他に干渉する部分がないか必ずチェックする
さっきのシミュレーションする際にもありましたが、これも大切です。
表面的にみると、パーツを差し込んで組み込めるようにダボ受け側を加工するだけと思っていたつもりが、いざ差し込もうとすると差し込み口が小さくてそもそも入らない、という事もあります。
差し込むパーツ、受け止めるパーツ、これらの進路上に障害となる形状は無いか?
その障害となる箇所は削り取っても問題の無い部分なのか?
など、そういった部分をクリアすることで、スムーズな組み込みが出来るので、干渉する部分もチェックすることは大切です。
差し込んだ時にどこか干渉しているようなら、力任せにハメ込むのは止めて、どこがどう干渉していて修正しても問題は無いのかどうか慎重に見てみましょう。
加工後は必ずテストをする
超重要です(笑)
加工が出来たら、必ず本番に近い状態で差し込めるかどうかチェックしましょう。
例えばこんな感じでハメ込める場合はNGです!
なぜなら、本番の状態はおそらく合わせ目消しなども完了している為、パーツに負荷がかかるようだと破損する可能性があるからです。
適度な力で押し込むとパチッとハマるようであれば、おそらく本番でも問題ないでしょう。(個人的なアレですが、指圧マッサージぐらいの感覚です)
また、後ハメ加工をする場合、ほとんどが合わせ目消しをするパーツも含んでいるはずです。その場合、最終チェックをする際は必ず合わせ目消しをする前の状態で行います。
この時、パーツを差し込んだ時に合わせ目消しをする側のパーツの合わせ目が少しでも開くようであれば、それは上手くいかない可能性が高いです。
合わせ目が開くということは、差し込まれる側のパーツが狭いということを意味します。合わせ目消しをした後は、同じように合わせ目が開くことはないので、本番だときつくて入らないという状態になります。
合わせ目が開かずに差し込めるよう、干渉している部分を見つけたら削って対処しましょう^^
あと、チェックした後は、パーツを引っこ抜くのではなく、合わせたパーツをバラして抜き取るほうが安全です。
差し込めたからと言って、逆に(例えば引っ張って)抜き取ろうとすると、必要以上にパーツに負荷がかかるので破損の原因となります。
ただでさえ後ハメ加工をしたパーツを差し込む時は、パーツに負荷がかかるので、差し込む時は仕方ないにしても抜き取る時は、パーツオープナーなどを使ってパーツをばらして外すようにしましょう。
それでは、これらを踏まえて、よくある後ハメのパターンってどういうものがあるのか、今回は4つのパターンを考えてみました。
参考にしていただければ嬉しいです。
後ハメ加工のパターン
それでは、後ハメ加工でよくあるパターンをそれぞれ写真付きで説明します。
よくあるパターンなので、応用していただくとある程度は攻略できるかと。。。
※名称は僕が勝手につけています。(笑)
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