久しぶりの記事投稿と思えば、急な旧キットプラモデルのレビュー記事でございます。
今回からガンプラや旧キットを含む、「積みプラ」のレビュー記事も掲載していこうと思います。
そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。
という事で、僕のブログではよくある「ガンプラレビュー」とは少し目的が違い「自分の積みプラを素組みでも作ってしまおう」という目的でレビュー記事として書いていこうと思います。
もちろん、いつかカッコ良く仕上げようというつもりなのは変わらないので、完成したらリンクを貼っていきます。
まぁ、お酒でも飲みながらゆっくりご覧くださいm(_ _)m
小さな個人経営の模型屋さんで「VF-19S」を購入
僕の世代だとリアルタイムで放送していた「マクロス7」ですが、実は当時見ておりませんでした(笑)
と言うより、マクロス7でありがちな「このツンツンの人何で歌ってんの?(笑)」という目で見ていたのでまったく興味がなかったわけです。(ファンの方すいません)
当時は「ガンダムかっけぇ!」な少年だったので、それこそ「マクロス」自体に興味は沸きませんでした。初代マクロスがリアルタイムだともっと違ったかも知れませんね。
僕が興味を持ったキッカケは「スパロボ」というゲームです。初代マクロスが初参戦した「α」に続き「第3次α」で参戦したマクロス7。そこで断片的なストーリーを知り、本編を見たくなり、初代マクロスから順に見ていきました。
モデラー再開をして、昨年あたりにふと「マクロス7のプラモ欲しいな・・・」と思い探してみました。
過去、販売していただろうけど、既に生産終了しているに違いない(ガンプラ以外のキャラクターモデルって再生産少ないよね?)と思い、「まぁ中古で見かけることがあれば考えるか・・・」と半ば諦めてました。
そんなある日、友人から教えてもらった個人経営の模型屋さんに足を運んでみたら、なんと「VF-19S」が置いていました。新品です。定価です。実物を初めて見たので即購入です。
店主さんと色々話した後、レジで「こんな古いのでいいの?w」と言われましたけど(笑)。「そんな古いのを売ってたのは誰やねんw」と心の中でツッコミながら、店主とお店の方に感謝の気持ちでいっぱいでした。
「VF-19S」内容説明
アニメ「マクロス7」に登場した「VF-19S」をバンダイが1/100スケールで再現したプラモデル。
一部差し換えになりますが、3種類の形態(バトロイド・ガウォーク・ファイター」に変形可能という男子ならちょっとテンションが上がる仕様です(笑)
バンダイだからか「1/100」というスケールは、他社のマクロス関連のプラモデルと比べても珍しい気がします。パッケージにありましたが、可変モデルの1/100に対して1/144スケールは2機セット(ファイターモードとバトロイドモード)で販売されていました。
考えようによっては、ガンプラと同スケールなので、並べて飾るとスケール感で統一は出来そうです。ただ、ハセガワのマクロスシリーズのように1/72スケール(スケールモデルの標準スケール)と並べると、少し小さめに感じてしまうのは仕方ありませんね。。。
例えば、下記の商品なんかは全部1/72スケールです。ちなみにマクロスプラスの「YF-19」は今回の「VF-19S」の試作機にあたります。
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
ちなみに同スケールのシリーズはこの「VF-19S」とバサラ機の「VF-19改」のみのようで、ミレーヌ機などと並べたい場合は1/144スケールで統一した方が良さそうです。(そもそも1/144シリーズに「VF-19S」はありません)
ランナーは全部で12。クリアーパーツとポリキャップ、ポリアセタールのランナーが各1つ、他は青とグレーの2色構成です。
ランナーをよく見ると一部のランナーは「VF-19改」と書かれてあり、同一パーツが使われているようですね。こういう部分を発見するのもまたプラモデルの楽しみでもあります。
箱の内側には何故か「YF-19」(VF-19の試作機)のバトロイドモードとファイターモードのデザイン画があり、細かいモールドまで描かれているのでディテールアップの参考に出来ますが、そこは「VF-19S」であっても良かったのでは?と思ってしまいますね・・・。
取扱説明書は1枚の折り畳み式なので、作りながら見るには少し場所をとってしまいます。内容自体は当時のHGガンプラなどでもよく目にするタイプなので、ガンプラで慣れてる人にとっても見やすいですね。
カラーガイドで嬉しいのが「テスト飛行時カラー」のカラーガイドも記載されていることではないでしょうか?
素組み完成
今回は「ファイターモード」「ガウォークモード」「バトロイドモード」の3形態があるので順番に見ていきましょう。
フォルムの流れが良い「ファイターモード」
マクロスと言えばこの「ファイターモード」ですが、さすがバンダイ!いいクオリティでの仕上がりとなっています。
変形機構が複雑な割にパーツ同士のフォルムの流れがとてもキレイですね。
コックピット部分もクリアーパーツで再現されて、さらにパイロットも付属しているので(たぶんドッカー大尉かな?)、完成度は高めです。ノーズギア(車輪)の角度がもう少し前になればいいんですけどね。
素組みとシールだけでも満足度が高いキットでしょう。
残念なところは(といっても仕方ないのですが)、下側から見た時にポリキャップやギア収納スペースが丸見えなので、あまり覗き込まないようにしましょう(笑)
中途半端な「ガウォークモード」
ファイターモードとバトロイドモードの中間位置に当たる「ガウォークモード」ですが、このキットにおいては少し中途半端な状態となります。
そもそもガウォークモードのカッコ良さって、ちょっと前傾姿勢にあると(僕は)思います。そうしようとすると、自立が出来ないのがこのキットのツライところ・・・。重心が前になるので「コテンッ」と倒れちゃうんですよね。
あと後ろから見たら足と腕の空間が目立ってしまいます。これは関節可動のスペース確保によるもので、旧キットらしいと言えば旧キットらしいですね。
でも上手くガウォークっぽさは再現出来ているので、これはこれでカッコいいと思うっちゃあ思う「ガウォークモード」でした。
立ち姿はカッコイイ「バトロイドモード」
バトロイドモードは予想以上に立ち姿がカッコ良く、素組みでシールを貼っただけでも結構満足いく仕上がり。
ただ、どうしても変形機構に影響のある関節部分など、パーツの隙間(無駄なスペース)が目立つのが残念ですね。
あと太ももと脛のパーツバランスが、正面の見た目はいいのですが、実際に曲げると悪く見えるという、なかなか困ったバランスです。これもファイターモードのバランスを考えるとこうなってしまうのでしょうが・・・
ついでにいうと、足の付け根が後ろのパーツに干渉するので膝を上げる姿勢に限界を感じます。(無理矢理すると大丈夫ですが・・・)
とは言え、どのモードも総じて変形機構は素晴らしく、一部のパーツ差し替えだけでほとんどが変形で再現できているのはさすが「バンダイのプラモデル」。
ポージングも意外と自由にとれるので、バトロイドモードで飾っておくのも良いですね。
「VF-19S」レビューまとめ
マクロス7のプラモデル自体が少なく、その中でも1/100シリーズとして発売されているキットが少ない為、ファンなら見つけたら購入してみることをオススメします。それだけ完成度的には十分な仕上がりです。
今回はこの記事用にシールを使いましたが、個人的には塗装しようと思っています。とても貴重なキットなので、もう少しプラモデルの製作技術が上がってきたらしっかりと仕上げたいと思っているキットの一つです。
変形時にハメ込む必要のある箇所などは「磁石にしようかなぁ~」とか、車輪収納箇所は「内部に何かジャンクパーツ埋め込もうかなぁ~」とか色々と想像が膨らみますね。
バトロイドモードとファイターモードの両方でバランス良く仕上げることが難しいと思いますが、ぜひ挑戦してみてください!(ガウォークモードは?(笑))
今回ご紹介したキット
↑キットの画像をタップして「駿河屋」で在庫をチェックしてみよう!
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^
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