そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回は「バンダイ」から発売された、アニメ「六神合体ゴッドマーズ」に登場する「1/300 ゴッドマーズ」です。
1981年に放送された「六神合体ゴッドマーズ」に登場する主役機が「ゴッドマーズ」です。
当時のロボットアニメらしいカラフルなロボットで、バンダイからはベストメカコレクションの1つ「1/440」とコチラの「1/300」がリリースされました。
1/300でも結構な大きさで、1/144ガンプラよりも一回り大きいぐらいのサイズ感です。
一応、合体を再現しているとのことですが、はたして完成度はどうなのでしょうか?
それでは作っていきましょう。ぜひ最後までご覧ください!
↓動画でもご覧いただけます。
キットの内容だけを見たい方は、目次の『ゴッドマーズ キット内容説明』からご覧ください。
「ゴッドマーズ」について
「ゴッドマーズ」は、アニメ「六神合体ゴッドマーズ」に登場したロボットです。
「六神合体」とある通り、1号機「ガイヤー」、2号機「スフィンクス」、3号機「ウラヌス」、4号機「タイタン」、5号機「シン」、6号機「ラー」の計6機が合体することでゴッドマーズとなります。
そのうち、ガイヤーはスフィンクスの内部に格納され、他五体それぞれが「胴体」「右腕」「左腕」「右脚」「左脚」へと変形します。
僕はアニメをちゃんと観た事が無いのですが、マーグ(主人公の双子の兄)の女性人気がかなり凄かったそうです。
近年では女性のアニメキャラ好きというのも普通になってきていますが、昭和の頃だとかなり珍しい現象だったのではないでしょうか?
今度、全話通して観ようかと思います。
そんなゴッドマーズのパイロット「明神タケル(マーズ)」が乗り込む「ガイヤー」には、反陽子爆弾(動力源)が内蔵されており、タケルと脳波で繋がっている為、「タケルの死=反陽子爆弾の爆発」となり地球が滅亡するというトンデモ設定がされています。
武装は少なく、胸の「G」という刻印から放たれる「ゴッドファイヤー」、同じく「M」の刻印から実体化される剣「マーズフラッシュ」、ゴッドファイヤーを当ててマーズフラッシュで敵を切り裂く「ファイナルゴッドマーズ」と、武器という武器は2つ、技が1つという感じです。
六神合体という大きな特徴があるこのキット、果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「ゴッドマーズ」キット内容説明
箱横のイラストイメージです。
ランナーは全部で3枚、パーツ数は全部で117パーツ。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
各ランナーです。今回は「訳有り」中古品で購入しているので一部組立状態でした。そのため、ランナーが中途半端な状態です。
赤白青の3色ランナーが用意されているので、ベストメカコレクションのように完成形がランナー1色よりも少しだけ色味がありますが、やはりパッケージのゴッドマーズにするには塗装が必須です。
しかもゴッドマーズはカラフルな機体なので、塗装の際は塗り分けがかなり大変では無いかと思います。
組立説明書と接着剤です。
説明書の内容としては当時の中でも結構複雑な内容ではないでしょうか。
というのも、組み立てもそうですが、合体変形機構があるので説明書がごちゃごちゃしているように見えるせいです。
当時の子供が作って遊ぶにしては少し難しいような気もするけどなぁ~(笑)
素組み完成
ということで、素組み完成です。
やはり3色ランナーだけではゴッドマーズの再現には物足りない印象となってしまいましたが、大きさとしては存在感がしっかりと感じられるので、これはこれで良いですね。
合わせ目としてはアチコチがセンター割りとなっているので、詳細は割愛させていただきます。
スタイルは旧キットらしさがあり、そこまで悪くないですし、ディテール感も後ろ側はツルツルですが前と左右は最低限のディテールが入っています。
脚がそれぞれ左右で分割されていますが、これは後述する分離形態時の脚の開脚ギミックが影響しているものです。
一応、開閉ギミックがあるのですが、先端部分までロックする機構ではないので、どうしても隙間が開いてしまいます。
また、脇腹には収納した腕を見えなくする開閉カバーがついているのですが、これも収納後にしっかりと閉まらず、カバー自体の保持力が弱い為すぐに開いてしまいます。
ただこれはもしかすると個体差、または僕の収納技術が足りないせいかも知れませんが(笑)
脚の左右に(シンとラーの)腕が見えてしまっているのが少し残念ですね。
スフィンクス
分離形態の胴体にあたる「スフィンクス」状態です。
一応、脚はもう少し左右に開くことが出来ます。
腕は二重関節となっていて、可動範囲は広いですが、腕以外の可動部分はありません。
足底の写真がないのですが、ぽっかり穴が空いており、合体時はシンとラーの頭部が差し込まれるように出来ています。
手に穴が空いているので武器などを持たせられそうですが、特に付属する武器類はありません。
シンとラー
こちらは右脚になる「シン」です。
先述した脚の開閉がされているのが分かると思います。
腕の回転軸はありますが、それ以外の可動は全くありません。
背中に逆T字の白いパーツが見えると思いますが、このバーを上げ下げすることで脚の根本がロックされ、開閉ギミックを実現しています。
こちらは左脚の「ラー」です。どちらも作りは全く同じです。
頭部パーツは乗せているだけなので、回転はしますが、すぐにポロりしてしまいます。
左右の腕は合体時は胴体内部に収納されるように出来ているのですが、軸がスカスカなので、左右真っ直ぐに下した時に内部の隙間に勝手に入り込んでしまうのが少し残念なポイントです。
改造するのであれば、ここの軸はしっかりと保持力を高めて、真っ直ぐに下せるようにすると写真のように少し前にする必要がなくなると思います。
ガイヤー
こちらは「ガイヤー」です。
かなり小さいキットで合体時はスフィンクスに収納することが出来ます。
モデロイド版のゴッドマーズも販売されていますが、そちらもガイヤーは収納出来ないので、プラモデルで収納できるのはこのキットだけではないでしょうか。
腕の回転軸と脚の膝関節、股間軸(開脚のみ)の可動があり、一番小さいながらも可動箇所は多いです。
が、どの関節もプラプラした感じなので、自立する事が非常に困難な形態。
ただ、意外とディテールがしっかり入っているので、丁寧に作ってあげればそれなりにカッコイイ「ガイヤー」に仕上がると思います。
合体
ということで、六神合体なのに「四神合体」となった本キットですが、残念ながら腕に当たる「ウラヌス」と「タイタン」は分離形態には含まれておりません。
その辺りは先程のモデロイド版で(差し替えではありますが)再現されているので、これからゴッドマーズを作りたい方はそちらを購入することをオススメします。
それでは合体までの流れを簡単に解説していきます。
まずスフィンクスの胴体カバーを前方にスライドし、カパッと開けます。
腕をこの内部の空間に収納する為に、肩のブロックを引き出し半回転させます。
腕は二重関節を利用してクランク状に曲げます。
後ろにある楕円状のパーツは脚の開閉ギミックをするスライドスイッチです。これを閉じて脚を閉じます。
カバーの内部に腕を収納した中央の隙間に、ガイヤーを収納します。
しっかり奥まで入れると腕と干渉して入らない為、ちょっと前側に傾けて入れると良さそうです。
頭部をスフィンクスの頭部からゴッドマーズの頭部へ回転して胸カバーを閉じます。
胴体カバーを閉じて左右のカバーも閉じます。
前述したように左右の白いカバーがしっかりと閉じない為、写真では開いていますが、本来はしっかり閉じた状態にします。
腕パーツを差し込んで胴体の変形は完了です。
シンとラーの変形はとても簡単です。
左右の腕を垂直に下し、胴体内部に収納します。
後ろ側の逆T字のバーを下に下げると脚がロックされるので、これで変形が完了です。
これで各変形が完了したので、あとは脚を差し込むことで完成です。
腕は肩の回転軸と肘の関節がありますが、肘もあまり可動域はありません。
構造上、全体の可動箇所はココのみなので、全体的にポージングは出来ません。
付属の武器で「六神剣」というそうです。(YouTubeのコメントで教えていただきました!)
アニメの武器は「マーズフラッシュ」から実体化する剣で、先端が少しM字みたいな形状をしているのですが、こちらは当時から発売されていた玩具のゴッドマーズにはほぼ付属していた武器だそう。
超合金版のゴッドマーズには両方の剣がついているそうなので、気になる方はチェックしてみてください。
こういう時にコメントで教えてもらえるのは助かりますね!ありがとうございます!
「バンダイ 1/300 ゴッドマーズ」レビューまとめ
今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
この「ゴッドマーズ」は、中途半端ではあるけど合体再現もある程度されていて、ディテールも悪くないですが、やはり改造などをしてカッコ良く作るにしては少しハードルの高いキットだと感じました。
カッコイイ「ゴッドマーズ」を手にしておきたいと思う方なら、やはりモデロイド版を購入した方が満足度は高いかと思われます。
他にも、旧キットの積みプラがたくさんあるので、順番にレビューしていこうと思います。気になってくれた方はぜひブックマーク登録お願いします。出来ればYouTubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。
ということで、次回のキットはこちら。
さて、次回は何のキットでしょうか?次のパーツヒントから予想してみてください。
今回は全部で5枚あります。後ろの画像に向かって難易度が下がります。ぜひ挑戦してみてください。
ぜひ次回のレビューもよろしくお願い致します!
それでは、次回も楽しみにお待ちください~
今回レビューしたキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
※定価は当時価格で1,100円(税込み)です。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
コメント
この合体時の成形色の配色を見て”ミクロマン ロボットマン”を思ひ出した人挙手ノシ。