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アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 【伝説巨神イデオン】【旧キットレビューVol.22】

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「いつか作るぞ!」と積み上げられた「積みプラ」達。
そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。

積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。

今回はアニメ「伝説巨神イデオン」に登場する「AOSHIMA」から発売された「1/600 ギラン・ドゥ」です。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー パッケージ

「ギラン・ドゥ」は、バッフ・クランの重機動メカで、イデオンより若干小型のサイズのメカです。

作中初めて登場した重機動メカとして記憶に残っている方も多いかと思います。もともと亜空間戦闘を想定して作られていて、イデオンに強襲をかけるものの逃げられてしまいます。

今回の「ギラン・ドゥ」も、他の重機動メカの中では比較的小型の部類に入るので、パッケージも以前のアディゴと同じサイズです。

今のところ重機動メカのクオリティは高いことが多いので、今回のギラン・ドゥも楽しみですね。

それでは、ぜひ最後までご覧ください^^

キットの内容だけを見たい方は目次の『ギラン・ドゥ キット内容説明』からご覧ください^^

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「ギラン・ドゥ」について

富野由悠季監督のTVアニメ「伝説巨神イデオン」に登場した、敵側「バッフ・クラン」の重機動メカの1つがこの「ギラン・ドゥ」です

冒頭でも少し話しましたが、この「ギラン・ドゥ」は作中で一番最初に登場した重機動メカです。

ソロ・シップがDSドライブで亜空間に突入した際に襲ってきましたが、ソロ・シップ達には結局逃げられてしまいます。

しかし、イデオンにとって初の亜空間戦闘でもあったので、ギラン・ドゥの戦闘力は驚異的でした。

そもそもイデオンよりも先に開発されていた重機動メカということもあり、バッフ・クランとしては「亜空間で戦闘を仕掛ければいくらイデオンと言えど」という気持ちではあったのでしょう。

パッケージの見た目がクラゲのような感じですが、どちらかと言うと「誰もがイメージする火星人」という形状で、以前レビューした「ドグ・マック」にも似ています。

武装は両腕の高速ミサイル・ランチャー、頭部正面に加粒子砲、左右側面に亜空間用の加粒子ランチャー、前後左右にホーミング・ミサイルを装備しています。(パッケージ参照にて)

はたして、ギラン・ドゥは一体どんなキットでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。

「ギラン・ドゥ」キット内容説明

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー パッケージ

「伝説巨神イデオン」に登場した「ギラン・ドゥ」をアオシマがキット化したプラモデル。

ランナーは全部で3枚、パーツ数は全部で76パーツ

ではパーツ構成を見てみましょう。

各ランナー紹介

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー ランナー紹介

ランナー1枚目は頭部や腕部パーツがあります。

中央一列に同じパーツがずらーっと並んでいますが、後述する腕の組み替え用先端パーツに使う部分です。

右上のパーツは、本体を飾る為のディスプレイ土台ですね。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー ランナー紹介

2枚目のランナーはギラン・ドゥの特徴的な3本の脚のパーツです。

脚は非常に薄く、接着する際は若干難しく感じるパーツではありますが、慎重に作業をすればそこまで難しくはありません。

左下にある腿のパーツの細いパイプを折らないように注意しましょう。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー ランナー紹介

3枚目のランナーは頭部やボディ部にあたるパーツなど。

後述しますが、今回のキットはポーズ変更の為の組み替え用パーツが多く、どの組み合わせで作るかによって完成形の形が変わります。(接着後の差し替えは不可)

仮組みが出来る方は、一度組んでみてからどれを採用するか考えた方がいいですね。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー ランナー紹介

ディテールの細かい部分も非常に多く、アオシマキットの良さがしっかりと出ていますね^^

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 塗装見本図

いつものアンケートはがきと塗装見本図、接着剤です。

飛行形態時は写真下のようにディスプレイスタンドで飾ることが出来ます。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 組立説明書

組立説明書は見開き1ページの紙1枚です。

組み易さで言うと、これまでの旧キットの中でも比較的組みやすく、関節なども無茶なハメ方をするところもないので、初心者でも組みやすいキットだと思います。

ただ、ハンドパーツの先端が開いているバージョンを作るのだけは結構集中力と手先の器用さが必要でした。

素組み完成

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

ということで、素組み完成です。

ちゃんと自立もするし、各部のバランスも悪くなく、ギラン・ドゥの特徴をしっかりと押さえた素晴らしい完成度だと感じました。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

やはり、以前の「アディゴ」や「ガタッカ」と違い、脚が3本あると途端に安定性が増しますね。

しかも、関節の兼ね合いも悪くなく、プラプラするような関節はありませんでした。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

頭部も非常に完成度が高く、細かなディテールもちゃんと再現しています。

旧キットなのでエッジや凹ディテールの甘さは仕方ありませんので、より精度を上げる為にスジボリなどで対応すると、更に見映えが良くなると思います。

側面についている「口」みたいな六角形の部分の内部に合わせ目が入るので、ここを処理するのは少し面倒な気もしますが、キット全体的に合わせ目自体少ない珍しいキットなので、プラマイ0としましょう(笑)

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

胴体と前脚の接続は完全固定の接着式で、左右の脚は内部のピンハメ込みなので、脚がポロポロ取れるということは無さそうです。

さて、このキット最大の難しさと言っても過言ではない「開いたハンドパーツ」ですが、下の写真のパーツとなっています。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

ランナー紹介でも説明した「複数ある板状のパーツ」を片手に5枚使用するわけですが、開いた手のパーツ中心に円柱状のパーツがあります。

要するに、この円柱の外周に板状のパーツの接続部分を接着していくという簡単な構造なわけです。

ただ、5枚全てを接着しようとした場合、板と板の間に少しでも余分な隙間があると5枚目が入る余地がありません。めちゃくちゃシビアです(笑)

それに綺麗な円状の配置をしようとすると隣接する板状のパーツのエッジが干渉するので、めちゃくちゃ神経使います。(僕は無理でした・・・ちょっとガタガタです)

おそらく、このキットはここが激ムズポイントとなるので、どうしても無理な場合は、閉じたパーツと選択式なので大人しく閉じた方を採用しましょう(笑)

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

脚部です。

足首の形状がどうみても「ゴルフクラブ」に見えて仕方ありませんが、こういう形状なので忠実と言えば忠実です。

膝の関節は可動しますが、太ももについているパイプが脛パーツの内部に差し込まれるように出来ているので、一定の位置より曲げようとするとパイプが脛に干渉して曲がりません。

これはキットの構造上どうしようもない部分なので、膝は曲がらないと考えておいた方が良さそうです。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

腕の付け根は、写真だとプラプラ外れていますが、本来はしっかり接着されているのが正しい為、腕のパーツは回転はするものの可動はしないというのが正解です。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

頭部の加粒子砲も良い再現度だと思います。

なんだかイヤラシイ目つきに見えてしまうあなたは、きっとイデに見放されてしまうでしょう(笑)

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

ちなみに、ディスプレイスタンドに立てるとこのようになります。(撮影時は塗装見本図の例を見ていないのでディスプレイが逆になっています)

飛行状態のパーツで組み立てたら、このディスプレイスタンドで飾ることも出来るので、ここも含めて組立前にどうするか決めてしまいましょう。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

ちなみに、「飛行形態時」に使う頭部と胴体の接続パーツがこちらとなります。

胴体との接続をするパーツは、頭部の内部に球体をハメこむのですが、こちらを使うことで接続部分に少し角度が付いている為、飛行形態がとれるというわけです。

今回の「ギラン・ドゥ」は結構「組み替え」パーツが多く、こちらの頭部以外にも・・・

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

(左上から)腕部の先端パーツの交換用、腕の角度をつける前腕、腕の角度をつける二の腕、先端パーツの閉じたもの、(左下から)脚の接続角度を変える付け根、飛行形態時を再現する頭部胴体接続パーツ

と、かなり多く用意されています。

どのパーツの組合せでも問題無く作れるので、ポーズによって採用するパーツを選択しましょう。

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

ついでに、脚の関節がどれぐらい曲がるのか?という点を少し。

写真は1つだけ曲げてみました。足首、膝、根本(厳密には根本の後にくる関節)の3箇所で可動するように出来ているのですが、やはり前述したように、膝の関節だけ若干しか曲げることが出来ません。

ただ、全体的な曲げ具合は悪くないので、ポージングにはそこまで悪い影響は無いかと思います。

でも、この3本の脚を曲げるとそれぞれが邪魔になってしまうと思いますが・・・(笑)

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー 素組み完成

ポージングというポージングが取れないので、今回は箱絵を少し意識した「漂うようなポーズ」をさせてみましたが・・・あまり漂っているようには見えず、どちらかと言うと水面に浮かんでいるように見えますね(笑)

二足、三足の重機動メカは、ぶっちゃけ「ポージングさせる」ということはあまり意識せず、「しっかり作って立ちポーズなどで固定する」ような感覚でいる方が良いかと思います。

改造が得意な方はごりごり改造して、バリバリ可動するように作っても楽しいと思いますが、そもそもキットが小さいのでかなり苦労するんじゃないでしょうか?

「アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ」レビューまとめ

アオシマ 1/600 ギラン・ドゥ 旧キットレビュー

今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。

この「ギラン・ドゥ」も、中古キットの中では比較的安く手に入るキットで、数ある重機動メカの中でも再現度・クオリティは高い部類に入る良キットだと個人的には感じました。

この独特な形状が好きな方や、イデオンシリーズのキットを1/600スケールで全て揃えたい!という方もいると思うので、そういった方はしっかりと表面処理、ディテールの彫り直しなどをするだけでも、塗装後の完成形がグッと良くなると思うので、ぜひチャレンジしてみてください^^

そして、完成したキットがこちら。

ということで、まだまだ「アオシマ」のイデオンキットをレビューしていく予定なので、気になる方はぜひブックマーク登録お願いします。
出来ればYouTubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。

ということで、次回はこちらのキット。

さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?予想しながらお待ちください^^

それでは、次回も楽しみにお待ちください~

今回レビューしたキット

※2022年8月現在で中古キットが見つかりませんでした。あったとしてもかなり高額で販売されているので掲載しないことにしました。お近くの中古ショップなどの店舗の方が適正価格で入手できる可能性は高いと思うのでぜひ探してみてください^^

こうして、今日も「積みプラ」が一つ減りました。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^

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