そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回はアニメ「伝説巨神イデオン」に登場する「AOSHIMA」から発売された「1/600 アディゴ」です。
「アディゴ」は、バッフ・クランの重機動メカで全長46メートルと、同作品内に登場する重機動メカの中では比較的小型の部類になります。
でもガンダムが18mと考えると、46mもあるのはめちゃくちゃ大きいイメージになりますが、過去の1/600シリーズのイデオンキットをご覧いただいた方だと、このキットの小ささはよくわかるかと思います。
2機セットということで、ちょっとお得感を感じながらも、小さいキットでどこまで精度のあるキットが完成するのか今から楽しみです。
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
キットの内容だけを見たい方は目次の『アディゴ キット内容説明』からご覧ください^^
「アディゴ」について
富野由悠季監督のTVアニメ「伝説巨神イデオン」に登場した、敵側「バッフ・クラン」の重機動メカの1つがこの「アディゴ」です。
アニメでは第29話以降に登場し、これまでの重機動メカと違い、高機動ながらも様々な環境で活動できる汎用性の高いメカです。
胴体の中央には大きな加粒子砲がついていて、その真下の突き出た箇所にコックピットがあるという、かなりパイロット的にはソワソワしてしまう構造。
左右のアームやロケットランチャーなど、様々な武装を持っていますが、なにぶん小さいゆえ、攻撃力などは従来の重機動メカに劣る為、基本的には加粒子砲による一撃離脱を得意とします。
以前レビューした「Bメカ」の曰くは、この「アディゴ」が原因でもあります(笑)
【伝説巨神イデオン】アオシマ 1/600 イデオンBメカ【旧キットレビューVol.17】
実は、アオシマ文化教材社より発売されている「アディゴ」は他にも種類があり、「1/600」以外にも「1/350」があります。(たぶん1/350スケールの場合は1機のみだと思います)
はたして、アディゴは一体どんなキットでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「アディゴ」キット内容説明
「伝説巨神イデオン」に登場した「アディゴ」をアオシマがキット化したプラモデル。
ランナーは全部で2枚(1機につき1枚)、パーツ数は全部で54パーツ(1機×28、1機×26)。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
今回のランナーはこの2枚のみです。
2機セットということで、1機につき1枚のランナーが入っており、2機なので同じランナーが2枚入っています。
ただ、違う点というと、2枚目の方のみ、左中央の「折り曲げた脚部」のパーツが含まれておりません。
今回の2機セットでは、「2機とも通常姿勢」「1機を通常姿勢&1機を格納姿勢」のいずれかを選んで組み立てることが出来るようです。
どちらのランナーもパーツのディテールなどが細かく、パーツ分割も悪くない感じなので、完成形としてはとても期待できます。
注意点としては、細いパーツが結構多いので、作業の際に折ってしまわないように気を付けて組み立てる必要があります。
組立説明書は表裏に記載された紙1枚です。
1機の作り方が記載されており、同じ作り方で2機作ることが出来ます。
姿勢違いで違う点は写真の③の脚の作り方の部分で他はほぼほぼ同じです。
接着剤とアオシマさんアンケートと塗装見本です。
見本そのものがやや前傾姿勢になっているのは若干心配ですね・・・(笑)
素組み完成
ということで、素組み完成です。まず通常姿勢から見てみます。
全体的なバランスはかなり良く、小さいながらも細かい部分のディテールがしっかりと再現されていますね。
やっぱり、この細い脚で前後に長い胴体を支えるのは難しいようで、あまり真っすぐの姿勢で立たせようとすると前か後ろに倒れてしまいます。
とはいえ、立たせられないわけではないので、上手く重心をヒットすれば、写真のように立たせることも可能です。
結構細かいディテールも再現されているのがお分かりでしょうか?
また、関節等もゆるゆる過ぎない適度な感触があるし、組立工程もめちゃくちゃ簡単なので、これはかなり良キットといえるキットだと感じました。
※すいません、何故かこの写真だけ暗かったです・・・(笑)
格納姿勢はこのようになっております。
この姿勢の時のみ、ボディ下側に足のようなものを取り付ける仕様になっていますね。
やはり細かいディテールまでしっかりと再現されていて、塗装すると更に見映えが良くなりそうです。
通常姿勢の場合、このように飛行姿勢も再現が可能となっています。
写真では指で押さえていますが(笑)、ディスプレイスタンド用の穴も作れば、浮かせることも出来そうです。
ただ、関節の緩みなどはキットによって違う可能性もあるので、製作する際は各関節の強度をしっかりするように加工することは意味のある加工になりそうです。
ポージングと言える程のポーズはとれませんが、このように着地寸前のポージングなどはお茶の子さいさいです。
動きのあるポージングも取れるので、なおさらディスプレイスタンドに対応させたいキットと言えますね^^
もちろん、地上から上空を攻撃する姿勢も取ることができます。
まぁ劇中にこのようなシーンは無かったと思いますが、アディゴの可能性を感じさせてくれる姿勢ではないでしょうか?(ちょっと何言ってるか意味わかりませんが(笑))
合わせ目としては、ボディの上部に写真のように入っています。
実はここは複雑な構造をしていて、ボディの後部左右に2基あるエンジン中央に被せるようなパーツが入ることで、写真のような分割になっています。
これにより、後ろ側のブースター部を取り付ける面が面一になりにくい構造となっているので、もし段差が出来てしまったらヤスリ掛けなどで平面を出さないと貼り付けられません。
素組み派の方もここだけはヤスリ掛けをする方が良いと思うので、もし購入を考えている方は頭の隅にでも覚えておいてもらえると良いかと思われます。
脚はセンターに合わせ目が入ります。
合わせ目を見てもらうとお分かりだと思いますが、左右でパーツの違いがあるので、間違えて組まないように注意しましょう。
脚の付け根は先に取り付けてから、外装のカバーのようなものを取り付けるのですが、何とか無理矢理脚を外すことも出来なくはありません。
格納姿勢と通常姿勢を脚の交換で組み替えることも出来なくはなさそうですが、念には念を入れて、若干削ってみたりすると良いかも知れません。
背面ブースターです。前述した「平面を出さないといけない」というのは、このパーツを貼り付ける面を指します。
左側の面は「├」このような合わせ目が入り、右側の面は「┤」このような合わせ目が入るパーツ構成となっているので、それぞれの貼り付け位置が少しでもずれていると凹凸が生じます。
ここだけが唯一、このキットの難しい部分かも知れません。
上面はこのようになっています。
合わせ目を消すとなると結構面倒な形状をしていますね^^;
左右のアームはとても細い上に、接着面も非常に小さいので、折ったりしないように注意しましょう。
格納姿勢の脚も、通常の脚と同様に可動します。
この程度の可動域はあるので、ある程度の接地面はカバーできると思います。
まぁ、ここまで広げることは無いと思うので、固定にしたい方は固定してしまっても良いと思います。
最後にサイズ感ですが、Mr.Colorの塗料瓶とのサイズ比較です。
結構小さいキットだということがお分かりいただけると思います。
そのスケール感でこれだけのディテールが入っているのは、以前レビューした「1/20000 バイラル・ジン」程とは言えませんが、それでも同じぐらいの驚きを感じます。
アオシマさんの頑張りが感じられる良キットであると思います。
「アオシマ 1/600 アディゴ」レビューまとめ
今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
この「アディゴ」は、中古キットの中でも比較的安価で手に入りやすいし、組立も簡単に出来る上に、2機セットとお得感のある良キットじゃないでしょうか?
小さいキットなので、手をいれて加工するのは難しくなりそうな気はしますが、ちゃんと綺麗に作るだけで見映えの良い完成品となりそうです。
前述した「1/350」スケールのキットはもう少し大きいはずなので、よりクオリティは高いかも知れません。ご興味ある方はそちらを検討してみるのも良いかと思われます^^(こちらの方が入手難易度は高そうですが)
そして、完成したキットがコチラ。
ということで、「アオシマ1/600シリーズ」のイデオンキットは他にもレビューしていく予定なので、気になる方はぜひブックマーク登録お願いします。
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次回は、バッフ・クランのおてんば姫(笑)こと「カララ・アジバ」の乗る「1/35 カララ・アジバ専用ガタッカ」をレビューします。
それでは、次回も楽しみにお待ちください^^
今回レビューしたキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
↑定価は330円(税込)です。購入時の価格は十分にご注意ください。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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