まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
ついに放送が始まりました、アニメ「境界戦機」。
この記事を書いている時点では第1話が終了しましたが、みなさんご覧になりましたか?
まだ始まったばかりなので、これからどうなっていくのかまだ分かりませんが、個人的には面白そうなので期待したいところです。
「スパロボに出るとしたらどう絡んでいくのかなぁ」とか既に考えてしまうところですが(笑)、今回は放送前に発売されたキット「HG 1/72 メイレスビャクチ」のキットレビューです。
↑メーカー希望小売価格は¥2,640(税込み)です。購入時の価格にはご注意ください。
こちらのキットは「境界戦機フロストフラワー」という、HJ誌に連載されている外伝作品の機体となります。
外伝がどんな内容か、アニメしか観ていない方にも簡単に説明すると、北海道に位置する場所(アニメ本編でも日本が分断されてたと思います)でレジスタンス組織「際の極光(きわのきょっこう)」に参加している青年”北条カイ”が、小樽で大ユーラシア連邦が極秘に運搬している”AMAIM(アメイン)”を強奪し、戦っていくというお話。
今回のキットは、その青年”カイ”が強奪したAMAIM「ビャクチ」です。
ちなみに、この機体に搭載されている自立思考型AIの名前は「ルー」といいます。
それでは開封していきましょう。
「綺麗に作ろう!」ということで制作記もスタートしています。
全塗装つや消し仕上げで完成したので、こちらもぜひご覧ください^^
外箱とランナー
ガンダム以外の人型機動兵器ということで、バンダイもかなり力の入れたキットである「境界戦機」シリーズ。
アニメより先行発売されたこちらのキット通し番号は「00」(10月9日発売の「ケンブ」は「01」)のキット。
パッケージイラストもかっこよく、発売時点では動いている映像をあまり見ていなかったのですが、なんとなく好みな予感はしていました。
作ってみてパッと見の感想は、
・どことなく『コードギアス』のKMFにちょっと似ている?
・人型だけど昆虫のような、デザインがかなり異質?
という印象が強かったです。
ただこのキット、これまでのどのガンプラよりも『動く』キットではないでしょうか?
さて、全11枚のランナーを紹介していきます。
こちらは外装白のAランナー。
写真はA2ランナーですが、A1ランナーはこのパーツの一部同じパーツが配置されたものがもう1枚用意されています。
内部メカ等が配置されたBランナー。
左右合わせのパーツもありますが、内部メカなので合わせ目が目立つパーツはほとんどないですね。
関節や爪先の機構がなかなか秀逸なので、後ほど紹介いたします。
腕や胴体の一部パーツが配置されたCランナー。
ガンプラではあまり見ない珍しい形状が多いので、見ているだけでも楽しいですね。
脚の関節や腕のパーツが配置されたDランナー。
こちらもD1・D2ランナーがあり、左右対称のパーツは別ランナーで用意されています。
E1ランナーはクリアパーツで、目に当たる部分です。
かなり小さいパーツなので無くしたり、パーツの一部を折ったりしないように注意です。
E2ランナーは黄色のパーツ。
ビャクチは一部だけ黄色のパーツがあります。
顔周辺だけしかありませんが、しっかりとアクセントになっています。
Fランナーはブルーのパーツです。
こちらもF1・F2ランナーと用意されています。
胴体の正面や肩、顔に配置されるカラーの為、印象としては強いブルーですね。
Gランナーはバックパックや武器のランナーです。
メインとなる武器「60mm携行機関砲」の形状が独特ですが、後ほど紹介する腕とのフィット感が個人的には大好きです。
ホイルシールとデカールシールです。
このキット、ブルーのパーツに黄色のシールを貼ったりと、設定と成型色の色が違う箇所も多い為、塗装で対応するかシールを使う必要があります。
さて、これまでガンプラを作っていた皆さんは、何かが無いことに気付いたでしょうか?
そうです。
「ポリキャップレス」なんです、このキット。
ポリキャップ、ABSパーツが0なので、塗装や接着に一切の心配がありません。
もしかしたらこの先、ポリキャップなどは使わなくなっていくのかも知れませんね。
組立説明書は、イメージイラストやストーリーの紹介、キャラクターの説明などが記載されています。
各武装の解説や、重要なキーワードなど、まだアニメが始まって間もないので、こういった説明を読むのも楽しみの1つになりますね。
素組み完成
あ、今気づきましたが、爪先が上下反対になっています。
後ほど修正している写真が出るのでしばらく向きが逆ですいません・・・。
全体的にかなり珍しい形状の人型機動兵器です。
特に目がいくのが、独特な脚の形状ですね。
人型なのに膝の関節が真っすぐにはならないという珍しい形状です。
でも、この形状がかなり良く、関節の動きが柔軟かつ安定感があるので、動かしていて楽しい!
この形状も、バッタ?とかに似ているので、昆虫っぽい印象があるのはこういった特徴があるからかも知れません。
すごいジャンプしそうです(アニメ第一話では主役機はジャンプしてましたね)。
後ろから見るとちょっと貧弱な感じもしますが(笑)、後ろ姿も独特な姿でいいですね。
後ほどポージングをまとめて紹介するつもりですが、ここまでの関節や形状の話が伝わるであろうポーズをご紹介。
これ、めっちゃカッコ良くないですか!?
まず、大きな特徴として、腕の関節の可動域が半端なく動きます。
こちらが一番後ろまで腕を引いた状態。
こちらは前に腕をスイングさせた状態。
前方向へのスイングがかなり効いていて、グリグリ動くこのキットの重要なポイントの1つではないでしょうか。
さらに、腕が上に上がる為の回転軸もあり、前後上下にかなり可動する腕となっております。
この機構があることで、先ほどの銃を構えるポーズが自然に出来る、とっても優秀なキットです。
また、もう1つ、ポージングにおける重要なポイントはこちら。
前述した「爪先が上下逆」と言っていた部分がここです。(こちらは修正しました)
この爪先がかなり優秀で、写真のグレー部分中央に回転している軸があるのがお分かりでしょうか?
その部分が脚全体の動きを捉まえてくれて、地面との接地は前後の爪先が水平に回転することで安定できるという仕組みになっています。
ちょっと何言ってるか分からないかも知れないので(笑)、以降の写真も爪先を見ていただけると分かりやすいと思います。
合わせ目箇所と残念ポイント
かなり優秀なキットなので、そもそも合わせ目がほとんどモールド処理されていて目立つ箇所があまりありません。
それでも何点か気になる箇所があるので、そこをご紹介します。
まず肩に合わせ目があります。
これはむしろ目立ちますね。
ただ、ここに組み込んである、関節などがどうも後ハメ加工するには難しい(というか、緩くなるのが一番不安)ので、素直に先に塗装してマスキングテープを貼って対応する方が無難だと思います。
あと合わせ目ではありませんが、内側に肉抜きされている箇所が、いくつかあります。
ここはその1つである爪先です。
全体に目を凝らすと、ちらほら肉抜きされているような感じの箇所はあるのですが、あまり目立つ部分にはありません。
この中央のパーツにディテールっぽい外縁のラインが合わせ目になっています。
ここ設定では面一になってるので、ホントは消したいところですが・・・内部にグレーパーツが挟んであって、そいつを後ハメするのが大変そうなんですよね(笑)
で、よく見たら、モールドにも見えますから、逆にモールド化してしまえば合わせ目も気にならないと思うので、後ハメが難しいと思う人は上手く誤魔化してしまいましょう~
あと、たぶんこの中心にある筒状のディテールなんですが、たぶんこれ「シリンダー」の頭じゃないかなぁと思います。
まぁどういう機構になっているのかは分かりませんが、ちょっと簡略化されているような感じなので、ここを別パーツっぽく加工するだけでも見映えは上がりそうですね。
あと、とっても残念な「ハンドパーツ」です。
握り手と平手の2つがついているのは嬉しいのですが、甲のパーツが左右1つずつしか付いていません。
つまり、交換する際は甲のパーツを付け替えてくださいよってことですね。
せめて甲のパーツぐらいは作ってほしかった・・・泣
ポージング
かなり可動域が広く、脚の開き方や腕の向きなど注目していただけると、その凄さが伝わるかと思います。
あと、ポージングではないですが、「60mm携行機関砲」のラックから手に取るまでの流れを撮影してみました。
バックパックについているラックから、手に持つときはこのような動きになるようですね。
アームの可動で前方に伸ばすことが出来るので、このように肩の上らへんで掴むことが出来ます。
あと、アニメ本編第一話で熱いシーン「ケンブ!起動!」というところで、ケンブが立ち上がるシーンがあるのですが、同じようにこちらのビャクチも”駐機状態”から起動までの動きを再現してみました(笑)
たぶん、アニメのワンシーンから推測するに、このように駐機していたと思うんですよね。
アニメだと、ケンブのこのグレーの部分にコックピット?っぽい感じがありました。
自立思考型AI「ガイ」が喋っていたところですね。
左側の腕のところが、主人公「椎葉」君がメカ弄りしていたところだと思うんです。
たぶん、こんな流れで駐機状態から起動されてたっぽいですが、どうでしょう?(笑)
ちなみに、外伝の「境界戦機フロストフラワー」作内では、ビャクチが起動する際は「ビャクチ!起動!」とは言っていません。
あれは椎葉君の想いなどが重なって発したセリフだったんでしょうね。
キットのまとめ
ということで、「境界戦機フロストフラワー」に登場する「HG 1/72 メイレスビャクチ」のキットレビューでした。
アニメを見る前に購入したので、正直、どういう機体なのかドキドキしてましたが、製作した後はかなり気に入りました。
全体的な雰囲気がミリタリーチックなので、汚し塗装やハゲチョロ、ダメージ加工などが似合うキットだと思います。
今回、せっかくなので、こちらのキットは「綺麗にしっかりと」完成させようかと考えています。
MGゴッドガンダムも少しずつ進めていますが、あちらはLEDの兼ね合いもあって、進むのが遅くなってしまっています。
(試行錯誤の繰り返しで現時点で4回ぐらい練り直ししています(笑))
動画にも投稿していこうと思うので、ご興味ある方はぜひチェックしてみてください。
この流れで、「HG 1/72 メイレスケンブ」と「HG 1/72 バンイップ・ブーメラン」のキットレビューも予定しているので、次回もよろしくお願いします。
それではまた~
今回ご紹介したキットはこちら
↑メーカー希望小売価格は¥2,640(税込み)です。購入時の価格にはご注意ください。
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