まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
今回のガンプラキットレビューは「機動戦士ガンダムOO」から「HG 1/144 ジンクス」をレビューしていきます!
前回作った「HG ティエレンタオツー」からダブルオーが続いております。こちらは作中では1stシーズン終盤に出てきた機体ですね^^
悪くはないキットですが、お世辞にも良いキットとは言えないと感じたキットなので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。最後までよろしくお願い致します。
↑メーカー希望小売価格は¥1,320(税込)です。購入価格は自己判断でご購入ください。
Akidou的キット総評
まず結果として、下記のような印象です。それぞれのポイントを☆で表しました。
基準値は として、僕なりの印象を☆で表しました。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
※星が低い=良くないキットというわけではありません。
例えば、素組みフィニッシュ派の方なら「素組み再現度」が☆5に近い方が満足いくでしょうし、ポーズをつけて遊びたい派の方なら「アクション」の☆が5に近いほうが満足いくでしょう。そういう感じで参考にしていただければと思います。
レビュー内容を動画で見たい方はこちら
パッケージ&ランナー紹介
機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)に登場する「疑似太陽炉」を搭載した量産型モビルスーツ。
ソレスタルビーイングのガンダムが持つ「太陽炉」と同等の力を持ったエンジンが「疑似太陽炉」で、アレハンドロ・コーナーによって、AEU、人類革新連盟、ユニオンの3国家に10機ずつ手配されたのがこちらの「ジンクス」。
当時の3国家は、互いにゼロサムゲームを繰り返してきましたが、ソレスタルビーイングの介入によってどの国家も頭を抑えられる状態でした。しかし、この「疑似太陽炉」を手にした各国家は、これを機に「連合軍」として手を取り合い、ソレスタルビーイングと対峙します。
この「ジンクス」の登場により、ガンダムに対抗する力を持ったということですね。
変な姿していますが(笑)、実は物語においてはカギとなるモビルスーツでした。その後も、「ジンクスIII」や「ジンクスIV」など、発展系が2ndシーズン以降に登場していきます。
武装は連合軍側(3国家)では初となるビーム兵器「GNビームライフル」と、長距離射撃用の「GNロングバレルビームライフル」、近接戦用の「GNビームサーベル」に高い強度を持つ「GNシールド」、頭部に内蔵された「GNバルカン」、指そのものが武器となる「GNクロー」となっています。
単体の性能としてはガンダムに劣るジンクスですが、作中ではこのジンクスによる連携フォーメーションにより、その性能差をカバーすることで、ガンダムと渡り合っていました。(輪っかになってクルクル回りながらGNビームライフルを打つシーンは記憶にある方も多いはず)
パーツ数はそこそこありますが、細かいパーツというより大きなパーツ構成が多いジンクスなので、初心者でも組みやすいキットだと思いますが、どうなのでしょうか。
それでは、ランナーを見てみましょう。
ランナーは全部で3枚とポリキャップ、ホイルシールとなってます。
Aランナーは外装の白パーツを中心としたランナーです。
実は白ではなく、若干シルバーチックな淡い鼠色のような成型色をしています。おそらくジンクスのシルバー感を出したのだと思いますが、個人的には好印象な成型色です。
ビームサーベルの刃はクリアーパーツですね。
Bランナーは、外装のグレーの部分が中心となっています。
ジンクスの特徴でもある、肩と腰の弧を描いたパーツは一体成型で再現されています。こういったパーツを見ると、バンダイの技術力の凄さが感じられますね^^
Cランナーはフレームや武器のパーツが入っています。
後述しますが、GNロングバレルビームライフルの換装の仕組みは上手く出来ていて、このキットの魅力の1つだと感じました。
ポリキャップは「PC-123プラス」、ホイルシールが付いています。
シールは円形のものが多く、ジンクスのところどころにある円形のディテールに貼り付ける見たいです。ここは内部のグレーの成型色でなんとか表現できなかったのかなぁ?と感じるところ。
MGは作ったことありませんが、MGだとここは内部フレームなどで表現されているのかも知れませんね。
ということで、全105パーツで完成します。
組み立て説明書は、見開きに大きく完成見本が載っています。
このポージング例はバリエーションが多いので、見ていてカッコイイ印象は持てますね。
素組み完成
素組み完成しました。
スタイルは別に悪くありませんね。
組み立て自体も難しい箇所はなく、初心者でもまったく苦労することなく作ることが出来ると思います^^
ジンクスの特徴的な形状も再現されているし、見た目はホント悪くないと思います。
もともとディテール等が少ない機体なので、あまり情報量としては多くはありませんが、それも含めて「ジンクス」なので仕方ないですね^^;
斜めからのショットもカッコ良く決まってくれます。
上半身のアップです。
額と胸の紫の箇所にはクリアーパーツがついています。
構造自体は通常の人型と同じですが、胸のところ(鎖骨にあたるあたり)と股関のところに、パーツが貼り付いているような感じで、見てもらうと分かりやすいですね(笑)
下半身のアップです。
こう見ると足が極端に細いような印象も受けますが、実際はそこまで華奢には感じません。
むしろそう感じる原因は、足首のスリッパ部分じゃないかな?と個人的には感じてます。実際の設定画でも薄いのですが、キットで見るとなんだかめちゃくちゃ薄っぺらいような印象を受けました。
分厚くしたらそれはそれで違うのかも知れませんが、もう少し厚めの印象になる形状だったら良かったのになぁと思った次第です。
お尻の部分には、ブースターが1基ついています。
このブースターのブロックの両サイドにリアスカートのようなものがあるのですが、こちらは前面から見ると裏側が目立つ上に、裏面のディテールはなく肉抜きされているので、このキットの改修ポイントの1つだと感じました。
冒頭の解説でもお話した「疑似太陽炉」がドリルみたいなこの部分。
一部シール表現となっていますが、きっちり塗り分けると見映えは良くなると思います。案外目がいく箇所なので、ちゃんとつくりこみたいポイントですね。
ジンクスの合わせ目ポイント
合わせ目箇所は、思っていたより少ない印象です。
まず脚の脛と甲の合わせ目が入ります。裏側のふくらはぎ部分にも同様の合わせ目が入ります。
次に腕の部分です。写真のように腕部と関節部分に合わせ目が入ります。
これも反対側に合わせ目が入ります。
胴体側面にも若干の合わせ目が入ります。
あと腰ブロックの左右にも入ります。
これらは正直、目立たない箇所なので気にならない方はスルーしてもいいと思います^^
頭部にも合わせ目があります。あと、正面顎の部分にも若干合わせ目が出ています。
ここは目立つ部分なので処理したいポイントですね。
あと足の関節軸上側に若干合わせ目が露出します。
ここも太ももカバーの内側にあたるので、正直目立ちません。
どうしても気になるという方はどうぞ^^
ジンクスの後ハメポイント
ジンクスの後ハメ加工ポイントは、おそらくこの「頭部」部分だけじゃないかな?と思います。(もし他にもあったらコメントで教えてください(笑))
頭部の顔は、左右のパーツではめ込む仕様になっています。まぁよくあるガンダムフェイスと似たような構造ですね。これを後ハメ加工することで、頭部の合わせ目を消した後に顔をハメ込むことが出来るようになります。
この場合、直接顔を頭部に差し込むように加工すると問題なさそうですね^^
なので、干渉するT字のピンの左右をカットする方法でやると上手くいくかと思われます。(まだやっていないので何とも言えませんが・・・)
それ以外の合わせ目消しの箇所は、関節などがすべて外れるようになっているので特に後ハメ加工をする必要はないと思います。
ジンクスをポージングさせてみました
それでは、簡単にポージング取ってみたので、可動域などはこちらで感じ取っていただければ幸いです(;^ω^)
これらに合わせて、組立説明書の画像でもいくつかのポージングが見れると思います。
感想としては、あまりストレス無く可動させることが出来たと感じています。
あくまで「可動」に関しては・・・
というのも、このキットの最大のストレスは「パーツのポロリ」です。
足首にある小さいアンクルガード、胸のV字のパーツ、肩の関節を隠す関節アーマー、腕部に装着するシールド、などなど。これらは全て簡単にポロリと取れてしまう箇所となります。
一部は接着剤で固定させてもいいものもありますが、ほとんどが可動箇所や取り外す箇所になるので、接着する対応が出来ず、少し触れるとポロリと取れてしまうので、ポージング中はこれらのパーツでストレスを感じました。
接続ピンを若干太らせるなどの対策が取れる方は、この辺りを補修してあげると解決すると思うので、ぜひ参考にしてみてください^^
HG 1/144 ジンクスの総評
という事で、ガンプラキットレビュー「HG 1/144 ジンクス」はいかがでしたか?
改めてもう一度、評価を記載しておきます。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
初心者でも組みやすい印象はあったので”4”、ポージングは取りやすいですが、パーツのポロリが多いことで若干のストレスを感じてしまうので”3”という評価ですね。
素組み再現度は、シール箇所が以外と多いことから”3”、オプションもビームサーベルが2本とハンドパーツが左手平手のみなので、”3”といったところでしょうか。
良くも悪くも、いい点と悪い点が相殺した感じのキットに感じたので、及第点と言った印象のキットでした^^;
「ジンクス」という機体が好きな方は、作ってみることをオススメしますが、「ダブルオーが好き」というだけの方なら(収集目的などがないのであれば)他のキットを買った方がいいかな?という感じです。
ということで、ジンクスのレビューは終了となります。
次回は、1/144の旧キットで機動武闘伝Gガンダムから「1/144 ガンダムマックスター」をレビューしたいと思います。お楽しみに^^
それでは~
↑メーカー希望小売価格は¥1,320(税込)です。購入価格は自己判断でご購入ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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