電撃ホビーマガジンの6周年記念特別号Vol.3の付録としてついていた「1/200 スケール ヘイズル2号機」の制作記事です。
今回で完成となります。最後までお付き合いください。
ちなみにこのキット、プレバンで再販がされるようなので、ご興味沸いた方はぜひご確認ください。
ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに 復刻セット【2次:2021年4月発送】
塗装の大変さが身に染みた・・・
前回の記事でも最後に触れましたが、今回は「色ノ源」という調色用カラーを使って塗装しました。
この塗料、調色用ということで、純粋な「シアン」「マゼンタ」「イエロー」なので単色だけだとクリアーカラーと同じなんです。つまり隠ぺい力が限りなく低いということになります。
となると、下地を塗らないと思った色にはなりません。
今回は、淡いブルーとパープルのカラーで仕上げようと思うので、まずは淡いブルーの調色から始めました。
「シアン+マゼンタ」で濃いめのブルーを作った後、通常のMr.カラーの「クールホワイト」を追加して淡いブルーを作ります。
パープルの部分は、その淡いブルーを下地に重ねていくことで発色してくれるので、まずは必要な箇所全てを淡いブルーで塗装します。
その後、パープルを「マゼンタ+シアン」で作り、重ねて塗りました。
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SNSでは呟きましたが、実は重ね塗りが上手くいかず、バラバラの濃淡になってしまったので、一度塗り直ししています(笑)
塗装の際、マスキングは必須になるので、これも大変でした・・・なんせ、小さいので(笑)
肩や足の黄色のラインは、マスキングテープを1mm幅に切り出して、まずそれをライン状に貼ります。その後、そのラインの周辺にマスキングテープで貼っていき、最後にライン状のマスキングテープを剥がしたところを塗装するという流れです。これも地味に大変ですよね・・・もっといい方法があると思うのですが、地道な方法しか思いつかず。(誰か良い方法があったら教えてください)
ラインや足などの黄色の部分は、「イエロー+マゼンタ」をMr.カラーの「イエロー」を下地に塗装しています。
追加装甲部分やバックパックの白は、Mr.カラーの「ガンダムホワイト」に前述した淡いブルーを少量足して、若干ブルー寄りにしています。
他にメカ部はMr.カラーのニュートラルグレー、赤色の部分はMr.カラーのシャインレッドを使いました。
ちなみにすべて「エアブラシ」による塗装で、リタッチやメカ部などの小さい箇所は「筆塗り」で仕上げています。
塗装後、発光部分に100均の「カラーホイル」を切り出して貼りました。(詳しくは後述しています)
仕上げに一度クリアーでコーティングした後、全体をエナメル塗料の「ジャーマングレイ」でウォッシングして、一部に水転写デカールを貼った後、最後に全体をつや消しクリアーでコーティングして完成です。
いやぁ~・・・大変だった(笑)
完成しました!1/200 ヘイズル2号機です!
というわけで、完成した「1/200 ヘイズル2号機」、ご覧ください。
いかがでしょうか?
1/200というサイズなので、寄って撮影すると少しスケール感が出ませんが、少し離れて見ると「あれ?1/144かな?」と思いません?(それは言い過ぎ?)
手の平にも乗るサイズなので、完成品はカッコイイだけでなく、どこか「かわいい」という感じがします。ガンダムをよく知らない妻が見て「かわいい」と言っていたので、たぶん「かわいい」んでしょう(笑)
発光表現に100均の「カラーホイル」を使いました
緑の発光部分には、100均の「カラーホイル」を使っています。
頭頂部と背面のバインダー(?)に発光部分はあります。カラーホイルはしわが付くと直せないので、なるべくきれいな状態で貼り付けたいです。そこで、まず貼り付ける面に細かく切ったマスキングテープで面を作ります。
その後、端から全体をつなげたまま綺麗に剥がして、カラーホイルに貼り付けます。
カラーホイルに貼り付けたら、周辺をデザインナイフで切り抜きます。
マスキングテープはそのままにして、パーツ側に瞬間接着剤を薄く塗り広げて、カラーホイルを貼り付けます。貼り付ける前にマスキングテープを剥がすと、テープがやぶれたり、くるんと丸まったりして貼りにくくなります。
瞬間接着剤は写真に写っている100均のものですが、粘土がいい感じにサラサラだったので使いました。(実際にランナーでテストはしました)
必ず薄く塗りましょう。カラーホイルの表面につくとカラーが剥がれてシルバーになることがあります。
カラーホイルをパーツに貼り付けたら、しばらく待ってからマスキングテープを剥がせば完了です。
恐る恐るつや消しクリアーをかけてみましたが、あまり影響はないみたいです。曇っちゃうかと思ってたんですけどね。
ちなみに、実は一番苦労したのは、頭頂部の発光部分にある「真鍮線」です。
幅が1mmで太さが0.3mmの真鍮線をつけるという、かなり神経を使った作業でしたね。あまり目立ちませんが、意識したら見えるというのが個人的に好きです。
以上で完成となります。
あとがき
今回は、初めての1/200スケールだったので、作業をするサイズ感が違ったのはある意味「斬新」な感じがして良かったです。まだ他にもいくつか持っているので、それもそのうち作ってみたいと思います。
ただ他のキットと違って「箱」が特殊なので(制作記①を参照)、収納をどうしようか考え中です(笑)
次は、出戻り後初の「SD」シリーズを作りたいと思います!
それではまた~。
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