まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
今回は、これからガンプラを始めたいという方に向けた記事となっています。
ずばり「ガンプラを始めるには何を揃えたらいいの?」という内容です。
と、最初は何を用意すればいいのか分からないという方もいると思います。
この記事では、
・必ず必要な工具(最低限ないと困るモノ)
・あると便利な工具(ある程度綺麗に仕上げる為のモノ)
・本格的に作るのに必要な工具(本気で仕上げる為のモノ)
この3項で進めていこうと思うので、自分に当てはまる項目をご覧いただければいいかと思います。
それではいってみましょう^^
工具の前にまずどのガンプラを作るか決めよう!
まず最初に「どのガンプラを作る」か決めてしまい、出来れば工具と一緒に買っておきましょう!
一言で「ガンプラ」と言っても色んなシリーズが発売されていて、ガンプラによって製作の難易度や完成形のクオリティなど違ってきます。
とても簡単に言ってしまうと、ガンプラは以下のような感覚で考えて大丈夫です。
価格 | 安い | 普通 | 高い |
難易度 | 簡単 | 普通 | 難しい |
クオリティ | 低い | 普通 | 高い |
初心者向け | △ | ◎ | ○ |
旧キットやFGなど | HGシリーズなど | MGシリーズやRGシリーズなど |
価格が安い(だいたい¥500程度のライン)と組み立ても簡単ですが、完成時のクオリティは簡略化などがされていたり、ほとんど可動しなかったりするので、「ただ作って飾るだけでいい」「とりあえず完成というゴールだけでも味わいたい」と言った方でなければ、この価格帯のキットの魅力は感じにくいと思います。上手くなってくると、敢えてこの価格帯のキットを買って改造したりするという楽しみがあります。
価格が普通のもの(だいたい¥1000前後~¥2000前後)だと、ある程度の作りごたえもあり、完成した時の可動も広い為、ポージングをとって飾ることも出来ます。あとシールなどによる再現もしっかりされているので完成後のクオリティも十分高いです。「ちょっとでもカッコイイガンプラを飾りたい」と思う方は、この価格帯のキットから始めるといいと思います。
価格が高いもの(だいたい¥3000以上)は、ピンキリですが作る時間も大幅に増え、パーツ数も多く、かなり作りごたえがあると思います。また、キットによっては内部メカの可動までも再現されていたりする為、完成時のクオリティがとにかく凄く、キットそのものの大きさも大きいモノが多いです。「時間が掛かっても完成品がカッコイイ方がいい」という方は、いきなりこの価格帯のキットに挑戦しても良いと思います。
これらは一概に全てそうとは言えませんが、基本的にこの感覚で覚えてしまって問題ないと思います。
SDやHG、MGなどシリーズ名称が多いガンプラですが、下記の記事で色々と解説してあるので、ガンプラを選ぶ前にまずは目を通しておくと、選びやすいかと思います。(長い記事ですが、せめて「HGシリーズ」と「MGシリーズ」「RGシリーズ」ぐらいは読んでおくと買う時に困りません)
ただ、最初のガンプラは「好きなガンプラ」を選ぶに限ります。買えない可能性もあるので、3つほど候補は考えておくといいでしょう。
必ず必要な工具
欲しいガンプラを購入する時に一緒に買っておくべき工具をご紹介します。
ニッパー(必要度:★★★★★)
ガンプラを作るには、まずはニッパーが無いと始まりません。
ニッパーはガンプラだけでなく、どのプラモデルでも作るには必須の工具となります。
と思う方もいらっしゃると思います。
実はニッパー1つとっても、ガンプラを2個買えるぐらい高額なニッパーもあれば、ワンコイン程度で買えるニッパーも存在します。
この記事をご覧になられている方だと、おそらく「初めてガンプラを作ろうと思う」という方だと思うので、そういったあなたには正直「¥1000以下」のニッパーで全然問題ないと思います。
ニッパーは、「安いから初心者向け」とか「安いから品質が悪い」とかそういった工具ではありません。要は「使いやすいかどうか?」「使い慣れるかどうか?」がとても重要となる工具です。せっかく高いニッパーを買っても使い方が悪ければ、一発で刃こぼれすることもあり得るので、いいニッパーはある程度慣れてきてから必要であれば検討する程度で良いと思います。
しかし!一つ注意点ですが、ガンプラなどのプラモデル製品に使うニッパーは「プラモデル専用ニッパー」でないといけません。
ここ、とっても大事なので赤大文字で書いておきますね^^
例えば、よくあるのが「100均で売っているニッパーじゃダメなの?」という疑問ですが、おそらくだいたいの100均ニッパーは「金属用ニッパー」なので使わない方がいいです。
これらの違いは何か?と言うと、金属用のニッパーとプラモデル用のニッパーでは、「刃の形状」が違うんですね。
詳しく話すと少し情報が多くなると思うので、割愛しますが、要するに「プラモデルを作るには金属用ニッパーの刃の形状が向いていない」ということだけ覚えておくといいでしょう^^
購入する際は「プラモデル用ニッパー」と記載されているニッパーを購入することをオススメします。
プラモデル用ニッパーは、ガンプラを取り扱っているホビー売り場に置いていたりするので、好きなガンプラと一緒に1つ購入しておきましょう。
例えば、初めてニッパーを買うならこちらをオススメします。
ガンプラを販売している「BANDAI SPIRITS」から発売されているニッパーで、お手頃価格なので買いやすいですし、性能も悪くはありません。もう少し作り慣れてきて、もっとキレイにパーツを切りたいと思ってきた時に、グレードアップしてみるといいでしょう^^
子供用のニッパーってないの?
ご安心ください、子供用のニッパーありますよ^^
子供にも握りやすいサイズに作られているニッパーで、プラモデル業界ではお馴染みの「ミネシマ」から販売されているので品質も安心です。
さらに「安全」を考えるなら、少し高くなりますが、こちらもあります。
こちらも「ゴッドハンド」という人気のメーカーの製品で、子供の安全の為にニッパーの刃の先端部分を平らにしています。何個もガンプラを作ったりしそうな子なら、このニッパーの方が安全だし切れ味も良いのでオススメです。
デザインナイフ(必要度:★★★★☆)
実はガンプラを作るだけなら、ニッパー1本でじゅうぶんなのですが、個人的に「デザインナイフ」は初めのうちから触っていた方が良い工具だと思っているので、敢えて「必要なもの」の項目で紹介させていただきます。
デザインナイフは初心者から上級者になってもずーーーっと必要になる工具なので、最初から1本買っておくことをオススメします。
デザインナイフの定番はOLFAのデザインナイフで、僕もずっと同じ1本を使い続けています。刃先だけを交換していくタイプなので、1本買うとよほどのことがない限り本体を買いなおすことは無いと思います^^
OLFAじゃなくても、プラモデル用のデザインナイフも売っています。例えばタミヤさんのとか。
僕は使ったことが無いので違いが分からないですが、最初の1本目は好みの方を買うといいと思います。
ちなみにOLFAはホームセンターや東急ハンズなんかでも買えるので、交換用の刃を買う時に結構どこでも見つけられます。タミヤさんなどのプラモ用のは、プラモデル取り扱い店舗しか買えないので、そういった利点もOLFAにはあります。
デザインナイフが1本あるだけで、ゲート処理も出来るし、カンナ掛けも出来るし、プラ板やマスキングテープも切れるし、パテの切削、極小のパーツの保持まで、何でも使えちゃう優れもの。
と言っても、初心者の方がこれらの使い方で使うことは無いと思いますが・・・(笑)
僕個人としては、「ニッパー」「デザインナイフ」の2つのツールは、プラモデル製作において最も重要で買う価値があると思っています^^(これは同時に「お金をかけてもいい工具」とも言えます)
あると便利!買う余裕があれば買っておこう!な工具
ここから紹介する工具は、持ってなくてもガンプラやプラモデルは作れるけど、持っておくと「いざという時」にとても助かる上に、一度買えば壊れるか無くすまでは使える工具の紹介です。
僕はこの中で「ランナースタンド」以外は全部使っています(笑)
パーツオープナー(必要度:★★★☆☆)
これまでの記事でも何度もオススメしてきたのがこの「パーツオープナー」。
ガンプラは「スナップフィットキット」と呼ばれるプラモデルで、接着剤を使わなくてもピンを差し込むことでパーツを固定させることが出来る構造になっています。
最近のガンプラの作りはどんどん良くなっていき、一度差し込んだら簡単には外れなくなるぐらいしっかりと固定してくれるようになっています。
が、逆に「間違ってパーツをつけてしまうと外れにくい」ということもまた事実です。この場合、無理矢理力を込めて、苦労して、やっと外れたと思ったらピンが折れた・・・なんてことも珍しくありません。
そこで、組み合わせたパーツを慎重に開ける為に使う工具がこの「パーツオープナー」です。
これがあるだけでパーツを外す時の苦労が雲泥の差です。
硬くなった瓶の蓋を開ける道具で、滑り止めのついたペラペラのゴムをご存じですか?
あれって使ったことがある人はその便利さを知ってると思うのですが、このパーツオープナーもそれと同じ類の道具です(笑)
ただ、素組み派の人は失敗さえしなければ使いどころが無いので、無くても問題ありません。
この「パーツオープナー」を多用する人は、例えば、塗装派の方で一度仮組みをしてチェックしてからもう一度バラす、という時にこれがあるだけで力加減も早さも安全さもまったく違います。
しかも、安いので手軽に買えるのは助かりますね!
最近は、他社もいくつか種類を出していて、使い勝手もそれぞれ違うと思います。色々見比べてみてください。
ランナースタンド(必要度:★★☆☆☆)
続いては「ランナー用のスタンド」です。
「ランナー」とは、プラモデルのパーツがちりばめられた1枚の板状のもの(↓画像全体のことを1枚のランナーと言う)を指します。
ガンプラなどのプラモデルでは、1つのランナー毎にアルファベット(もしくは番号のみ)が記されていて、組立説明書の指定のパーツを切り取って組み立てていく、という方法で製作していきます。
写真の場合は、中央付近に「B」という文字が横向きに穴抜きされている箇所があるかと思います。これは「Bランナー」という意味で、説明書でこのランナーの中のパーツを使う際は「B15」などの記載がされているので、「Bランナーの中の15と数字が書かれたパーツ」をニッパーで切り取るわけですね^^
しかし、このランナーが複数枚あると、「Aの13・・・Aのランナーどれだ?(ガシャガシャ)」と毎回ランナーを探すことになります。
そこで登場するのがこの「ランナースタンド」(通販番組みたいな流れ(笑))
この「ランナースタンド」に、ランナーを順番に立てて置けば、探す手間が省けるし、無駄にスペースを取りません。
特に大きなガンプラ(1/100や1/60など)程、パーツ数も増える=ランナーが増えることになるので、その度に探すと時間が掛かってしまいます。
「のーんびり何日かかってもいいから自分のペースで作れれば気にならなーい」という方や「作る時に自分の周りに1枚ずつ広げるぐらいスペースがあるから大丈夫」という方は、このツールは必要ないでしょう。
ハンディークリーナー(必要度:★★☆☆☆)
ガンプラをキレイにつくる為に、パーツを切り取る際に「二度切り」というテクニックがあります。
これは、ランナーからパーツを切る際に、パーツの際ギリギリではなく少し長めに一度切り取って、そのあとパーツの際ギリギリで切る(つまり二度切る)テクニックなのですが、そうすると切り取った部分が机にどんどん落ちていきます。
そんな時にこの「ハンディークリーナー」があれば、掃除をする時に一瞬で机が綺麗になるわけです。
もちろん、ガンプラの箱の上で作業をしたり、トレイを用意してその上で作業をしたり、ミニほうきなどで掃除をすれば必要はないのですが、「あると便利」なツールなのでご紹介いたしました。
僕も1つ持っています(↑と同じWaveさんのものです)が、塗装前や別のキットに手をつける時は、必ずハンディークリーナーで卓上を掃除してから作業しています。
電池式なので残量が減ると吸いこむ力も弱くなりますが、使う時間自体はそこまで多くないので結構長持ちしますし、ゴミを捨てる時も簡単で、フィルターの掃除も水洗いできるので便利ですよ^^
↑かわいいタイプもあります(笑)
ピンセット(必要度:★★☆☆☆)
ピンセットは普通にガンプラを作る上だと、使用される場面はかなり限定的です。
例えば、手で取り付けるには少し難しい小さなパーツの保持などは、ピンセットがあるとかなり捗ります。
が、一番利用すべきところはやはり「シール貼り」です。
シールは指の油などがつくと粘着力が下がってしまい、時間が経つと剥がれてしまったりします。
そこでピンセットを使って貼り付けることで、綺麗にシールを貼ることが出来るというわけです。
ピンセットの世界は本当にピンキリで、安いものだと精度が低く、高いものだと精度が高いとされています。(精度というのは、先端部分の噛み合いのことで、極端に言うと精度が高いものだと髪の毛も掴めるイメージです)
シール貼りぐらいならそこまで精度が高くなくても問題は無いので、安いもので十分だと思いますが、100均のピンセットは個体差もあるので、出来れば模型用の安いピンセットを1つ持っておくといざという時に役に立つと思います。
本格的に作るには必須となってくる工具
「ガンプラを本格的に作りたい!」という人、または「そのうち本格的に作る為の道具を揃えていきたい!」という方は、これらの工具はいずれ必要になると思います。
お店に行った際に、まだ買わないにしても一度目を通しておいてもいいかも知れません^^
鉄ヤスリ・紙ヤスリ・スポンジヤスリ(必要度:★★★★★)
ヤスリの類は、素組み派や成型色フィニッシュ派の人は必要ないですが、塗装派の方には必須の工具となります。
大きく分けて「鉄ヤスリ」と「紙ヤスリ」と「スポンジヤスリ」に分類されますが、それぞれ使う場面や利便性が違うので、結局は全部持っておくことになるかも知れません。
鉄ヤスリ
まず「鉄ヤスリ」とは、鉄の棒状のヤスリのことで、がっつり削りたい場合に役に立ちます。
例えば、パーツの形状を大きく変更したい場合などです。よくあるのが「旧キットのボディを「ハの字」に削り落とす」という場合、粗目の鉄やすりがあると作業効率が大きく上がります。
目の粗さと棒の形状によって種類が分かれています。
紙ヤスリ(ペーパーヤスリ)
次に「紙ヤスリ」ですが、ペーパーの片面にヤスリ面が付いたもので、基本的な表面処理などに向いています。
鉄ヤスリよりも削れないので、大きな形状加工には不向きですが、反面、細かい形状加工は鉄ヤスリでは難しい為、紙ヤスリで行うことになります。
目の粗さと紙のタイプ(耐水など)で種類が分かれます。
スポンジヤスリ
最後に「スポンジヤスリ」ですが、切削力においては紙ヤスリと大差ありません。
が、「スポンジ状」の為、曲面にフィットする性質を持っています。
つまり、曲面のヤスリ掛けはこのスポンジヤスリが最適ということですね。逆に平面で使うと縁(エッジと言います)を丸くしてしまうことがあるので不向きと言えます。
目の粗さで種類が分かれます。
どのヤスリも目の粗さ・細かさによって何種類かが用意されており、それらは「番手」と呼ばれる数字で表されます。この番手(数字)が小さい方が「目が粗く」、大きい方が「目が細かい」というのは全て共通です。
例えば、#60(60番の表記)はとても目が粗く、ガンプラのパーツを一撫でするだけで傷だらけになります。逆に#1000(1000番の表記)はとても目が細かく、仕上げに使用するのに向いています。
僕は、鉄ヤスリは「粗目」「中目」で「平」「半丸」「三角」、紙ヤスリは「#240~#2000」の「耐水用」を各種、スポンジヤスリは「#320~#1000」ぐらいを所持しています。
初めてヤスリ工具を買うという場合、紙ヤスリの「#400」「#600」「#800」辺りを1種類ずつ揃えるだけでいいと思います^^
ヤスリ掛けの感覚や知識がついてから、必要であれば「鉄ヤスリ」、曲面には「スポンジヤスリ」を用途別で揃えていくといいのではないでしょうか。
プラモデル用接着剤(必要度:★★★★★)
プラモデル用接着剤は、ただガンプラを作るだけなら必要ありません。
それは、前述した通り、ガンプラは「スナップフィット」という技術で作られている為です。
では、何故プラモデル用接着剤が必要なのか?
もちろん、基本的にガンプラ以外のプラモデルでは接着剤を必要とするモノが多く存在するので、使用用途としてはそれを組み立てる時に使う為のものです。
しかし、ガンプラの場合、「合わせ目消し」というテクニックがあり、それをする際にこの「プラモデル用接着剤」を多用することになります。
実は、プラモデル用接着剤には、プラモデルのパーツを溶かして接着する性質があります。つまり「合わせた面の両面を溶かしてくれることで合わせ目が無くなる」というわけですね。
ただ、これをするとパーツ表面を綺麗にする必要がある為、ただ作るだけの人がやってしまうと、余計に接着剤がはみ出た見た目の悪い完成品が出来てしまいます。
「合わせ目消し」をするなら必ず「ヤスリ掛け」もセットで行う必要がある為、本格的に作りたい方向けの項目で紹介しているわけですね^^
他にも、小さなパーツの貼り付け、自作プラ板パーツの貼り付け、パーツ面にプラ板を貼り付けるなど、その性質を活かした活躍場面は非常に多く、使用頻度はかなり高いと言えます。
そして、プラモデル用接着剤も種類がいくつか存在します。
例えば「通常タイプ」「粘度が低い流し込めるタイプ」「ニオイがきつくないタイプ」など。
どのタイプも瓶の蓋の内側にハケが付いているので、使い方は同じですが、どのタイプも使いどころや接着力などが違うので、そこは個々で「自分の愛用接着剤」を探していくしかありません。
ちなみに僕はタミヤの「タミヤセメント」「タミヤセメント速乾」「タミヤセメント流し込み」の3点が一番使いやすいので愛用しています。
マスキングテープ(必要度:★★★★☆)
マスキングテープは素組み派にはまったく必要のない工具ですが、塗装派の方には間違いなく必須と言える工具です。
ガンプラにおけるマスキングテープの用途としては、塗装の塗り分けで使い、塗りたくない面をテープで覆ってしまい、その上から塗装をした後、テープを剥がすと塗り分けが出来るというもの。
通常のテープと違い粘着力が低いので、塗装した面でも貼り付けることが出来ます。
マスキングテープにも種類がありますが、基本的にはテープ幅による違いで販売されています。
どのテープ幅でも個々で好きなものを選ぶといいですが、実際使う時は一度テープをカッティングマットなどに貼り付けて、細かくナイフで切ったものを貼り付けることが多くなると思うので、幅の違いが大きな意味を持ちません。
ただ、大きくざっくりと貼り付けたい時は幅が広い方が少ない回数で済むので、そういう意味では一番幅の広いマスキングテープが使い勝手がいいかも^^
塗装以外にも、旧キット(接着剤必須のキット)を仮組する時などにパーツ同士を繋ぐ用途で使われたり、瞬間接着剤を少量だけ出して使う時のパレット替わりなどに利用することも。
瞬間接着剤(必要度:★★★★★)
瞬間接着剤もガンプラを本気で作りたい人には必須となります。
「あれ?プラモデル用接着剤あればいいんじゃないの?」と思う方も多いと思いますが、瞬間接着剤はプラモデル用接着剤と使う用途が違います。
パーツを溶かして接着する「プラモデル用接着剤」に対して、塗布した接着剤が固まって固定するのが「瞬間接着剤」です。(この違いを説明すると長くなりますが、ある程度ガンプラをやっているとだんだん違いを理解してきます)
例えば、接着面の小さいパーツなどはプラモデル用接着剤よりも瞬間接着剤の方が向いていたり、プラ板工作時の一時的な接着に用いたり。
中でも僕が瞬間接着剤を使う用途として多いのが「合わせ目消し」です。
また合わせ目消しかよって思った方も多いと思いますが、プラ用接着剤を流し込んでから表面に瞬間接着剤を使うという方法なので、どちらも併用すると言った感じです。
種類もたくさんあり、プラモデル用に限らず一般用のものも含まれる為、どれも一長一短であり、中には完全に不向きのものもあります。
僕も愛用している↑こちらはたくさんのモデラーの方が愛用しているみたいですので、買っておいて間違いはありません。(ちょっと値段が高いのが難点ですが・・・)
塗装用具(必要度:★★★★★)
かなり大きな括りで紹介していますが(笑)、もちろん本格的に作るなら塗装用具は必須ですね。
塗装する為に使うものとしては、大きく「缶スプレー」「ペンタイプ」「筆」「エアブラシ」の4つに分けられます。いずれも一長一短あるので、どれが自分に向いているかはじっくり考えてみるのがいいでしょう。
缶スプレー
「缶スプレー」の場合、プラモデル用に販売されている缶スプレーを使い塗装します。
勢いのあるスプレーで広い面を一度に塗る事ができますが、基本的に売られているカラーしか使えません。(調色出来ないという事)
また、使い続けると缶内部の圧が下がってしまい、勢いが弱まります。
さらに、塗装の際広い場所を必要とするので屋外で使える場所がある方向きです。
反面、使い方さえちゃんと出来れば、安定したカラーでたくさんの面を均一に塗ることが出来るし、最近はカラーの種類も増えてきているので使いどころによっては便利かも知れません。
ペンタイプ
「ペンタイプ」の場合、市販のプラモデル用ペン塗料を使います。って言ってもガンプラ用の「ガンダムマーカー」ぐらいしか現状ありませんが(笑)
こちらはスミ入れ用や汚し用のタイプも販売しているので、駆使すればかなりクオリティの高い作品を作ることも可能だと思います。
ただ、缶と同じく調色が出来ないということ、細かいところの塗り分けをするには筆が必要になるなどの問題はりますが、最近はガンダムマーカー専用エアブラシセットも発売されているので、塗装手段としては出来ることが増えてきていますね。
筆
「筆」の場合、筆を数本買って塗料を買えば、あとは直接塗っていくだけで塗装できます。
調色により好きな色を作ることも可能ですし、筆の種類を使い分ければどのような部分でも塗っていくことが出来ます。
ただ、筆の場合「筆塗りの技能」が仕上がりを大きく左右するので、いきなりキレイに塗り分けるのは難しいかも知れません。
上手い下手は何度も経験を重ねていくと上手くなるとして、場所も大きく取らず、用意する予算も少なく済み、好きな色を作れて、塗り分けにマスキングも必要なく、と考えると、手軽に始めるなら一番理想的なのが「筆塗り」なのかも知れませんね^^
最近流行りの「アニメ塗り」も筆塗りの技術が高くなれば可能になると思います。
エアブラシ
「エアブラシ」の場合、コンプレッサーやハンドピースを購入し、塗装ブースを用意する必要があります。
当然、予算としてはこれまでの中で振り切って高くなりますし、購入後も設置場所を大きく取るうえに動作中の機械音がウルサイということも良くある問題です。
ただ、筆と缶の良いところを両方兼ね備えたものが「エアブラシ」で、好きな色に調色した塗料をスプレーのように塗ることが出来ます。技術があれば細いところも難なく塗ることが可能です。
また、筆や缶スプレーでは表現できない技法「グラデーション塗装」や「パール塗装」などが出来るので、エアブラシも技術が必要となってくる手法ではあります。
が、こちらもやはり経験を必要とするので、早めに始めて回数をこなせばどんどん上達していくと思います。
何よりまず「塗装をしてみること」が良いかと思います。
ちなみに僕は「エアブラシ」が基本で「筆塗り」も少しずつ始めている感じです。(最近、妻の友人から↑のコンプレッサー単体を売ってもらい、L5と2台のコンプレッサーを使い分けています)
ガンプラに必要な工具は徐々に集めていこう!
ガンプラを作る為の工具は、今回紹介した以外にもたくさん存在します。
例えば、スジボリ用の道具だったり、穴を開ける道具だったり・・・でも、こういうのは普通にガンプラを作るだけなら必要ありません。
必要になる時は、ガンプラにもっと手を加えたいと思った時で、その都度買い揃えていけば問題ないので、少しずつ集めていきましょう^^
まずは今回ご紹介した工具で、キレイにちゃんとガンプラを完成出来るようにすれば、必ず数体作っているうちに上手になってくるので、楽しんで作ってみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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