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アオシマ 1/600 ロッグ・マック 【伝説巨神イデオン】【旧キットレビューVol.27】

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「いつか作るぞ!」と積み上げられた「積みプラ」達。
そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。

積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。

今回はアニメ「伝説巨神イデオン」に登場する「AOSHIMA」から発売された「1/600 ロッグ・マック」です。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー パッケージ

イデオンの作品の中でもかなり奇抜なデザインの重機動メカで、特攻兵器の異名を持ちます。

外殻のパーツがパージされると中から本体が姿を現すのですが、どちらの姿もこれまでの重機動メカとは少し違ったデザインで、個人的にはあまり好きではない重機動メカです(笑)

今回のキットは、どうやら「限定再生産モデル」のようで、パッケージが従来の1/600シリーズとは異なります。まぁパーツの金型は同じものを使っているとのことなので、キット自体の作りは変わらないと思いますが、この「ロッグ・マック」以外でも同様にパッケージデザインが異なる「1/600」シリーズがあるのでしょうか?一度は目にしてみたいですね^^

さて、今回の特攻兵器こと「ロッグ・マック」のキットはどんな作りなのでしょうか?作っていきましょう。ぜひ最後までご覧ください^^

↓動画でもご覧いただけます。

キットの内容だけを見たい方は、目次の『ロッグ・マック キット内容説明』からご覧ください^^

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「ロッグ・マック」について

富野由悠季監督のTVアニメ「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クランの重機動メカ「ロッグ・マック」。

作中でもおよそ2話程度しか登場しない非常にコアな重機動メカですが、おそらくイデオンを観た方ならほとんどの人の記憶に残っているであろう重機動メカでもあります。

それだけこのデザインがとても奇抜で、さらに外殻を使った体当たり攻撃などが印象的だったのだと思います。

外殻の装甲にはたくさんのコブが付いており、それらは開閉してミサイルランチャーを撃つことが可能です。しかし、外殻はイデオンに割られてしまいます。

そうなると本体があらわになり、装備している武装と言えば「2連装速射ビーム」と「格闘クロー」のみとかなり頼りないメカになります(笑)

作中では「ブフ兄妹」がこのロッグ・マックに搭乗し、ソロ・シップをかなり追い込みますが、結局どちらもイデオンにやられてしまいます。

数ある重機動メカの中でも珍しい「人型」をした機体で、それが唯一と言える「特攻兵器」というのがなんともですね。

そんなロッグ・マックをアオシマがキット化という事ですが、果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。

「ロッグ・マック」キット内容説明

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー パッケージ
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー パッケージ

「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クラン重機動メカ「ロッグ・マック」をアオシマがキット化したプラモデル。

ランナーは全部で2枚、パーツ数は全部で74パーツ

ではパーツ構成を見てみましょう。

各ランナー紹介

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー ランナー紹介
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー ランナー紹介

各ランナーです。

ランナー成型色は1色で、これまでの重機動メカと同じです。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー ランナー紹介

半球状のパーツは全て外殻装甲に使われるもので、これらをペタペタ貼り付けていくわけですね。

ちなみに、半球のモールドは設定では開閉式となっていて、開くと内部にミサイルランチャーが1基ずつ搭載しています。そして、このキットではパーツを切り離して再接着することでミサイル発射状態を再現することが可能です。

ただし、ミサイルランチャーは3基分しか付属していないので、3つの半球だけが再現可能です。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー ランナー紹介

一応、この写真の上側にあるパーツが「コックピット(脱出ポット)」で、ロッグ・マックの頭部がパカッと開いたところに設置されています。

そして、後述しますが、この「5」「6」のパーツが問題点の一つです。ここでは、形状だけ覚えておいてください(笑)

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 組立説明書と塗装ガイド

組立説明書と塗装ガイドです。

冒頭でこのキットは「再生産モデル」という話をしましたが、よく見ると説明書の右下に「1998.7」と記載がありました。おそらく「1998年7月」に再販されたものだと思います。

パッケージの横に記載されていた「この製品は、昭和50年代の金型により復刻・再生産されたものです」とあったので、当時モノは1982年だそうです。

それにしても、中古店などで目にするイデオンキットはほとんどが旧パッケージの「1/600」シリーズなので、この「再生産パッケージ」は結構貴重なのでしょうか?これまで色々見てきましたが、このロッグ・マックしか未だに見た事がありません。

どなたか情報ご存じならコメントで教えてください^^

素組み完成

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ということで、素組み完成です。(ちょっと撮影が傾いてしまいました)

これだけで見ると、これまでの重機動メカとさほど変わらない印象がありますが・・・

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

全体的なプロポーションはそこまで悪い印象は無く、ロッグ・マックの特徴をうまくとらえていると思います。

背中のスリット状のディテールなんかも再現されていて、よく見ると色々と細かいディテールがちりばめられています。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

他の重機動メカと違って、もともとそこまで奇抜なデザインということではなく、人型でディテールも少ないメカなので、再現度と言ってもこの程度の仕上がりになってしまうのは仕方ありません。

しかし・・・このキット、問題点が多々あります。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

まず、半球状の頭部です。これは本来しっかりと閉じているのが正解で、閉じた際にセンターに凹モールドが入るのですが、キットだとしっかりと閉じることが出来ず、若干隙間が空いてしまっています。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

また、このように頭部をオープンすることが出来るのですが、その可動軸が非常に緩く、閉じても少し動かすと勝手にオープンしてしまいます。

オープンすると、中心にコックピット兼脱出ポッドが露出するのですが、ここも頭を悩ませたポイントです。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

この左右に出ている手のような「Y字」のついたパーツですが、もともとの形状は接着面に小さな円柱の先端がついていました。(ランナー紹介の写真を参照ください)

説明書通りだと、ここに接着すると記載があるのですが、どうも接着面の凹み部分にはその円柱が入りません。しかし、よく見るとこのコックピットのパーツの側面には小さな穴が空いています。

Akidou
Akidou

あー、なるほど、ここに挟み込まないといけないのか。

そう思って、一度コックピットパーツを外し挟んで接着しようとすると、「Y字」の先端部分がコックピットの土台部分に干渉して、挟み込みたくても長さが足りません。

仕方なく、円柱部分を切り飛ばし、細い部分をコックピットの側面に貼り付けようと思いましたが、そうすると今度はコックピットパーツまでギリギリ届かない長さしか余らないという事態に。

Akidou
Akidou

仕方ないので、コックピットの土台とY字を接着しています(笑)

これは設計ミスなのか、僕の理解力が乏しいのか分かりませんが、これでも色々なキットを作ってきた僕ですら組立説明書を見て作るとこうなっているので、もっと経験の少ない方が作ったらどうなるのだろう?と思うと、やはり組立説明書の方に問題があるような気もします・・・。

まぁ、それっぽくなったのでいいですけどね(笑)

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

脚はこのようにシンプルな構造になっています。太ももがもう板みたいに細いですが、これもパーツ分割されているので2つのパーツを貼り合わせています。(これは一体成型で良かったような・・・)

そして、もう一つの問題点がこの「脚」になります。

この角度だと気づきにくいですが・・・

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

これだとどうでしょうか??

・・・普段、このようなキャラクタープラモデルを作っている方ならお気づきかも知れませんが、左右の脚の間をご覧ください。

ふくらはぎ同士が干渉しているのがお分かりでしょうか。

そうなんです、このキットの最大の問題点がこの「脚の角度」になります。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

その原因はこの「付け根」にあります。

どう見ても「逆ハの字」になっているんですね。これだと両脚はそれぞれ内側に向いてしまいます。

実は、旧キットのガンプラによくある「軸の左右に角度をつけた棒がついている」接続軸が、ボディ内側にあります。

Akidou
Akidou

ん?この脚の角度おかしくない?付け根のパーツの向きを間違えたか?

と、一度付け根のパーツを外して、向きを変えて脚を差し込み、ボディに取り付けると、今度はボディの逆ハの字の溝が付け根パーツの角度と逆向きになってしまい、取り付けることが出来ません。(要するに逆にすると「ハの字」状になる)

仕方なくそのまま取り付けていますが、写真だと脚を揃えているので、真っ直ぐのように感じますが、脚を前後に振ると互いの干渉が無くなる(脚が邪魔にならなくなる)ので、まるでグラビアアイドルの立ちポーズかのように脚をクロスすることになってしまいます。

脚が干渉しても、ちゃんと立ってくれるならそれでいいんじゃね?

と思うかもしれませんが、素組みならともかく、塗装するとなるとこの部分が「塗装剥がれ」の原因となる可能性があります。

YouTubeのコメントでもいただきましたが、これは「アオシマ」さんが原因ということではなく、おそらく「ロッグ・マック」の設定上の問題だと、僕も思います。

ここを改善するには、何かしら手を加えるしかないので、かっこいいロッグ・マックを作りたいなら避けては通れないポイントだと思います。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

腕は「T字」の軸が接続軸となっていて、よく上がってくれるし、よく回転してくれるし、肘の可動も文句無しの仕上がりです。

おまけに格闘クローも可動式なので、ポージングはある程度カバーしてくれる部位だと思います。

でも、よく見てください、この「T字」の接続軸・・・・細すぎません?(笑)

それに加えて、当時の可動はポリキャップなどが無く、プラパーツの摩擦で調整しているので、軸と穴が少しきつめに設計されています。この関節も例外ではありません。

つまり、この細い「T字」のパーツを「ギギギッ・・・」となりながら動かすのです。

折れそうのなんの(笑)

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ちなみに、肘関節はこのように90度曲がってくれますし、なんだったら逆側にも90度曲げることが出来ます。(逆は別に曲がらなくていいんですけどね)

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

先程、問題に上げた脚ですが、逆ハの字の割には、脚の振り上げはここまで上げることが可能です。

人型メカとしては、ここまで上げることが出来るのはなかなか優秀です。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ただ、膝関節は50度程度しか曲げられず、もう少しまがってくれても良かったのになぁと思う感じ。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

足首は前後にのみ可動します。

ここは十分と感じる程度の可動域はあるので助かります。でも左右への可動軸は持ち合わせていないので、まぁ気持ち程度と言った感じでしょうか。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

脚の可動をフルに活用すれば、このように「一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか?(byカ○ーユ)」ポーズを取ることも出来ます。

まぁロッグ・マックでこのようなポーズを取るシーンはまったく無いと思いますが(笑)

ロッグ・マックの外殻

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ロッグ・マックの最も特徴的な点と言えばこの外殻のパーツです。

冒頭でもお話したように、ロッグ・マックはこの外殻を身にまとって突進する重機動メカで、アオシマさんのプラモデルはそこもしっかりと再現されています。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ただ、丸いパーツなだけのように感じるかも知れませんが、半球状のパーツは浮きなども無くしっかりと密着してくれるので、なかなか上手く再現されていると思いました。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

殻を割るとこのようになっています。

しっかりと合わせることが出来るよう、片面の接着面には位置合わせ用の凹モールドが彫られています。こういう点は、アオシマさんの気遣いを感じるので素敵だと思います。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

装着する時は、ロッグ・マックにはこのような姿勢をとってもらう必要があります。

組立説明書では腕を降ろした状態で装着できるような絵がありましたが、実際は腕の角度が干渉して組み合わせることが出来ませんでした。

腕をしっかりと内側に入れていただき、殻のなかに収まるようにしたら、丸い頭部のてっぺんに円柱の平の部分を置いて、外殻を固定しましょう。

Akidou
Akidou

・・・固定できるかっ!(笑)

そうなんです、この外殻の固定方法が最後の問題点となります。

ツルツルの球状の上に、平らな面を置くという一種の「バランスゲーム」を楽しめます。

ただ、平らな面と言っても外殻側のパーツは円柱となっているので、内側は空洞です。正確には「球状の面にサークル状のパーツを置く」ということなので、イメージとしては中心にさえ置けば安定しそうですが、めちゃくちゃ滑る上に、頭部側は開閉しますし、置けたとしてもこれで「片側」です。

もう反対側も取り付けるわけですから、かなり取り付けるのに苦労します。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

それでも、根気よく戦うことで、何とか特攻状態を再現することが出来ました。(名称はテキトーです)

最初、こいつが突っ込んできて、途中から殻が割れてあの本体が飛び出してくると思うと、度肝を抜かれるような感じですが、見慣れてしまうとむしろ「なんなんだ?これ?(笑)」と思える重機動メカですね^^

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

下側はこのようにボディが入る隙間が空いているので、塗装をしたとしても剥がれる心配などは無さそうですね。

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ポーズと言ってもほとんど取れないようなキットなので、今回はこのような少しおちゃめなポーズで。

これをしっかりと作ればカッコイイ「ロッグ・マック」になるとは思います。ただ、そこまでのモチベーションが「ロッグ・マック」では沸いてこないというのが真の問題点かもしれません(笑)

「アオシマ 1/600 ロッグ・マック」レビューまとめ

アオシマ 1/600 ロッグ・マック 旧キットレビュー

今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。

この「ロッグ・マック」は、脚の開き方や頭部のクオリティ、外殻の取り付け方など色々と難アリのキットですが、その他はそこまで悪くないキットだと感じました。

可動部分に関してもそこまで酷いわけでもないですし、プロポーション自体もそこまで酷いわけでもない、ただ、先述した部分があまりにも悪目立ちしすぎているので、あまり良い印象ではないという感じですね^^;

ということで、まだもう少し「1/600スケールイデオンキット」をレビューしていく予定ですので、気になってくれた方はぜひブックマーク登録お願いします。
出来ればYouTubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。

ということで、次回はこちらのキット。

さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?

ヒントはマントをした異世界ロボットです!最近の流れから行くとあのシリーズの1体ですね^^;予想しながらお待ちください!

それでは、次回も楽しみにお待ちください~

今回レビューしたキット

※2022年10月現在)ロッグ・マックのキットを調べてみましたが、どれも高額でしかもちょっと怪しい店舗が多数あったので、今回は敢えてリンクは貼らないようにしました。
ちょっと手間かも知れませんが、お近くの店舗などで探してみるとお手頃な価格で売っていると思うのでぜひ探してみてください^^

こうして、今日も「積みプラ」が一つ減りました。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^

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