まいどおおきに!Akidou(@Akidou123)です!
今回のガンプラキットレビューは、HGUC 「1/144 スターターセット」です。
これから始めるガンプラ初心者の為のスターターセットで、内容としては「HGUC 1/144 ガンダム(アニメカラー仕様)」と「HGUC 1/144 量産型ザク(アニメカラー仕様)」と「ガンプラ HowToガイド」が同梱された、お買い得セットとなります。
まさにガンプラ初心者の方にオススメの商品です。
これから購入を考えている方の参考になれるように書いていこうと思うので、よろしくお願いします。
↑こちらメーカー希望小売価格は¥2,200(税込)です。適正な値段で購入しましょう!転売価格にはお気を付けください。
Akidou的キット総評
まず結果として、下記のような印象です。それぞれのポイントを☆で表しました。
基準値は として、僕なりの印象を☆で表しました。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
※星が低い=良くないキットというわけではありません。
例えば、素組みフィニッシュ派の方なら「素組み再現度」が☆5に近い方が満足いくでしょうし、ポーズをつけて遊びたい派の方なら「アクション」の☆が5に近いほうが満足いくでしょう。そういう感じで参考にしていただければと思います。
レビュー内容を動画で見たい方はこちら
パッケージ&ランナー紹介
アニメカラー仕様のガンダムとザクが同梱されているパッケージで、通常の「HGUC 1/144 ガンダム」(旧HGUC版)と「HGUC 1/144 量産型ザク」とは若干カラーリングが違います。
ガンダムの方は若干淡いカラーリング、ザクの方が若干濃いカラーリングになっているので、このアニメカラー仕様欲しさに購入するのもアリではないでしょうか。
これ1箱買ったら、ブンドドも出来ちゃいます。
ジオラマを作ったりするのもありですね。
さすがパッケージのポージングはカッコ良く出来ていますよね。(自分じゃこんなカッコ良くポージング出来ない・・・)
さて、ランナーはガンダム、ザク両方とも全部で3枚ずつ、ポリキャップ×2、ホイルシールが用意されています。
キットが2体分入っているので、箱も分厚くなるわけです。
ガンダムAランナーはカラーパーツをひとつにまとめたランナーです。
旧HGUCガンダムと金型は同じなので、コアファイターが付いています。
あと、ビームサーベルも旧HGUCに多かった、太短いサーベルになっています。
足裏も昔多かったはめ込み式なので、肉抜き穴もありません。
ガンダムBランナーは外装を中心とした白パーツのランナーです。
最近のキットと違い、旧HGUCガンダムは若干骨太なシルエットが特徴的です。
脚とかもパーツ毎にリヴァイブ版と見比べると短い気がします。
ガンダムCランナーは、関節を含めた武器などのグレーパーツ。
やはり昔から武器類はモナカ合わせなんです。
でもこのランナーの構造は、旧HGUC系のガンダム系にはよくあったので、今見ると懐かしい気持ちになります。
量産型ザクAランナーは、胴体を中心としたパーツ構成。
実は、量産型ザクはこの「HGUC版」か「FG版」か「RG版」の3種類ぐらいしかキット化されていません。(1/144の場合)
このHGUC版の量産型ザクは、バランスのいい完成度で人気の高いキットです。
量産型ザクのBランナーは、顔や腕、脚などのパーツ構成となります。
この頃はまだ頭部のモノアイに可動ギミックが採用されていないので、目の位置を変える時は頭部を一度外して、直接モノアイのパーツを回転させる方法でした。
最近のザク系だと、顎下辺りに小さなつまみがあって、それを動かすとモノアイが動く仕組みが多かったりします。
量産型ザクのCランナーは、武器や関節のグレーパーツ。
この量産型ザクの魅力は、その関節の構造で、ポリキャップのカバー的なパーツが用意されています。
これにより、塗装がやりやすくなりました。
ポリキャップは「PC-123プラス」が2つ。
旧HGUCでよく見られたポリキャップです。
でも当時はこれでも進化後のポリキャップで、首のポリキャップや手首のポリキャップなど、特殊な形状が増えだしてきました。
ガンダムと量産型ザクのホイールシールです。
ザクにおいては「モノアイのみ」です、つまり、それだけ塗り分けの必要がないことを意味します。
やはりHGUC量産型ザクのキットは、当時としては結構完成度の高いキットだったんでしょうね。
組立説明書とガンプラHow Toガイドです。
How Toガイドは、このキットを購入しないと入手できません。
ちなみに中身は以下のような感じです。
工作の基本工具などの解説から
ステップアップする為の工作ガイド
最後に「ガンプラ30周年のあゆみ」が掲載されています。
この情報は、ガンプラファンにとっては結構嬉しい情報ですね。
僕もあとでじっくり読んでみようと思います。
素組み完成
ということで、まずはガンダムの素組みから見ていきます。
これぞ、旧HGUC発売当時の「ガンダム」といったプロポーションで、脚や腕などが若干太めで短く、マッシブな印象です。
あと胴体(とくに腹部の赤パーツ)が幅広な感じもしませんか?
シールドも白い縁が太いせいか、分厚く感じます。
バズーカは腰後ろのハッチでマウントできます(要別パーツ)
旧HGUCガンダムは、足首の辺りや肘の辺りに隙間が見えてしまっているのが、すこし気になります。
しかし、関節の構造は当時としては画期的で、カバータイプなので塗装が楽です。
さらに関節そのものが太めなので、マッシブな体系に見えます。
続いて、量産型ザクの素組みです。
旧キットほど寸胴って感じでもなく、最近のキットほどボンキュッボンって感じでもなく、もしかすると量産型ザクの一番理想的なスタイルかも知れません。
もちろん、全体的に合わせ目が入っていたり、可動域の狭さに問題があったりしますが、立ち姿だけなら理想のザクと感じる人は多いのでは?
付属する武器類が多い点や、可動に柔軟についてくる脚のパイプなど、魅力的なポイントは多いです。
ただ、ヒートホークだけは昔からずーっと小さい印象なんですが、どうなんですかね?
設定的にこんなもんなんでしょうか?
合わせ目などのポイント解説
まずはガンダムの合わせ目ですが、旧HGUCキットなのでかなり多くあります。
まずは、脚の太もも、脛、アンクルガード、足首関節パーツのセンターに合わせ目が入ります。
膝のガードのような箇所は、別パーツ化されているので合わせ目はありません。
同様に、後ろ側太もも、ふくらはぎにも合わせ目が入ります。
ふくらはぎの膨らみとの段差部分の処理が難しいポイントになります。
デザインナイフやヤスリを上手く使って攻略するポイントになるので、初心者の方にとっては合わせ目消しの最初の壁かも知れません。
ボディの肩のところに合わせ目処理が必要な箇所が入ります。
脇腹や腰のサイドは、モールド処理がされているので目立ちませんが、肩の部分は処理がされていないので目立ってしまいますね。
ちなみに、腰の赤いパーツは、青い胸のパーツにはめ込む仕組みになっているので、塗装の事を考えると後ハメ加工が必要な箇所になります。
青いパーツ側のピン受け側の一部をピンが通るように切り欠き、赤いパーツ側の腹部分のピンを根こそぎ切り飛ばすと、後ハメが可能になります。
腕パーツの合わせ目は、肩の付け根と前腕部の前後にあります。
特に前腕部の手首側は、小さな段差がある為、ここも合わせ目処理をする際は難しいポイントでしょう。
あとは恒例の頭部の合わせ目です。
ここもパーツが小さい上に、凹凸の多い箇所になるので、合わせ目消しは苦労します。
こちらも、フェイスパーツは塗装のことを考えると後ハメ加工をする方がいい箇所になります。
今回は「ガンプラHowToガイド」が付属しているので、そちらに掲載されている方法を用いるとより確実に対応できると思います。
この方法は、基本的に1/144のガンダム系のフェイスパーツにほぼ応用できるので、まだ経験が無い方はぜひ挑戦してみてください。
あと、腕を差す関節部分も後ハメが必要になる箇所です。
コチラに関しても頭部同様、「ガンプラHowToガイド」にて後ハメ方法が掲載されていますので、そちらを参考にされると大丈夫だと思います。
武器類もいつもながら合わせ目がセンターに入ります。
こちらも凹凸の多い箇所になるので、綺麗に合わせ目を消すのは難しいポイントとなります。
とくに可動箇所となる、スコープやグリップなどに接着剤が流れ込まないように気を遣わないといけないので、慎重に対処しましょう。
コアファイターのコックピットを含む青いパーツにも合わせ目が入りますね。
ここも細かい凹凸が多く、面倒な部分になります。
旧HGUCなどは、このように凹凸が多い合わせ目消しが多いので、慣れるまでは大変ですが、合わせ目消しが出来るとグッと完成度もあがるので、塗装派の方はぜひ挑戦してみましょう。
ガンダムの合わせ目、後ハメ箇所は以上です。
続いて量産型ザクを見ていきましょう。
まずは、太ももと脛に合わせ目が入ります。
もちろん、裏側もセンターに入っています。
ほとんどガンダムと同じ箇所になりますが、凹凸が少ない分、ザクの方が処理は楽かもしれません。
続いて、胴体も肩から脇腹にかけて合わせ目が入ります。
ちなみにこちらも肩の可動軸を後ハメ加工する方が、塗装しやすくなります。
ガンダム同様、「ガンプラHowToガイド」に工作方法が掲載されているので、参考にチャレンジしてみましょう。
次は腕になりますが、スパイクアーマーはセンターに合わせ目が入ります。
ここのポイントはスパイク部分に合わせ目が入る点です。
スパイクの形状を崩さないように、スポンジヤスリ等で最終処理をするといいでしょう。
他に、肩のパーツと前腕部のパーツにも合わせ目ですね。
ここもモールドをまたいで処理する必要があるので、かなり難しいポイントになります。
あと前腕部の反対側にも合わせ目があります。
武器類にも合わせ目がセンターに入ります。
特にマシンガンのこの部分は、ザクの中でも最難関ポイントになると思います。
凹部分を黒く塗るなどでごまかせるので、合わせ目を消す部分は凸部分のみにしてしまうのも一つの方法です。
曲面なので、最終仕上げはスポンジヤスリで仕上げましょう。
あと、頭部にも合わせ目が入りますが、ここを処理するのは1つ問題点があります。
それは「モノアイの可動」が関係しています。
このキット、モノアイの可動は頭部パーツを開けて回転させる仕様になっているんですね。
つまり、合わせ目消しの為に接着をしてしまうとモノアイの可動を殺すことになります。
可動をさせたい場合は、合わせ目消しは諦める、または、別途可動出来るように工作をする必要があります。
しかし、パーツの構成上、可動工作はかなりテクニックが必要になるので、初心者には難易度が高すぎます。
可動させないつもりでいけば、合わせ目消ししてしまった方が綺麗なザクヘッドを作れるので、初心者はこちらで進めるほうが良いかも知れません。
ちなみに、この部分が肉抜きされています。
パテ、もしくはプラ板で塞いでしまう方が、隙のないザクヘッドを作ることができるので、何とか対処したい点ですね。
可動域は広くなく、あまりポージングは自由ではありません
ということで、ガンダム、量産型ザク、両方を何枚かポージングしてみました。参考にどうぞ。
色がちょっとグレーっぽくなっている写真もありますが、簡易背景とデスクライトとスマホでパッと撮影したので、その辺りはご了承ください。
あまり自由なポージングは出来ませんが、昔ながらのガンプラっぽさが感じられるポージングなので、好きな方は好きな雰囲気は出てますね。
あとブンドドも出来るので、ポージングによってはジオラマ風に作ることも出来ます。
比較用の記事も作成予定です
という事で、ガンプラレビュー「1/144 HGUC スターターセット」はいかがでしたか?
改めてもう一度、評価を記載しておきます。
アクション: (アクションポーズのとりやすさ)
素組み再現度: (塗装をしなくても色分けの再現が出来てるかどうか)
オプション (ハンドパーツ、武器パーツなどの豊富さ)
「ガンプラHowToガイド」が付属するのは、初心者にとってはポイントは高いと思います。
やはり旧HGUCだけあって、ポージングに関しては少し評価は低いですが、それでもやはり初心者セットなりの充実感と作りやすさは健在です。
初めてガンプラを作ってみよう!という方は、この「ガンプラスターターセット」はオススメですね。
↑こちらメーカー希望小売価格は¥2,200(税込)です。適正な値段で購入しましょう!転売価格にはお気を付けください。
こんな感じのレビューですが、今後も出品用に作ったものや、個人用に買ったものなどを記事にしていきたいと思います。
それでは~。
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