100均エポパテのプラへの食いつきはどうなの?
最後の検証は「プラへの食いつき」です。
Waveさんのプラ板を使用していますが、このプラ板は若干柔らかめなので、もしかするとキットなどの硬いプラ材の場合だともっと良くなるかも知れませんが、その点も含めて検証結果をご覧ください。
タミヤのエポキシパテの食いつき
まずはタミヤパテの食いつきから。
安定の食いつきを見せてくれます。かなり力を込めないと剥がれる気配がありません。
パテ類全般に言えますが、プラの表面が荒れている方が食いつきが良くなるので、今回の検証には#80のペーパーで表面を荒らしています。
そのおかげもあって、安定の食いつきを見せてくれます。かなり力を込めないと剥がれる気配がありません。
ナイフで先端部分を切り落としても、その影響でプラからパテが離れることもない為、安心して切削作業が出来ると思います。
100均の木工エポキシパテの食いつき
続いて、100均の「木工パテ」の食いつきですが、こちらもなかなかしっかりと食いつきは良さそうです。
サクッと切れるのは変わらずですが、切ったとしてもパテが浮いてしまうようなこともありませんでした。
密度の時は穴が多く、使いにくそうな印象でしたが、サクサク切れて食いつきも良いとなれば、逆に表面処理さえ気を遣ってやれば、いい条件で使えるパテだと思うので、人によってはこの100均の木工パテが使いやすいと感じるかも知れません。
100均の万能エポキシパテの食いつき
続いて、100均の「万能パテ」の食いつきです。
これも食いつき自体は悪くなく、かなりしっかりと密着している気がしました。
切削性はパテの硬さもあって加工しづらい印象ですが、切断してもパテ全体がプラ板からパキッと離れることは無かったです。
100均の耐水エポキシパテの食いつき
最後に100均の「耐水パテ」の食いつきですが、他のものと比較すると若干だけ簡単に剥がれた気がします。
もしかすると切削作業中に、パテとプラの間にナイフが入ったりすると意外と「パキッ」と剥がれてしまうんじゃないかな?という感じです。
とは言っても、使用する上で問題となるようなものではなく、そこそこ食いつきは良かったですね。
パテを切削した際の剥がれ等も気になるほどでは無かったので、こちらも食いつきの検証は特に問題ありませんでした。
プラへの食いつきの結果
プラへの食いつきの結果としては、どれも大きな問題は無く、しっかりと食いつきが感じられたので、キットに盛り付けたとしても剥がれたりすることはほとんど無いと思います。
敢えて挙げるとすれば、耐水パテが若干剥がれやすい気がしたので、他のパテよりも食いつきは若干悪いのかもしれません。
ただし、いずれも表面がツルツルの状態だと簡単に剥がれてしまうと思うので、そこはしっかりと表面を荒らしておくようにしましょう。
しっかりと荒らしておくことで、パテがプラにしっかりと接着されるので、多少のことでは剥がれなくなってくれます。逆に、荒らさずにパテを盛りつけてしまうと、ナイフで切削している際に力が横方向にかかってしまい、パテとプラがキレイに剥がれてしまう原因にもなってしまいます。
100均エポパテの耐久度はどうなの?【おまけ】
ということで、これはホント「おまけ」の検証で、先を細くした時にそれぞれのパテはどれぐらい耐久度があるのか?を調べてみました。
あまりエポパテでこのような形状を作ることは望ましくないのですが、一応参考程度に(笑)
結果としては「タミヤパテ以外は一瞬でポキポキに折れました」です。
タミヤパテのみ、ゆっくり曲げていくとパテ自体がある程度「しなって」くれるので、すぐにポキッと折れることはありませんでしたが、100均のパテはいずれもすぐに「ポキッ」と折れてしまいました。
やはりパテ自体が細くする形状に向いていないと思うので、このような結果になったのは想定範囲内ですが、タミヤパテが結構耐えてくれるというのは意外でした^^
100均エポパテ検証のまとめ
ということで、以上「100均のエポパテはガンプラに使えるのか検証」でした。いかがでしたか?
結果としては、100均のエポパテはガンプラにも・・・使えると言って良いかと思います。
ただ、今回の3種類のエポパテは、いずれも長所短所のようなものがありました。どれが一番使いやすいのかは人によって違う感覚だと思うので、一番を決めることは出来ませんが、中でも基準にしたほうがいいかなぁと感じたのは「万能エポパテ」です。
- 木工エポパテ・・・切削性はかなり良く、プラへの食いつきも良し。密度は若干穴が目立つ。
- 万能エポパテ・・・密度はしっかりしていてプラへの食いつきも良し。硬くて切削性は少し悪い。
- 耐水エポパテ・・・プラへの食いつきはそこそこよく、若干硬いので切削性は△。密度も△。
以上のことからも、「万能エポパテ」を最初に使ってみて、ナイフやヤスリ掛けが大変だと感じた方は「木工エポパテ」を使ってみると良いかと思います。
正直、万能か木工を使えばいいので「耐水エポパテ」は買わなくても良いのではないでしょうか?(笑)
タミヤパテは、今回の検証全てにおいて優秀と言える結果だったので、やはり使いやすさ、加工のしやすさなどでも安定したエポキシパテだと思います。
最後に軽く「値段と容量」について触れますが、タミヤパテは100g入りで約「1,000円(安く見積もって)」ぐらいです。対して、100均のパテはいずれも16g入りで「100円」です。
タミヤパテに近い100g分買えば100均パテだとおよそ「600円」で用意できるので、100均パテの方がコスパが良さそうに感じますよね。
この辺りはそれぞれ皆さんでどう感じるか、コスパの感じ方は違うと思うので、一概にこちらの方が得とかは言えませんが、僕はそれでも「タミヤパテ」をオススメします。
理由は、「模型メーカーが出しているロングセラーの安心感」と「全てにおいて扱いやすいという万能性」の2点がやはり大きく、これだけでも差額の400円差は十分埋めてくれると思うからです。
ちなみに、タミヤのエポキシパテは25gの少量サイズも売っているので、気になる方は100均のパテと使い比べてみてください。どちらが使いやすいかなどは使ってみることが一番ですので^^
最後までご覧いただきありがとうございます!
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