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アオシマ 1/600 ドグ・マック 【伝説巨神イデオン】【旧キットレビューVol.18】

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「いつか作るぞ!」と積み上げられた「積みプラ」達。
そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。

積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。

今回はアニメ「伝説巨神イデオン」に登場する、「アオシマ」から発売された「1/600 ドグ・マック」です。

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー パッケージ

重機動メカが色々ある中で比較的小さいサイズの「ドグ・マック」ですが、この異星人らしい形状を見事に再現出来ている出来の良いキットだと思います。

今回、ピンが折れたりパーツの向きを間違えたりと、大変でしたが何とか作れたので、ぜひ最後までご覧ください。

キットの内容だけを見たい方は目次の『ドグ・マック キット内容説明』からご覧ください^^

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「ドグ・マック」について

富野由悠季監督のアニメ「伝説巨神イデオン」に登場した敵側バッフ・クランの重機動メカ「ドグ・マック」

右手に電磁ムチ、左手にクローを装備した3脚姿の小型重機動メカです。主なパイロットは「アバデデ」や「ギジェ」。

イデオンを陥れる為に、蜂のような鳥のような姿をしたシリコン生物「バジン」を利用することを考えましたが、その作戦に失敗し、自身がやられることになりました。

確かバジンが嫌い(敵対する?)な匂いか何かをイデオンにつけたとかじゃなかったかなぁ?それがうっかり自分のドグ・マックにも付着してしまい、襲われてしまうという話だった気がします。

イデオンに比べ機体が小さく、以降に登場する重機動メカはほとんどがドグ・マックよりも大きなものばかりです。

直立姿勢から着陸姿勢、飛行姿勢と3つの形状変化(と言っても動きを変えただけですが)があり、3つの脚の中央にある大型バーニアで移動をします。

一応こちらのキットでは「直立姿勢」「着陸姿勢」「飛行姿勢」の3つがパッケージ見本として掲載されていたので、変形が可能なのか?どのように完成するのかが楽しみです。

はたして一体どんなキットでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。

「ドグ・マック」キット内容説明

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー パッケージ

「伝説巨神イデオン」に登場した「ドグ・マック」をアオシマが1/600スケールで再現したプラモデル。

ランナーは全部で3枚、パーツ数は全部で67パーツ(うち3つはバジン)

ではパーツ構成を見てみましょう。

各ランナー紹介

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー パッケージ

※今回のキットもパーツNo.がバラバラです。

こちらはランナー1枚目。

ボディパーツや爪などのパーツです。ちなみに、右上にある2つの大きなバーニアみたいなパーツは使用しないパーツです。

爪など一部のパーツの先端が結構尖っているので、取り扱いには注意しましょう^^

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー ランナー紹介

こちらはランナー2枚目。

ほとんどのパーツが3本の脚のパーツです。ドグ・マックは脚が3節の構造となっているので、似たようなパーツが非常に多くなっております。

形状などは良く出来ていると思います。

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー ランナー紹介

こちらが3枚目のランナーです。

腕やムチなど、非常に細かいパーツが多いですね。特に電磁ムチの先端とゲートを間違えて切ってしまわないように気を付けたいところ。

ちなみに上に3つ並んでいるのが「シリコン生物バジン」です。バジンの尻尾も細いので折らないように気をつけましょう^^

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー カラーガイド・アンケートはがき

アンケートはがきと塗装見本と接着剤です。

使っている色は7色ありますが、実際に本体に塗る塗料は4色です(笑)

7色あるうちの何色かは調色する為に必要となる塗料ということなので、実際は調色してから塗っていくことになります。(バジンの調色は載っていませんでした)

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 組立説明書

組立説明書は見開き両面1枚の紙です。

が、今回は珍しく「訂正とお詫び」も同封されており、どうやら脚の組み立て説明書に誤りがあるようです。

もしかするとキットによっては封入していないものもあるかも知れないので、たまたまこの記事をご覧になられた方はドグ・マックを作ることになった際は覚えておいてください^^

素組み完成

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ということで、素組み完成です。

直立姿勢の状態がこちらです。動画をご覧になってくれた方はご存じだと思いますが、実は左手のクローの根本接続ピンがねじ切れてしまいました。写真は接着剤で無理やりくっつけている状態です。

パッと見た感じ、ドグ・マックらしいスタイルやフォルムが見事に再現されていて、こんな簡単な形状なのに(アオシマさんに失礼)、すごいなぁというのが正直な感想。

もちろん、旧キットらしい問題点もあるので、素組みだけで満足のいく仕上がりになるかと言われると顔を傾けるしかありませんが、それはそれ、これはこれということで(笑)

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成
1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

斜めから、後ろから見ても、ドグ・マックらしさが出ていて、隙の無いフォルムはさすがですね。

では、旧キットらしい問題点とは何なのか?

まず「脚の関節がゆるゆるで立たせる以外どうにも出来ない」ということ。せっかくの可動ポイントが多いキットですが、自立出来ないので活かせていません。

次に「直立姿勢⇔飛行姿勢は出来るが、着陸姿勢は固定ポーズで、ボディを作る段階でどちらを作るか決めないといけない」という点。

これは当時の技術だとどうしようも無かったのだと思いますが、せめて脚の付け根の部分で差し替え表現が出来れば良かったのですが、ボディ内部の組み込みの時点で2択を強いられる為、「直立姿勢」と「着陸姿勢」の2つを楽しむことが出来ません。

ちなみに「着陸姿勢」とは、パッケージ絵に描かれてある姿勢の事です。

飛行姿勢は直立姿勢の状態から足の角度やバーニアの可動で再現できるのですが、これも1つ前の問題点「関節がゆるゆる」の為、上手く決まりません(笑)

ということで、今回は直立姿勢のみのレビューとなります。申し訳ないです^^;

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

このバーニアも良く見ると細かいディテールが再現されていて、もちろん、昨今のプラモデルと比べると甘い感じは否めませんが、当時のキットでこのディテール感は「アオシマならでは」だったのではないでしょうか?

ただ、ここの可動軸も緩い為、本来はボディ側に差し込まれていないとダメな直立姿勢ですが、落ちてしまっています(笑)

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

ボディ部分も上手い具合に曲面が再現されていますね。

脱出ポットが取り外しできるとパッケージに書かれてありましたが、「脱出ポットでどこやねん」と思っていたら、どうやら中心の「目」みたいな筒状の箇所が脱出ポットらしいです。

確かに、ここは接着しないでくださいと書かれてありました。

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

※すいません、写真が明るくなってしまいました。

ボディ下側もこのようなディテールが入っています。

ボディ下側パーツがボディパーツにしっかりと入っていないように映っていますが、実際はちゃんと入っておりません(笑)

というのも、これも動画で紹介した話ですが、内部の一部パーツの向きを逆にしてしまっていたことが後に判明し、その影響でしっかりと入らないようになっていたようです。

そこそこ長いプラモデル歴はありますが、それでもいまだにパーツの向きを間違えたり、組み合わせを間違えたりということもあるので、「パーツを間違えって組み立てる」なんて実はそんなに大事ではありません^^;

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

左手クローです。(ここが問題のピンが折れた部分です)

上部のパイプみたいなパーツと、UFOキャッチャーのアームみたいなクローパーツで出来ているのですが、ここを接続する部分がかなりきつく出来ており、アーム部分の接着をした後に回転させようとしたら接続されている部分がねじ切れてしまったという事のようです^^;

まぁここも幸いポリキャップなどに変更しうる箇所なので、何とかなるかなぁと思っています(笑)

ちなみにUFOキャッチャーのアームのようにクローを動かすことも可能ですが、ここもガチガチに動くのであまり動かさないようにしました。

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

こちらは右手の電磁ムチが付いているほうです。

写真のように、接続のピンがギチギチで差し込めなかったので、かなり先端だけで止めています。

そんな接続ピンに差し込むパーツは、短い腕と長い腕の2つが用意されています。

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

こちらのパーツと差し替えて、先端にムチの先端部分を差し込むことで、伸縮表現を再現しているのですが、差し替える勇気がわかず(笑)、まだどのぐらいの長さになるか確認しておりません。

だって、絶対抜けなくなるよ?これ?(笑)

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー 素組み完成

最後にこちらが本命(!?)のバジン3体です。

写真はミーティングをしている模様です(笑)

このバジン、小さいながらによーく見ると、目の部分が小さく盛り上がっています。(鶯ボールみたいな・・・)

結構小さいパーツなのに、目の表現をしようとしているアオシマさんには頭が上がりません。これは嬉しいポイントですね。

ただ、これを塗装して「バジン」と分かる方が何人いるのか?ってところですね(笑)

「アオシマ 1/600 ドグ・マック」レビューまとめ

1/600 ドグ・マック 旧キットレビュー レビュー終了

今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。

この「ドグ・マック」は、比較的入手しやすいイデオンキットですが、値段の割に完成度もそれなりに高く、ある程度プラモデル経験がある方にオススメのキットのように感じました^^;

やはり、せっかくの完成度だし、カッコ良く仕上げたいと思うと、関節の可動、クリアランスの確保などを意識して改造していかないといけないと思うので、まったくの初心者だと難易度は高く感じると思います。

昨今のガンプラしか作ったことが無い方は、かなり苦戦されるかも知れませんが、当時はこの精度が普通だったと考えると感慨深いところがありますね^^

そして、完成したキットがコチラ

ということで、他にもまだまだイデオンキットをレビューしていく予定なので、イデオンシリーズのプラモデルが気になる方は、ぜひブックマーク登録お願いします。
出来ればYouTubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。

次回は、いったんイデオンから離れて、異世界のロボット(ある国の王の専用機)をレビューします。

それでは、次回も楽しみにお待ちください^^

今回レビューしたキット

駿河屋プラモデル
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駿河屋あんしん&らくらく買取

こうして、今日も「積みプラ」が一つ減りました。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^

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