【境界戦機】HG 1/72 メイレスビャクチ 制作記1 ~整面処理と合わせ目消し~

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まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!

境界戦機のキットレビューを3記事連続で投稿し、レビュー動画も3つ連続で投稿しました。(YouTubeチャンネルから見てね!

これらのキットは、完成後メルカリ出品する予定ですが、せっかくなので制作記として記事にあげていこうと思います。

 

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【最初に!】この制作記事はこんな方向けに書いていきます!

一応、境界戦機のどのキットも完成度はとても高いので、「なるべくキレイに仕上げる」という事と「ちょこっとだけ手入れ」をして少しだけディテールアップをしたいと思います。

時間のかかる工作(例えば、プロポーションの変更やスジ彫り追加、パテの大幅な形状変更など)は行いませんので、あしからず。

基本工作+αぐらいの感じで製作する内容なので、「これまで素組みしかしたことが無い」という方のステップアップの為に参考になればと思っています。

 

ただ、塗装に関してはエアブラシを使った全塗装+トップコート、スミ入れはエナメル塗料を使用、水転写デカールも使用する前提で製作していきます。

エアブラシ環境が無い方は、筆塗りでもいいですし、スプレー缶を使ってもいいので塗装以外の項目を参考にしていただければ。

 

「これを機にエアブラシ環境を整えるぞ!」という方は、出費はかかりますが、以降の塗装はすべてエアブラシの選択も増えるのでオススメです。

僕はこの「リニアコンプレッサー L5」を使っていますが、エア圧が若干他よりも弱いらしいです(笑)

「動作音」「エア圧」「フィルター取り換え」など、コンプレッサーにも色々違いがあるので、必ず見比べしてから買いましょう^^

↑例えば、ハンドピースがセットになってるものもあります

僕は約10年前に「ハンドピース」と「コンプレッサー」を確か当時「¥10,000」+「¥25,000」ぐらい(だったかな?)で購入したと思います。
約¥35,000で10年使ってますから、年間¥3,500で使えているという事ですね。(1月¥290/1日¥10ぐらいかな?)
この間、塗装がエアブラシで出来ていたので「思い切って買って正解だった」と今でも思います。
今後も模型製作を続ける予定の皆さんなら、財布と相談して買ってみるのは正解かも知れません。

 

 

 

項目毎に必要になる工具も紹介していくので、まだ工具が揃っていない方はそちらも参考にしてください。

可能な限り分かりやすく書いていくつもりですので、内容が長くなることもあると思います。

何かご質問等あれば、ブログ内のコメントや問い合わせ、またはTwitter / InstagramのDM、またはYouTubeのコメントなどからご連絡ください。(各種リンクはページ内プロフィールにあるアイコンから)

 

 

まずはHG 1/72 メイレスビャクチから制作開始!

さて、前置きが長くなってしまいましたが、「HG 1/72 メイレスビャクチ」の制作を開始します。

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記

可動に関しては文句無しのキットなので、その可動に影響が出る可能性がある関節などの「後ハメ加工」は今回除外します。

大きな面が多いキットなので、整面処理をしっかりと行い、エッジと面の構成にメリハリをつけた仕上がりを目指そうと思います。

 

パーツをバラバラに分解します

必要な工具
・特になし(パーツセパレータがあると便利)

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 パーツをバラバラに分解していく

まず、仮組したキットをバラバラに分解していきます。

最初は、頭部、胴体、腕、脚など、部位毎にばらしていき、一つの部位毎にさらに分解していきましょう。

特に左右対となっているパーツは、片方ずつ分解することで、組み立てた時どう見えるのか?というチェックが反対側のパーツで見ることが出来るので、オススメです^^

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 可動箇所などがどういう構造なのかを見ながら更に分解

ただひたすらパーツをバラすだけでなく、この時、それぞれのパーツがどういう関係になっているのかしっかり目視しながらバラしていくようにすると、今後の作業が楽になります。

例えば、メイレスビャクチの場合、膝の関節が真っすぐにならないようになっています。

この場合、どこの部分でストッパーが設置されているのか?を見てみるという感じです。

人差し指のところに可動を制限するストッパーがあります

パーツ同士の関係が分かれば、後ハメ処理をする時に間違った処理をしなくなったり、塗装後のクリアランスを確保するべき場所が分かったり、色々と役に立ちます。

 

だからってジロジロ研究するかのように見なくても、気軽に「へぇ~こういう構造でここが動くのかぁ~」ってな感じで見るだけでOKです^^

慣れてくると自然と気になってくるので、最初は意識して細かく見ておく感じですね!

 

また、こういった「組み立てたキットをバラす」という時に役立つアイテムがこちら!

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 パーツオープナーがあると便利

「またオマエか!(笑)」と心の中で思ったあなた、いつも記事をご覧いただきありがとうございますm(_ _)m

この「パーツオープナー」があると、パーツの隙間に差し込んで空けていくだけでスムーズに分割することが可能になります。

値段もお手頃なので、1つ持っているだけで意外と役に立つのでオススメです。

 

全体を粗めのヤスリでペーパー掛けして整面処理

必要な工具
・#240~#400程度の粗目の紙ヤスリ
・当て板になるプラ板(1mm厚以上)やステンレスの板など

↑もしかするとホームセンターの方が安く買えるかも知れません。僕はいつもケーヨーデイツーで買ってます。

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 パーツ全てにペーパー掛けをして整面処理をします

では、どこかの部位のパーツを分解したら、面となる箇所のほとんどにペーパー掛けをします。

使うのは#240~#400程度の粗めのペーパーです。

ここでする作業は「整面処理」と言って、面を整える処理になります。(面を整えるという意味はもう少し後に書いています)

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 平面を作る為のプラ板の当て板

面にペーパー掛けをする場合、ペーパーを2つ折りにして使ってもいいですが、オススメなのは「プラ板」などの当て板を使う方法です。

写真ではWAVEの厚さ1mmのプラ板を使っていますが、本当ならTAMIYAの1mmプラ板の方が若干硬いので、向いています。(今回はTAMIYAプラ板1mmが無かったので・・・ToT トホホ)

 

最近では模型アイテムとして「当て板」も販売されています。


↑こういうアイテムを使用するとかなり楽です。

 

僕は色んなサイズに切り出せるプラ板の方が便利だと思うので、プラ板を使っています^^ < めんどくさいですが(笑)

やり方は簡単で、大き過ぎず小さ過ぎない程度の適度なサイズでプラ板を切ります。

今回は「2cm x 5cm (20mm x 50mm)」のサイズに切り出したプラ板に、両面テープを貼り付け、#240のペーパーを貼り合わせました。

(後からでも番手が分かるように、プラ板の裏に番手をマジックで書いてます)

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 プラ板は親指と中指または薬指で軽くつまんで力を抜いてかけていきます

ペーパー掛けする時は、サイドの辺を親指と中指(薬指でもOK)で軽くつまんで、人差し指をプラ板の中心に置くイメージです^^

力はほとんどいれません!(プラ板をパーツに乗せて滑らせるようなイメージ)

 

力を入れると、面の端にかかった時に端を削ってしまいます(これを「エッジをなめる」と言います)。

一度なめたエッジはなかなか修復できないので、なるべく力は入れないように常に意識しましょう。

 

ところで「整面処理」ってなに?
「整面処理ってなに?」ですが、実はプラモデルの面はキレイな平面になっていない場合があります。
キレイに見える面も、中心が少し凹んでいたり、エッジ付近が盛り上がっていたりします^^;
素組みの場合はあまり気になりませんが、塗装をすると面の凸凹は結構目立っちゃいます。なので、一度粗いペーパーでがっつりと平面にしてあげる目的がこの「整面(面を整える)処理」です。

ちなみに、#1000などの目の細かいペーパーでは、凸凹面がなかなか平面にならず他の面も一緒に削ってしまうので、綺麗な平面をつくることが難しいです。

最初は粗い番手で一気に平面を出してしまうことを意識しながらペーパー掛けをすると、キレイな面を作ることが出来るので、かなり大変な作業になりますが、一つ一つのパーツを時間をかけてゆっくり丁寧に作業していきましょう^^

(実際、僕もキレイに完成させるまでに一番時間を使っているのが「整面処理」と「表面処理」だったりします。ちなみにHGぐらいのキットだと、合わせて平均4~5日はかかると思います(笑))

 

すごい小さい隙間もヤスリ掛けするのが苦痛です・・・
どうしても小さな箇所や入り組んだ箇所は、無理にペーパー掛けしなくても問題ありません。
むしろ、一度ペーパー掛けしてしまうと、#1000番ぐらいまで全てのペーパー掛けもしなくてはならなくなってしまうので、かなり大変になります。目的としては大きな面、エッジを出したい面などを中心にすることが重要です。

 

 

 

パーツは洗わなくていいの?

よく「洗剤でパーツを洗う」ということを耳にします。

理由は「キットの表面にある油分や剥離剤を洗い流す」ということなのですが、個人的には「してもしなくてもどっちでもいい」と思っています。

と言うのも、ヤスリ掛けをしている時点で、剥離剤は落ちているはずだし、油分は後からまだ付く可能性が十分あるからです^^

 

とは言え、僕も洗剤をちょっと垂らして超音波洗浄で洗うタイミングがあります。

それは「サーフェイサーを吹く前」です。

この理由は、前述した理由とは少し違って、「削りカスを落とす」ことが目的の洗浄です。

 

正直、指の油分ぐらいだとサーフェイサーに影響は無いと思いますし(スナック菓子を食べてるなら話は別ですが・・・)、剥離剤はすでに落ちていると思います。

それよりも、サーフェイサーの下に削りカスが入ってしまう方がよっぽどツライです(笑) これホントショックなんです。。。

「洗ってはいけない」わけではないので、洗ってもいいのですが、「洗わないといけない」ことは無いと思うので、「してもしなくてもどっちでもいい」という結論です^^

ランナー丸ごとスプレー吹いて仕上げる「ランナー塗装」っていう作り方もあるぐらいですから、(昨今のキットなら特に)大丈夫でしょう(笑)

 

合わせ目処理が可能なパーツは先に処理をする

一つ一つのパーツを整面処理しながら(全て終えてからでもOK)、この時点で「合わせ目消し」が必要なパーツをチェックしておきます。

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 合わせ目が目立つ部分をチェックしておきます

「合わせ目」というのは、例えば写真のようなパーツの分割ラインです。

(内部フレームなどの)目立たない部分は何もしなくてもいいですが、写真のように「関節」などは外観で丸見えになるので、合わせ目処理をする対象になります。

合わせ目処理には、「①接着して隙間を無くす」「②モールド化してしまう」の2通りがあります。

ここでは「①接着して隙間を無くす」で対応する方法をご紹介します^^

 

接着して隙間を無くす

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 合わせ目を接着して隙間を無くす方法

必要な工具
・プラモデル用の接着剤(タミヤセメント or タミヤセメント流し込みタイプ or タミヤセメント流し込み速乾タイプ)
・瞬間接着剤
・ヤスリ

写真のように、パーツの合わせ目を接着させて隙間を無くす方法ですが、細かく言うと合わせ目消しのやり方はいくつかあります。

今回は「タミヤセメント<流し込みタイプ>」と「瞬間接着剤」を使った方法で進めます。

 

パーツ同士の隙間をほんの少しだけ空けて、その隙間に「タミヤセメント<流し込みタイプ>」を気持ち多めに流していきます。

隙間に接着剤の筆先を「トン」と置くと、隙間に沿って流れてくれるのでそう難しくはありません。

流した後はパーツを「グーッ」と接着させて、(出来るだけ)1日置いておくようにしましょう。(その時間があるので真っ先に作業します)

 

 

接着が完了したら、粗めのペーパー(僕はここでも#240を使います)で、合わせ目からはみ出た接着剤をヤスリ掛けします。

平面になったら、爪などで引っ掛かりがないかチェックして、「引っ掛かる」もしくは「目視でも小さな隙間が残っている」場合は、「瞬間接着剤」をその上に盛り付けます。

瞬間接着剤はサラサラタイプの「低粘度」より、まとまりのある「中粘度」の方がここでは向いています^^

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 瞬間接着剤は中粘度のタイプがオススメ

僕はこのモデラーにも愛用者が多いという噂(笑)の「アロンアルファ プロ用 耐衝撃 <中粘度>」を使っています。


↑接着にもかなり使えるので、ちょっと値段は高いですが「買い」の1本。ホームセンターで売ってるところもアリ。

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 先端が細いノズルでも多量にならないようにちょっとずつ盛り付けます

先端ノズルなどで直接盛ると、接着剤が出すぎてしまう事があるので、マスキングテープやペーパーパレットの上などに少量出して、針金や針、真鍮線など細い金属を使って盛り付けます。

ちなみに、写真で使っているペーパーパレットは、こちらの動画で紹介した100均のネイルペーパーパレットです。

気になる方はご覧ください^^

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 針金などを使って盛り付けます

写真の金属棒は「0.5mm」の真鍮線を適当に切ったものです。

ちょこっとずつ盛り付けながら、隙間になっている箇所に盛り付けていきます。

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 硬化スプレーがあれば時間短縮になります

そのまま放置していても硬化しますが、瞬間接着剤用の硬化促進剤を吹き付ければ、すぐに作業が出来ます。

このスプレープライマー、1本が結構高いのですが、頻繁に使う僕でも1年ぐらいは余裕で乗り切れています。

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 硬化後はまたヤスリ掛けで平面にします

瞬間接着剤が硬化したら、粗めのペーパーで平面にならします。

この時、瞬間接着剤の部分だけを削り落とすイメージでヤスリ掛けします。

全体をイメージすると、削らなくていい平面も削ってしまうのでご注意を(経験者談)^^;

 

「触って平面が出ている」「爪などで引っ搔いても引っ掛からない」ということであれば、合わせ目が消えている証拠です。

合わせ目消しの処理が必要なパーツは、早いうちにどんどんしていきましょう。

ただし、塗装の時に違う色となるパーツを挟み込んでいるパーツの合わせ目消しの場合は注意が必要です。

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 こういったパーツは後ハメをするかどうか考えてから接着しましょう

例えば、写真のようなパーツ。

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 今回後ハメ加工をするパーツを入念にチェック

この黒いパーツは、白いパーツの中に組み込んで、モールドの入った蓋パーツで挟み込むようなパーツ構成になっています。

 

白いパーツを縁取るように合わせ目が入っているので、一部の合わせ目を消したいのですが、接着してしまうと、中のパーツはもう外すことが不可能になってしまい、塗装をする時にマスキングテープで覆わないといけなくなります><

パーツの形状的に、マスキングによる塗り分けはかなり面倒なので、出来ればそれぞれ分けた状態で個別に塗装したい部分です。

そういう時に使うテクニックが「後ハメ加工」になります。

(実際どういう加工を行ったかは次回お話致します)

 

後ハメ加工が必要かどうかを判断しよう

「後ハメ加工」という処理ですが、先述したように「エアブラシで塗り分ける時が面倒」という箇所を、楽に塗装できるように加工することを言います。(後ハメ加工に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。)

 

境界戦機 HG メイレスビャクチ 制作記 加工後はこうなりました

今回のメイレスビャクチでは、先ほどのパーツの部分と頭部パーツは後ハメ加工をしましたが、他のパーツは行っていません。

理由は「加工する部分が関節パーツの軸になる部分」だからです。

 

冒頭でもお伝えしましたが、可動が素晴らしいキットなので、しっかりとポーズを取れるように仕上げたいと考えています。

関節の軸になる部分を加工するという事は、関節が緩くなったりする可能性があることを意味します。

緩くなってしまってから元に戻すのはかなり大変です。

「リスク」「面倒」を天秤にかけて、面倒を取ったということですね(笑)

 

ではその場合どうするかというと、先に中に組み込むパーツを塗装してから組み込んで、マスキングテープで覆うという方法になります。

そうなると、『塗装⇒組み立て』で仕上げるはずが、一部のパーツのみ『塗装⇒組み立て⇒塗装』になってしまいます。

つまり、この時点で組み立て作業の順番が前後する可能性があるんです。

製作をしていく上で、先に塗料を調色して下地を塗って塗装をしないと合わせ目消しが出来ないというのは、なかなか苦痛です・・・ToT(泣

そういったことも含め、後ハメ加工をしたほうがいいのかどうかを考えるのが、この段階だったりします。

 

慣れていない時は、何も考えずとりあえず組んでみて、後から塗り分けすることをオススメしますが、少し慣れてきたら簡単そうな後ハメ加工から少しずつ経験を積んでいくと、案外簡単に出来たりするので、なるべく挑戦してみてください^^

今回はここまで

ということで、HG メイレスビャクチの製作を進めていますが、こんな感じで制作記を進めてしまっていいでしょうか・・・?(笑)

 

ある程度技術がある人からすると、何でもないような内容ですが、「これからワンステップ上達したい!」という方にとっては、何かしらのヒントというか、為になってくれればいいなぁと思うので、ぜひ参考にしてみてください(^^)/

(何か気になる事や分からない事があれば気軽にご質問ください。答えれるものであればお答えいたします!)

 

今回は、記事を先行して掲載していく予定ですが、動画でも準備を進めておくので、そちらもご興味あれがぜひYouTubeチャンネルをチェックしておいてください!

それでは、メイレスビャクチの製作してきまーす(笑)

↑画像タップでYouTubeチャンネルページにアクセスできます

 

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