そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
自分の積みプラを少しでも作る為のプラモデルレビュー記事ですが、今回は「TAKARA」から発売された「1/100 重装版 アザルト・ガリアン」です。今となっては大変貴重な古いプラモデル。(と言っても僕が買ったものは復刻版ですが)
昔のプラモデルって買ったはいいけど、二度と手に入らないかも知れないと思うとなかなか作れないんですよね、僕は。。。素組みならともかく、改造とかキットに手を加えるとなると、「失敗するかもしれない・・・」と勇気がいりますよね?あれ?僕だけ?(笑)
でも、その素組みでも結構大変なのが『旧キット』なんですよ・・・。
それではレビュー記事、始めます。
キットの内容だけを見たい方は目次の『アザルト・ガリアン内容説明』からご覧ください~。
BOOK-OFFさんで「重装版アザルト・ガリアン」を購入
たぶん関西在住の時に買ったと思うのでもう2,3年は積みプラとして飾られている(笑)「重装版アザルト・ガリアン」です。
ガリアン知ってますか?ガリアン。
果物の王様みたいな名前(それはドリアン)していますが、アニメ「機甲界ガリアン」に登場する機甲兵と呼ばれるロボットで、主人公「ジョルディ・ボーダー(ジョジョって呼ばれてます)」が乗ります。つまり主役ロボットですね。
どういう仕組みかよく分からない「鞭のように伸びる剣」を装備しています。
足にローラーがついていて、地面を滑るように移動する様はまるで「ボトムズ」のよう。(滑る時の効果音はまったく同じです(笑))
アニメを見た後、僕がいまだに不思議に思っていることがあって(見たことある人だけ分かるネタですいません)。ガリアンのコックピットって、中から見るとハチの巣状のモニター(?)みたいになっているんですよ。ジョルディ王子絶対見にくいと思うんですよね(笑)。
気になる方はぜひアニメをご覧ください!
それでも、ジョルディ王子は立派に成長し、ガリアンと仲間達と共に惑星アーストを守り抜きます。ジョルディ王子の成長と、(後半に判明する)宇宙規模のストーリー展開が上手く絡み合った素敵な作品だと思います。
写真の見た目からも感じるように、古いプラモデルの為、中古で買うのもそこそこ値段しますね。僕は¥3,000で購入しました。
でも率直な感想ですが、『値段』『クオリティ』『入手のしやすさ』を考えても、今なら「スーパーミニプラ」シリーズで発売されている「ガリアン」の方が絶対にいいです。(こっちもいずれ買いたいなぁ)
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
でも箱絵はめちゃくちゃカッコ良くて、惑星アーストらしいと言うか、異世界感がパッケージからも伝わるデザイン。これだけでも積みプラの価値はあります(笑)
それでは気になるキットの説明に行きましょう。
「重装版アザルト・ガリアン」内容説明
アニメ「機甲界ガリアン」に登場した「アザルト・ガリアン」をTAKARAが1/100スケールで再現したプラモデル。
完全変形とまではいきませんが、計4つの形態に変形が可能です。
当時は「TAKARA(現タカラトミー)」もロボットモノのプラモデルを販売しており、「機甲界ガリアン」の他に「装甲騎兵ボトムズ」や「太陽の牙ダグラム」が有名ですね。今では「ZOIDO」シリーズが人気ですね。
この頃のプラモデルは「接着剤」を使うことが前提です。ですので、今でこそパーツの取り付け位置はしっかり決められているのがほとんどですが、この頃はパーツによっては説明書に「この辺に接着剤で貼り付けてね!」的なものもあります(笑)
最近のガンプラをはじめとするプラモデルがいかに作りやすくなった時代かを実感させてくれます。
ランナーは全部で5。ポリキャップのランナーが1つ、他は赤と白、グレーの3色構成です。一部パーツは袋の中で取れてしまっていましたが、不足しているパーツはなかったです。(良かった)
ディテールは細かいようですが作りが結構雑です(笑)。当時の技術では十分だったかもしれませんが、今のクオリティと比べるとやはり辛いところ・・・。
白のランナーには顔パーツや剣のパーツが配置されてます。後述しますが、このキットの難関と言えるパーツが含まれているのがこのランナー。子供が作るにしては難しかったでしょうね、きっと(笑)
盾や武器が配置されているグレーランナー。このキットで一番出来が良いパーツは「アザルトキャノン」だと思います(笑)。
盾はペラペラ過ぎて、これだと『ハイ・シャルタット(敵のキャラ)』に笑われるでしょう。
このキットの問題点
突然ですが、このキットにはいくつか問題点があります。
まず、腕のパーツが物理的に装着不可能ということ。次の写真を見てください。
白いパーツの赤い〇の中に小さな穴が開いています。この穴に左側のグレーのパーツを挟み込むんですけど、その挟む芯の部分(〇で囲っている部分)が太いので、白いパーツがしっかりと挟めないんです。正確には受けの白いパーツの穴が小さいんですね・・・(ていうかよく見ると半円ではなく台形の切り口です)
ちゃんと白いパーツを接着するには、ナイフなどで穴の部分をすこし削らないといけません。
あともう一つ。
このパーツをご覧ください。
このように、ゲートのつく位置が曲面ど真ん中です。
旧キットだとガンプラにもこういう部分はあるので、珍しいことではないのですが。ヤスリで処理すれば問題ないですし・・・(当時のプラ素材が柔らかいこともあって、ヤスリがけも慎重さが必要ですけどね)。
近年のガンプラだったら、ゲートはアンダーゲート(ゲート跡が目立たないように接着する側にゲートがついている方式)だったり、側面の位置だったりします。
素組み派の人にとっては、この辺りの処理が難易度高いかと思います。と言うか、このキット自体が難易度高いです(笑)
ガリアン欲しさなら素直に「スーパーミニプラ」版を買いましょう!
素組み完成
それでも、全体のフォルム自体は悪くなくないですか?(なくなくない?ん?なくなくなくない?(笑))
足のパーツは接着剤使わずでも問題なさそうだったので使っていません。なので、膝がちょっと開いてます。足以外は全て流し込み接着剤を少量だけつけて、軽く接着しています。
細かいモールドが入っているところや、ジョジョのフィギュアがついていたりと、驚かされる点も多い「1/100 TAKARA 重装版アザルト・ガリアン」のキット。
先述しましたが、このキット、「変形」します(笑)
「パンツァーファルコン」モード
パンツァーファルコン、またの呼び名を「飛装改」と呼ばれるモード。ジョジョが偵察に向かう時などに登場したガリアンの分離形態。
要するに「上半身」です(笑)
『ファルコン』というネーミングの通り、鳥のような形態ですが、意外とどの角度から見ても隙は無く、もしかするとこれが一番メインの形態なのでは?という感じです。
それでも、ただの「上半身」です(二回目)
「ストライクビーグル」モード
一方、上半身が「飛装改」であれば、こちらは「ストライクビーグル」、通称「自走改」。
はい、ただの「下半身」です(笑)
飛装改に比べるとコチラは貧相な印象です。劇中ではけっこうがっしりとした印象があったので、そこを再現して欲しかったのですが・・・。
これでも、足の向きをかなり無理して後ろ方向に傾けています。
「ビッグファルコン」モード
そして、ガリアンからそのまま飛行形態になったのが「ビッグファルコン」モード。
写真の通り、要するに「前かがみ」ですね(笑)
これも「ストライクビーグル」時と同じく、足をもっと前方向に回転できればもっとカッコ良くなりそうです。
横から見た時にやはり「間抜け」に映ってしまいますね(笑)
もっと前に足をもっていければ、飛行形態、名前のとおり「ビッグファルコン」となりそうなので、もし改造をする場合、ここらへんを意識するといいかも知れませんね。
腰にある小さな羽根のパーツも、ゆるゆるなのですぐに「パタンッ!」と閉じてしまいます。実はそれぐらい各部がゆるゆるなのです(笑)
それでも何とかポージングを取ってみました!
「1/100 TAKARA 重装版アザルト・ガリアン」レビューまとめ
アザルトキャノンはガリアンが持って撃つことが出来ます。ただ、箱絵のように両手で持とうと思っても持てなかったので片手で持たせてみました。(劇中にこんな撃ち方してるシーン無かったような気がしますが・・・)
このように偶然滑っているように見えるワンショットが撮れたので嬉しかったですね。
こういう「偶然出来たポーズが良い!」という感じの楽しみ方も「プラモデルの面白さ」です。ポージングをとって、劇中のワンシーンのように見せられないか試行錯誤を繰り返し、奇跡の角度などを見つけては「おぉ!」とテンションがあがる。
年齢など関係なく、「楽しんだもの勝ち」なんです、えぇ。
ジョルディ王子のフィギュアがついていることは完全な予想外で、結構細かい造形が出来ていて、よーく見ればジョルディ王子にも見えてくるという(笑)
今回は、シールの質が良さそうだったのですが、赤であるべきパーツが白だったり、ゆるゆるだったりしたので、シールは貼らずに完成としました。
もう一度言いますが、これからガリアンを作りたい方は「スーパーミニプラ」のガリアンをオススメします(笑)
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
旧キットが好き、旧キットを作り慣れている、当時のガリアンがいい、など、よほどの理由がなければTAKARAの旧キット「重装版アザルト・ガリアン」はオススメしません。
しかし!シリーズで登場したキットを並べたい場合、ガリアンだけスーパーミニプラだとクオリティの差が目立つので、それならば旧キットで揃えた方がいいでしょう。
ちなみに、このプラモデル。
完成イメージの写真は箱絵の右下にある小さな写真か、箱絵の横にあるイメージ写真しか無く、完成するまでどうなるのかまったく分からないです(笑)
↑どうやら「復刻版」だからのようです。
今回ご紹介したキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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