そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。
今回はアニメ「伝説巨神イデオン」に登場する「AOSHIMA」から発売された「1/50 ジョング」です。
富野由悠季監督の代表的なアニメ「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クランの白兵戦用機動メカがこの「ジョング」です。
「イデオンとガチで渡り合ったら敵わないから、内部に入り込んでしまえば良くね?」ってことで開発された機動メカで、大量のバッフ・クラン兵がこのジョングに乗って、イデオンやソロ・シップに潜入してくるシーンは覚えている方も多いはず。
パッケージの箱絵を見ていただいて分かる通り、イデオンからしたらジョングは本当に小さくて、まるで蚊のようなもの。それが大量に迫ってくるのですから、到底全部を払いのけることは不可能です。
前回の「ガルボ・ジック」に続き、イデオンに真っ向勝負では勝てないと悟ったバッフ・クランの戦略的機動メカは、キットではどのように再現されているのでしょうか?
作っていきましょう。ぜひ最後までご覧ください^^
↓動画でもご覧いただけます。
キットの内容だけを見たい方は、目次の『ジョング キット内容説明』からご覧ください^^
「ジョング」について
富野由悠季監督の1980年に放映されたアニメ「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クランの白兵戦用機動メカがこの「ジョング」です。
(おそらくですが)実はTVアニメ版には登場しておらず、劇場版でのみ活躍している機体です。
3本脚にバーニアが付いているので推進力もあり、バルカン砲と加粒子砲が備わっているので、機動メカとしては以前レビューした「ガタッカ」を遥かに凌ぎます。
そもそも、ジョングは「ガタッカ」の宇宙用発展タイプと言えるメカなので、より宇宙空間における活動が得意と言えます。
イデオンとまともに戦っても勝てないし、どうしようか・・・そうだ!内部に侵入してパイロットを直接始末してしまえばイデオンも無傷で手に入るし一石二鳥じゃね??ってことで作られた姑息なメカです(笑)←ガルボ・ジックとほぼ同じ
実際、ソロ・シップやイデオンに取り付き、あっさりと内部に侵入されてしまっているので、ジョングを開発したことはバッフ・クランにとってもかなり良い結果となりました。
操作においては、おそらくそれほど難しいものではないのでしょう。劇場版ではコスモがジョングを奪って操縦していたシーンがあったので、車のようにある程度の想像がつくような操縦方法なのではないでしょうか。
そんなジョングをアオシマが1/50スケールでキット化という事ですが、果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。
「ジョング」キット内容説明
「伝説巨神イデオン」に登場したバッフ・クラン白兵戦用機動メカ「ジョング」をアオシマが精密再現モデルとしてキット化したプラモデル。
ランナーは全部で3枚、パーツ数は全部で52パーツ。
ではパーツ構成を見てみましょう。
各ランナー紹介
各ランナーです。
成型色は明るい黄色といった感じで、設定の色よりも黄色みが強い印象。
パーツ構成は結構おおまかに出来ており、手軽に簡単に作ることが出来ると思います。
ボディ部分や脚の部分が左右分割になっているので、合わせ目はそこそこ目立つ箇所にあります。
組立説明書と塗装設定資料、アンケートはがきと接着剤がついています。
パッケージや塗装設定資料にもキットの完成形見本が載っていないので、ちょっと完成時のイメージがしづらいというのが少し難点ですね。
塗装に使うカラーは全部で5色とのことなので、小さい機体の割には結構多いです。
素組み完成
ということで、素組み完成です。
サイズ感としては、1/144ガンダムと似たようなサイズ感です。ただ、脚を広げて置くことが多いと思うので、どうしても小さく感じてしまいます。
全体的な完成度としてはとてもよく出来ていると感じました。
また、各部可動や加粒子砲のギミックなどもしっかりと織り交ぜられているので、見た目はちょっとおもちゃっぽいですが、しっかりと塗装までしてあげれば満足いく完成度になるのではないでしょうか。
操縦席にはバッフ・クラン兵が1体乗っています。せっかくの2人乗りメカなのですが、どうやら1体しかフィギュアはついていないようです。
出来れば2人乗りにして欲しかったところですが、1人でも乗ってくれているので良しとしましょう。
脚はセンターに合わせ目が入っているので、ここは綺麗に仕上げてあげたい部分。
裏側はこのようになっていて、各脚の先端がバーニア状のディテール入りとなっています。
また、各脚の付け根を見ていただくとお分かりの通り、可動域がかなり広く、それでいて膝の部分でも大きな可動域を持っているので、脚だけで見るとめちゃくちゃ動くキットでもあります。
ジョングの形状的にも脚の可動はかなり重要なポイントなので、そこをしっかりと作り上げてくれているのは、さすがアオシマさんと言ったところ。
ボディ後ろ側についている加粒子砲は、内部で軸を支えるように組み立てる為、可動するように出来ています。
ここの可動は嬉しいですね。
ただ、そうなると尚更シートに2人目の兵士が欲しかったと思ってしまいます(笑)
シートも少しだけですがディテール化されており、色の塗り分けによって存在感が生まれます。
ジョングの可動域
それでは簡単にジョングの可動域を見てみましょう。
脚の付け根はこれぐらいまで広げることが出来ます。直立状態から比べるとかなり広い可動域を持っているのが分かります。
膝の球状の部分で回転可動が可能です。
こちら側と反対側にも同様の可動域を持っているので、実質およそ270度ほど回転することが出来ます。
足首も軸可動が付いており、若干ですが可動が可能です。
これにより接地性が少し良くなることと、飛んでいる方向などを脚の向きで表現することも出来るというわけですね。
後はボディと腰の接続箇所が回転軸となっているので、ボディより上側だけを360度回転させることが出来ます。
作られる際は間違って接着しないようにしましょう。
可動自体少ないので、可動域の紹介はこれで終了です。
それでは最後に少しだけ全体写真を見てみましょう。
あまりパターンを作れなかったので、枚数こそ少ないですが、ジョングの可動域やクオリティは十分伝わったのではないでしょうか?
個人的には、ジョングが好きという方も、初めて旧キットを作ってみたいと思った方も、このキットだと簡単で作りやすいですし、完成したキットもなかなかいい作りなので、イデオンキットの中ではオススメに入るほうだと感じました。
ただ、コックピット周りの作りはかなりシビアな感じになっているので、少し苦労してしまうかもですね~。僕もそこでかなり時間をかけてしまいました(笑)
「アオシマ 1/50 ジョング」レビューまとめ
今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。
この「ジョング」は、小さいながらもジョングの特徴をしっかりと反映した上で、ギミックや可動域もしっかり確保した素晴らしいキットだと感じました。
ジョングもたまに中古で見かけるので手に入りやすいキットだと思います。昔みたいに200円とか300円で売っていたら即買いですが、1,000円を越えてくると少し迷っても良いキットだと思います。
まぁジョングを買う人ならイデオンが好きという方がほとんどだと思うので、いつ手に入らなくなるか分からない今なら、見かけたら買っておくぐらいの方が良いかも知れませんね!
ということで、他にもイデオンの旧キット、まだまだレビューをしていくので、気になってくれた方はぜひブックマーク登録お願いします。
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ということで、次回は一旦最後となるイデオンキットのこちら。
さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?
ヒントは「めちゃくちゃ小さいキット」です!ぜひ次回のレビューもよろしくお願い致します!
それでは、次回も楽しみにお待ちください~
今回レビューしたキット
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※定価は300円(税込み)です。購入の際の価格にはご注意ください。
そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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