まいどおおきに!ガンプラモデラーのAkidou(@Akidou123)です。
突然ですが、ガンプラってグレードの種類がいっぱいあって、これからガンプラを始めたい初心者には分かりづらいですよね。
といった不安から、なかなか始められないという方の為に、Akidouなりの解説を踏まえてご紹介していきます。
また「息子のプレゼントにガンプラを買ってあげたいけど、どれがいいの?」というような、プレゼントとして購入を検討している方も、参考にしていただけると嬉しいです。
いきなり結論を言ってしまうと、初心者なら一番最初に作った方がいいオススメのグレードは「HG」シリーズだと思います。
その理由も含め、HGとはどんなシリーズなのか、MGとはどんなシリーズなのか、解説していきたいと思います。
まず、基本的に覚えるといいのがこの2つ
ガンプラのほとんどが「MG」や「RG」などのように、アルファベットで表記される「グレード」と呼ばれる種類があります。この記事に来られた方なら、一度は目にしたこともあるんじゃないでしょうか?
ざっと一覧にすると・・・
・FG
・HG
・MG
・RG
・PG
・RE/100
・SD
・EG
・・・なんのこっちゃ?ですよね?(笑)
これらはほとんどがサイズ感を表した名称「グレード」の略語となります。
例えば「HG」の場合は、「High Grade(ハイグレード)」の頭文字を取って「HG(エイチジー)」と呼ぶ感じです。
こんなにも種類があって一度じゃ覚えられないと思いますが、比較的簡単な覚え方と言うか、まずこの2つを押さえておくと間違いないグレードがあります。
それはずばり!
「HG」と「MG」。
この2つを覚えたらガンプラの種類の半分は理解出来たと言っても過言ではありません。
なぜなら、ガンプラを販売している店舗で占める面積のほとんどが、この「HG」と「MG」だからです。
これと一緒に覚えた方がいいのは、「1/144」や「1/100」のような数字です。
簡単なので略語とセットで覚えてしまいましょう。
圧倒的な種類を誇るガンプラの定番グレード「HG」
まず最初に覚えるのはこの「HG」です。
先述した通り、正式名称は「High Grade(ハイグレード)」。
サイズは「1/144(ひゃくよんじゅうよんぶんのいち)」です。
この「1/〇〇」というのはスケールと呼ばれる数値で、設定サイズからの「縮尺サイズ」を意味しています。
例えば「RX-78-2 ガンダム」を例とすると、ガンダムの設定サイズは「18m」あります。
つい最近までお台場にあったリアルなガンダムをご覧になった方はいますか?(今は横浜のガンダムが有名ですね)。
あれは実物と同じ大きさなので、スケールで表すと「1/1」です。
つまりリアルサイズを「1」として、どれぐらい小さくなったかを表す数値が「スケール」ということですね。(これはガンプラに限らず、戦車、戦艦、戦闘機などプラモデル全てに共通します)
「1/2」のガンダムは「9m」
「1/10」のガンダムは「1.8m(180cm)」
「1/20」のガンダムは「0.9m(90cm)」
といった具合にどんどん小さくなっていきますよね?
「HG」はサイズでいうと「1/144」なのでおよそ「0.125m(12.5cm)」となるので、ガンプラを組み立てた完成品のサイズがおよそ「12.5cm」のサイズということになります。
だいたい成人男性の手のひらに収まるぐらいのサイズですね。
サイズが小さいことのメリットデメリット
HGシリーズは、サイズが「1/144」で統一されています。
とはいえ、それぞれの機体の設定サイズの違いもある為、完成時の大きさは機体毎に異なります。
上記例のガンダムは「18m」設定ですが、小さい機体だと「16m」設定、大きな機体だと「40m」設定だったりするので、これら場合「HG」の完成品はそれぞれ「11cm(16m機体)」「27cm(40m機体)」の大きさとなります。
同じ「HG」なのに16cmもサイズ差があると全然違いますね!
では、1/144サイズのメリットとはなんでしょう?例えば下記のようなものが挙げられます。
・組立時のパーツ数が多くない
・小さいだけに価格が手頃
同時にデメリットもあります。下記のようなものですね。
・パーツが基本的に小さい
・小さいので一部表現が省略されている箇所がある
ガンプラを作ったことが無い人でも、これらのメリットデメリットはなんとなく理解しやすいと思いますが、デメリットの最後にある「小さいので一部表現が省略されている箇所がある」という点だけ簡単に説明します。
例えば、トミカというおもちゃの車をご存じでしょうか?
あれも実際の車をミニカーにしているので、ガンプラと考え方は同じですね。(サイズは存じてませんが・・・)
では、トミカの運転席の中を覗いたことがあるでしょうか?
ハンドルなどはありますが、シフトレバーや計器類まではリアルに表現できていませんよね?
あれはその縮尺だと小さすぎてリアルな表現が不可能なサイズだからです。
これはガンプラも同じで、小さいスケールだと表現が不可能な箇所は簡略化されている場合があります。
ただこれは、完成品ではほとんど気にならない(ように出来ている)ので、こだわりが無ければあまり気にするデメリットではありません。
しかし例えば、あなたがこの先、「作り込んで完成度の高いガンプラを作りたい!」という場合は少し注意が必要です。
上記のトミカの例のように、小さいことで表現しようとする箇所がとても細かくなる為、難易度があがります。そういう場合は、後述する「MG」など大きなサイズを選びましょう。
「HG」シリーズは種類が豊富!同じ機体が2回発売されたことも!?
この「HG」シリーズは、現在発売されているシリーズの中でも古くからあるシリーズで、それだけガンプラの種類も豊富です。
また、新しいガンダム作品がプラモデルになる時も比較的商品化が早いのはこの「HG」です。
「HG」シリーズは通し番号が振られていて、1に近いほど発売日が古いことを意味します。
と思いますよね?
その買い方でも問題はありません。
新しいガンプラが出たら買っていくのもアリですね。
でも、ガンプラの醍醐味は「自分が好きなカッコイイと思う機体」や「映像作品を見て好きになった機体」を選んで買って作るというものです。
そして、ほとんどの機体はシリーズ番号通して「1度しか」ラインナップに入っていません。
つまり、すでに発売されているキットが欲しいと思った場合、必然的に古い番号のものを購入するしかないということです。
例えば、量産型のザクIIが大好きで作ってみたい!と思っても、HGシリーズで買おうとするとNo.40のザクIIを買うしかないのです。(2022年現在はザクIIのリメイク版が発売されています)
そういう点では、ただ新しい番号だからいいという訳ではなさそうですね。
また、No.が古いガンプラを買う時に1点だけ注意しておきたいことがあります。
それはバンダイの「技術力」の違いです。
ガンプラを製造するバンダイのプラモデルは長い年月をかけて本当に大きく進化しています。
つまり、昔の「HG」と最近の「HG」では、パーツ構成や完成時のバランス、可動域などが圧倒的に違います。

▼下がNo.29の「Ex-Sガンダム」、上がNo.193の「ガンダムMk-II」。関節の仕組みや可動域などはNo.193の方が圧倒的に凄いです。
仮に、No.100以下のHGとNo.200以上のガンプラを作ってみると、その違いは明らか。
もちろん、No.の大きい方が作りやすいし見た目もカッコ良く仕上がります。
ただし、前述した「HGシリーズ通して1度しかラインナップに入っていない」という話も、人気の機体となると話は別です。
例えば、「シャア専用ザクII」などは、No.32で発売されていましたが、No.234として最新の技術を駆使した新しい商品が発売されています。
いわゆる「リメイク版」というやつですね。
↓No.32のいわゆる「古」シャア専用ザクII
↓こちらがリメイクされた「新」シャア専用ザクII
こういった機体はザクIIやガンダム、ガンダムMk-II(上記のNo.193もリメイク版)など、人気の機体だけですので、半分以上の機体は一度出たきりというのが現状です。
どうしてもその機体が欲しい場合は、完成時のクオリティや可動域などが、最新のものよりも劣っているかも知れないとだけ覚えておくといいかも。
という事で、まずはこの「HG」というものを覚えて、これを基準にすれば他のシリーズを覚えやすいと思います。
・「HG」は「High Grade(ハイグレード)」の略。
・サイズは「1/144(ひゃくよんじゅうよんぶんのいち)」。
・色んなガンプラのシリーズ中、最も種類が豊富
・値段が手頃
・完成時の迫力が少し物足りない
・小さいパーツが多い
・細かい表現までは再現されていない
・機体によっては古いNoのものしかなく、古いNoは現在の技術と大きな差がある
続いて、覚えるほうがいいグレードは「MG」ですね。
ちょっと休憩して、目の疲れを癒してから次のページにお進みください^^
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