ガンプラって好きに作って楽しめるので、作り方っていうのは人それぞれあると思いますが、僕にとっても「綺麗に作る」というのは、ある意味いつも持っている「目標」みたいなところはあります。
そこで、最初はやっぱり「綺麗に作ってみよう」というテーマを持って、ブログを書いていこうと思います。
さて、ガンプラを綺麗に作るには何が必要なんだろうか?
自分が初めてガンプラを作ったときは何使ってたんだろう…?って思い出そうとしても、よく思い出せないのですが(たぶんハサミか爪切りだったような…)、ぶっちゃけ、組み立てるだけだったら何使ってもいいと思います。説明書通りに組むだけで高いクオリティに仕上がる最近のガンプラ。
でも、「せっかくだからもっと綺麗に作りたい」って思ったら、道具(ツール)はある程度揃えましょう。使い方と使う場面さえ間違えなければ、あとは経験だけでどんどんクオリティはあがります。綺麗に作ろうと思う人は最低限これらの道具を用意しましょう。
- ニッパー
- デザインナイフ
- 紙ヤスリ(金属ヤスリ)(スポンジヤスリ)
最も重要なツール「ニッパー」
まず外せないのが「ニッパー」。別に爪切りとかで代用してもいいんです。ただ、ストレスなく作るなら圧倒的に「ニッパー」がオススメ。
ちなみにニッパーは100均のものでも◎。ただし、金属用のように先端が太いものは向きません。ガンプラなどの模型作りには、狭い隙間でも使える、先端が小さくて刃の厚さが薄いものにしましょう。(ホビー用とか書いてたのがあった気がする)
僕が愛用している3本が上の画像のものですね。プラ板とか切るのと、細かい作業用と、ゲート用(後で説明します)で使い分けてます。一番右は最近話題のゴッドハンド社のニッパーです。
1本は持っておきたい「デザインナイフ」
次に「デザインナイフ」ですが、文房具店にある普通のカッターは紙切断用なので、ガンプラには向いてないと思います。(僕は最初から「デザインナイフ」を用意しました)
ホームセンターなどで販売している「OLFA」のデザインナイフがおすすめです。購入しやすいし、値段も安いし、替刃も手に入りやすいので初めてに持ってこいですね。
写真の左側が「OLFA」のデザインナイフで、右側は同じく「OLFA」のアートプロ(だったかな?)ナイフです。直刃、平刃、曲刃など替刃のバリエーションがあるので便利。
仕上げの要となる「紙ヤスリ」(または金属ヤスリ)
そして、もう一つ「紙ヤスリ(金属ヤスリ)」ですが、要するに綺麗に作るなら「ヤスリ」があるほうがいいですね。写真の右が「金属ヤスリ」真ん中が「紙ヤスリ」左が「スポンジヤスリ」です。
が!写真のスポンジヤスリは100均で試しに買ってみたものですが、正確には「スポンジ+紙ヤスリ」という印象です。(これはまた別記事で)
これら3つを使って、簡単にいうと・・・
1.「ニッパー」で切って、
2.「デザインナイフ」で整えて、
3.「ヤスリ」で仕上げる
と、いうイメージです。
2~3の整え方は、「デザインナイフ⇒紙ヤスリ」または「金属ヤスリ⇒紙ヤスリ」のどちらでもお好きな方法で出来るので、最初はどちらもやってみることをオススメします。
1.ニッパーでパーツを切り取る
まず、ニッパーでパーツを切り取るのですが、そのままパーツのすぐ側で切り取るとたいてい切り口が汚くなります。これは、ニッパーで切る力がパーツにも伝わってしまうから。
写真にある「ランナー」と「パーツ」を繋ぐ「ゲート」と呼ばれる部分をニッパーで切るのですが、ゲートがパーツ側にしっかりと残るぐらいの部分で切るようにしましょう。パーツを切り取ってから、残った「ゲート」をもう一度ニッパーでカットします。(二度切りと呼ぶそうです)
パーツに少しだけ(1mmぐらい)残して二度切りして、次の「デザインナイフ」または「金属ヤスリ」でゲート跡を処理します。
2.デザインナイフ(または金属ヤスリ)で整える
「デザインナイフ」で、先ほど残した1mmほどのゲートを少しずつ切り落とします。少しずつ切るのがコツです。手を切らないように十分気を付けてください。かなり痛いです(僕はよく切りますw)
パーツと同じ面になるぐらいまで切り落とせば、次の工程に移ります。
また、「金属ヤスリ」で整える場合は、金属ヤスリをゲートにあて、一方向に削ります。往復で削るのではなく、手前から奥に一方向ですね。この時、力いっぱい削らなくても軽くで大丈夫。
これもパーツと同じ面になるぐらいまで削れば、次の工程に移ります。
3.紙ヤスリで仕上げる
最後に「紙ヤスリ」で整えます。紙ヤスリを購入する場合、「耐水ペーパー」がオススメ。(ちょっと後に書きます)
2で終えたパーツに、紙ヤスリを当てて周囲のパーツと面を均一に慣らします。ココで注意したいのが「番手」と呼ばれる、紙ヤスリの目の粗さです。先ほどの写真をよく見ると、紙ヤスリの裏側にマジックで「400」とか「800」と書いてあったと思います。これは「400番」と「800番」という意味で、数字が高いほうが細かい目の番手を意味します。
つまり、粗い目の「400番」で削ってから細かい目の「800番」で慣らせば、表面がキレイになるということですね。逆の場合(800番⇒400番)、せっかく細かい目で慣らしたのに、粗い目でまたキズだらけになっちゃいます。
紙ヤスリやスポンジヤスリには「番手」というものがあり、小さい数字⇒大きい数字という順番に使うことだけ覚えたらOK!ちなみに、ガンプラに使う番手は320/400/600/800/1000ぐらいがあれば困ることはありません。
これらの工程を「する」と「しない」との違い
どうでしょうか?1枚目の画像が「ゲート処理をした右腕」で、2枚目の画像が「切りっぱなしの左腕」です。矢印の箇所がゲート箇所ですが、もう明らかに違いますよね。
キレイなのはやはり「ゲート処理」をした右腕だと思います。
キレイにガンプラを作りたいという人は、ぜひこれらの道具を用意してみましょう。もちろん、高い費用をかけるほうがいい道具を買えますが、最初は安い費用で揃えてみてもいいと思います。
大切なのは「やってみる」ことだと思うので、まずは手頃な価格のHGシリーズやSDシリーズを手に入れて、1体作ってみましょう!
今回使ったキットは、『1/144 HGUC197 ギャン』です。せっかくなので、キレイに作りながら段階を経て紹介していこうかなと思ってます。
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