るからじゃないよ)
この作品、だいたい世間の感じだと8割が批判的な意見を持たれている印象です。僕個人としてはそこまで悪い作品だとは思っていません。2周観れたし。
でも他人にオススメ出来る作品かと言われると、まったくオススメ出来ませんし、よく言われる「ストーリーが破綻している」とか「キャラが活かせてない」とか「結局日本の状況ややこしくなってる」とか、まったくもってその通りだと思います(笑)
ただ、第一期のVSゴースト戦だったり第二期のVSブラッド戦だったり、戦闘シーンの魅せ方は良かった印象だし、第一話と最終話を「バルディッシュブレイカー」で繋げたり、ゴーストのAIがブラッド大尉を助けたり、そういった点はとても好感を持てたし、メカデザインも個人的には悪く思いません。(魅力を引き出せてない感は否めませんが・・・)
あと、全体的に種類が少ないのが残念ですね。アジア軍は1機、オセアニア軍も1機、ユーラシア軍は0機のキット化に対し北米軍が7機のキット化ですから。八咫烏も7機ぐらいだし。てか、アジアは「ニュウレン」、オセアニアは「バンイップ」しか生産してないですけどね。
とまぁ、アニメの話は良いとして。
閑話休題。
ということで、あまり需要は無いと思いますが、せっかく手に入りやすくて作りやすいキットがあるので、ちゃんと向き合って作ってみようと思います。
以前までにも境界戦機キットは作っていますが、いずれも「キャラクタープラモデル」としての評価は高いです。これはデザインとかも多少含みはしますが、完成後の「キャラクタープラモとして遊べる強度」だったり「組み立てやすさ」だったり「可動域と保持力」だったりが非常によく出来ています。
賛否両論あるシリーズな上に今さらですがレビューしていきたいと思います。
作例も出来ましたので後日公開しますね。
パッケージ&ランナー紹介
デザインはメイレス系とは違って比較的通常の人型兵器のシルエットに近いです。
武装はライフルとナイフ。
各可動も広そうですし、別売りの「ストークキャリー」と組み合わせることで運搬状態も再現できるそう。
ストークキャリーも持っていますが、まだ作っていないので今回は見送りです。
陸戦っぽいカラーリングが個人的には好きな機体です。
それでは、ランナーを見てみましょう。
パッケージ内容は、ランナーが全部で8枚とホイールシール1枚となってます。
各部ランナーです。(↑左右にスライドします)
A1ランナーは×2で入っています。
成型色は4色構成となっており、塗装をしなくてもほぼほぼ再現できていますね。
構造上、ほとんど合わせ目が目立たないように出来ていますが、一部どうしても目立つ箇所に入る部分があります。
ということで、全161パーツで完成します。
境界戦機シリーズは「ポリキャップレス」なので、PCランナーはありません。
シールはセンサー部分のみとなっており、カメラアイと武器のセンサーがシールです。
組立説明書です。(↑左右にスライドします)
ちょっと明るく映ってしまって申し訳ない。
ポージングもカッコ良く映っていて、ストークキャリーでの搬送状態も紹介されています。
写真のページはカラーですが、一部の説明だけがカラーとなっており基本的に組み立て部分はモノクロとなっています。
カラーガイドは全部で8色。
塗料に「セールカラー」や「クリームイエロー」など、なかなか他に使うことが少ない色が含まれているので、調色ガイド通りに作ろうと思うと入手する必要がある色もありそうです。
ちなみに僕は「クリームイエロー」を探し回りましたが、まったく見つけられませんでした(笑)
それでは、素組みのブレイディハウンドを見てみたいと思います。
素組み完成
素組みが完成しました。(↑左右にスライド出来ます)
工学デザインが売りのシリーズだけあって、全体的にまとまったスタイルとなっていますね。肩から上側に推進系のユニットがあり、足回りの可動もちゃんと考えられていて、それでいてしっかりと自立できる辺り、凄いなぁと感じます。
他方で、ちょっと不満な点は顔のパーツですね。
丸い形状に3本のカメラがあるのは個人的には好きな顔ではありますが、取り付けがボールジョイントとなっており、良く言うと上下左右に柔軟に動いてくれるのですが、逆に軽い力で動いてしまうので微妙な角度などがつけにくいです。
あと駐機状態の顔との差し替えも周囲のパーツを外さないと顔パーツを外せない(正確には外しにくい)ので、その辺りも塗装派の方にとっては頭を悩ませる点かも知れません。
うまくパネルラインでパーツが分かれている箇所がほとんどですが、ゲート跡が表に出てしまう部分もありますね。
各部位の面構成がとても上手く出来ていて、作っていて楽しかったです。
ガンダムのようなアニメデザインじゃなく、リアルな人型兵器っぽさが感じられて良いですね。
成型色がしっかりと分けられているのは嬉しいのですが、このキットの成型色がどうも玩具っぽく見えてしまうのが少し気になりますね。。。
素組み派の人でも完成時はつや消しコートで統一した方が見栄えは良くなるかもです。
ブレイディハウンドの可動域のチェック
ブレイディハウンドの可動域のチェックをしていきます。(↑左右にスライドします)
このキットには首に当たる部位が無いので、可動は顔そのものとなります。
顔は前述したように、ボールジョイントで接続されており上下左右斜めに柔軟に動きます。
駐機状態の際はこの顔のパーツを取り外し、別パーツに差し替えることで表現可能となります。
胴体は腹部で前後左右に傾けることが出来ます。(↑左右でスライドします)
また、腰と腹部の接続点で左右に回転が可能です。
これらの可動がかなり柔軟なので、一見すると上半身がほぼ固定に見える見た目ですが案外動かすことが出来ます。
続いて腕の可動域です。(↑左右にスライドします)
胴体との接続部分で左右に若干開いたり閉じたり出来ます。
腕は肩の推進ユニットの間で回転することが可能です。(↑左右にスライドします)
また、水平とまでは行きませんが、左右にある程度腕を上げることが出来ます。
上腕にロール回転の軸があるので、肩の独特な動きをカバーしてくれます。
肘関節はほぼ90度まで曲げることが可能です。(↑左右にスライドします)
全体的にこの部分の可動はもう少し広げて欲しかったなぁというのが正直な感想です。
続いて脚の可動域です。(↑左右にスライドします)
脚の付け根のパーツが円状になっているので左右の開きはかなり大きく開きます。
ただ、接地を考慮すると写真3枚目ぐらいになりますが、それでもかなりの開き具合だと思います。
脚は太ももにロール機構があるので回転します。(↑左右にスライドします)
後方へのスイングも大きく、前方と同じぐらい可動域があります。
膝はおよそ90度ぐらいの角度で曲げることが出来ます。
足首はボールジョイントで前後左右に可動します。
左右への可動域は大きいので、前述した接地に大きく貢献していますね。
ただ、若干ボールジョイント軸が見えてしまうのは少し気になるポイント。
爪先とカカトは折りたたむことが可能です。
これは駐機状態の時に折りたたむ為ですが、通常の立ち姿の時にこの前後の爪がしっかりと設置しているだけで安定感が増すので、これは良い構造ですね。
ブレイディハウンドの武装
ブレイディハウンドの武装と手首パーツと顔の差し替えパーツです。
ライフルは持ち手付近のマガジンと、銃身下側のグレネード部は着脱可能です。
ハンドパーツは握り手が2つです。(↑左右にスライドします)
左右どちらも同じ形状なので違いはありません。
握り手パーツのみ、甲のパーツが前後にスライドします。1枚目と2枚目の手の甲のパーツの位置が微妙に違うのがお分かりでしょうか?
ナックルモードと通常モードの違いで、武器を持たせる際は通常モードにスライドしないと持たせられないので注意が必要です。
顔パーツは駐機状態時の差し替え用で、カメラアイが閉じた状態となっています。
ライフルはモナカ合わせとなっていますが、凹みディテールだったりで上手い事合わせ目が目立たないように出来ています。
ブレイディハウンドのポージング
それでは、少しだけポージングの画像をご覧ください。
合わせて可動域もどの程度なのか参考にしていただければと思います。
写真を見ていただくだけでも可動域の広さが分かりますね。
ナイフ2本で「×の字切り」している写真がありますが、こんな動きは実際の作中ではしません(笑)
あくまでこれぐらい動きますよというアピールです。
最後は駐機状態です。
別売りの「ストークキャリー」で運搬する際はこちらの駐機状態にする必要があります。(別にしなくても接続は可能ですが)
境界戦機キットではおなじみの「駐機状態」ですが、ケンブなどのメイレスと違ってこちらのは「脚を曲げただけ」感が強いですね(笑)
総合的に見ても、キャラクタープラモデルとしてはとても優秀なキットですね。
HG 1/72 ブレイディハウンドの総評
という事で、プラモデルキットレビュー「HG 1/72 ブレイディハウンド」はいかがでしたか?
総評としては、キャラクタープラモデルとして見た時は、可動域や組みやすさなど、かなり優秀なキットという印象です。
ただ、どれだけ良いプラモでも「アニメが好きになれない」という方にとっては、まったく魅力が無くなると思いますが、それは致し方ありませんね。
それだけ「ロボットアニメのプラモデル」はアニメ本編の影響力が大きいという事だと思います。
でも「リアルロボット」として見た時は、このシリーズのキットは魅力的な部分が多いと思います。
大きく分類すると、スジ彫りの追加などでディテールアップをしたりする「ガンプラ」的な感じじゃなく、ウェザリングや塗装で魅せ方を考える「ボトムズ系」寄りのキットでしょうね。
とりあえず自分なりに飽きるまでは、他のキットともちょくちょく向き合ってみようと思います(笑)
ということで、HG 1/72 ブレイディハウンドのレビューは終了となります。
こちらも作例として製作しました。
ぜひ完成品もご覧ください。
「買ったはいいものの、どう完成させればいいのかな?」という方や「素組みからワンステップアップしてみよう!」と思っている方々の参考例になれる作例キットをあげていきます。
逆に「買うか迷ってたけど完成品見たら欲しくなってきた!」ということがあると嬉しいですね。
感想やご意見、「こういった写真が欲しい」などあれば、ぜひコメントください。
励みと共に参考にさせていただきますので、ぜひともお願い致します。
それでは~良いプラモライフを!
↓メーカー希望小売価格は¥2,640(税込)です。購入時の参考にしてください。オススメは駿河屋さんです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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