1.プラ板の接着力チェック
プラ板の接着力はどれぐらい違うのか?
アロンアルファか、セメダインか?接着剤メーカー大手同士の戦いの幕が切って落とされます(別に対決するわけじゃない)
各接着剤でプラ板を接着する
まず、WAVEの1mmプラ板を用意しました。
ここに、適当に切った1mmプラ板(こっちはタミヤ製です)を6枚用意し、それぞれを瞬間接着剤で貼り付けたいと思います。
瞬間接着剤は、表面を荒らしていた方が接着力は高まるので、#240番のヤスリで荒らしておきます。土台のプラ板はもちろん、接着側のプラ板も荒らしました。画像に出ているヤスリは以前紹介した100円均一の「ヤスリキューブ」です。
左から、
(左3つを市販接着剤)「一般アロンアルファ」「耐衝撃用アロンアルファ」「ゼリー状アロンアルファ」
(右3つを100均接着剤)「液状セメダイン」「耐衝撃用セメダイン」「ゼリー状セメダイン」
の順番で接着します。
検証結果
それぞれの瞬間接着剤が硬化したところで、プラ板に指で力を入れて左右に押し倒してみます。力の入れ具合は「思いっきり!」という感じでは無く、最初は弱い力で「ぐーっ・・・」と押していくといった感じです。それでも倒れなかった場合、ペンチでつまんでグッと力を入れてみました。
それぞれ結果が違っていたのでとても面白い検証となりました。
まず「アロンアルファ一般用」です。
指先で左右に押し倒そうと力を入れてみましたが、少し押し込む程度では剥がれず、プラ板が少し反るぐらいまで耐え抜いてくれます。
ペンチでつまんでグッと倒すと「ペリッ」と剥がれました。さすがは「アロンアルファ一般用」と思わせてくれるしっかりとした強度でしたね。
続いて「アロンアルファプロ耐衝撃」です。
こちらも「プロ」というだけあって、かなりしっかりと接着されています。
1本の指先だけではまったく倒れる気配はなく、3本指でグーッと押しても左右に倒れませんでした。
ペンチでつまんでる画像ですが、よく見るとプラ板がしなっているのが分かると思います。それぐらい接着力が強く耐えてくれているということです。素晴らしいですね。
続いて「アロンアルファゼリー状」です。
同じアロンアルファでもコチラは意外とすんなりとペリッと剥がれてしまいました。
もしかするとゼリー状なので、硬化時間をもっと長く取る必要があったのかも知れません。
ただ、ガンプラ製作に使えるかどうかで言うと「そんなに長く時間とってられない」という意味でダメな結果ですね。時間かけるならプラ用のセメントでいいですもんね。
100均接着剤の結果は次のページに移ります。
コメント
プラモデルエンジョイ勢です。大変有用な情報でとても助かりました!!
(角瓶買っても使い切らないままダメにしてしまうだろうから別な手段をと考えていたので)
百均走ってきます!
ななしさん、コメントありがとうございます!
お力になれたみたいで良かったです^^
100均のお店によって取り扱っている瞬間接着剤が違うので、全てのものが良いかどうかは分かりませんが・・・色々試してみると結構違いが分かると思うので、ぜひ