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バンダイ リミテッドモデル アルセイデス 【天空のエスカフローネ】【旧キットレビューVol.28】

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「いつか作るぞ!」と積み上げられた「積みプラ」達。
そんな積みプラを一つ一つ崩していきます・・・。

積みプラ消化を兼ねてキットの紹介をしていく旧キットプラモデルレビュー記事。

今回はアニメ「天空のエスカフローネ」に登場する「BANDAI」から発売された「LIMITED MODEL アルセイデス」です。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー パッケージ

LIMITED MODELのエスカフローネシリーズで唯一の敵側「ザイバッハ帝国」のガイメレフです。

独特な丸みのあるフォルムとディランドゥ専用機である赤色が特徴的なこちらの「アルセイデス」ですが、中古キットとしては比較的よく見るキットで、LMエスカフローネキットの中でも買いやすいキットだと思います。

過去に「エスカフローネ」と「アレンシェラザード」をレビューしましたが、徐々にクオリティは良くなっている気がします。この「アルセイデス」がラストのキットとなりますが、はたしてどんな作りなのでしょうか?作っていきましょう。ぜひ最後までご覧ください^^

↓動画でもご覧いただけます。

キットの内容だけを見たい方は、目次の『アルセイデス キット内容説明』からご覧ください^^

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「アルセイデス」について

1996年にサンライズ製作により放送された異世界ロボットアニメ「天空のエスカフローネ」に登場したザイバッハ帝国のガイメレフがこの「アルセイデス」です。

パイロットは「ディランドゥ」という残虐な少年で、主人公「ヴァン」達を執拗に追い続けて、幾度も苦しめてくる強敵です。そのディランドゥの専用機がこの赤色の「アルセイデス」

一般兵用のアルセイデスもありますが、カラーは青色で肩のエナジストが1つなのに対し、ディランドゥ専用機のアルセイデスは両肩に合計2つのエナジストが埋め込まれています。(エナジストとは異世界ガイアにおける動力源となる宝石で数が多いガイメレフは強いという認識)

ディランドゥは一般兵を率いて「竜撃隊」として、アルセイデスで編成された部隊の隊長を担っています。その「竜撃隊」は、アルセイデスの特殊なマント「ステルスマント」を使うことで奇襲などを得意としており、ヴァン達を苦しめる部隊として様々なシーンで登場しました。

脚を折り畳むことで「浮遊態」と呼ぶ状態に変形することで浮遊することも可能です。

ちなみに、このディランドゥはただの「残虐でしつこい名前のある敵」ではなく、物語の重要キャラクターでもあります。最終話でその正体が明かされた時は驚きました。(ネタバレなのでここでは伏せます)正直、残虐なコナン君(声優が同じ)かと思ったのに・・・。

アルセイデスには、両腕の先端から炎や爪が飛び出したり、その爪が集まって剣のような形状になったりする武器を持っていますが、今回のキットではそれらは再現されておりません。これらの武器はザイバッハ帝国特有の武器で、流体金属を使用していることから実現が可能となっています。

そんなアルセイデスをバンダイがリミテッドモデルでキット化という事ですが、果たして完成度はどうなのでしょうか?気になるキットの説明に行きましょう。

「アルセイデス」キット内容説明

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー パッケージ

「天空のエスカフローネ」に登場したザイバッハ帝国のガイメレフ「アルセイデス」をバンダイがキット化したプラモデル。

ランナーは全部で3枚、パーツ数は全部で13パーツ

ではパーツ構成を見てみましょう。

各ランナー紹介

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー ランナー紹介
バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー ランナー紹介
バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー ランナー紹介

各ランナーです。

全部で13パーツとかなり少ないパーツ構成で、どう頑張っても5分ぐらいで作れてしまいます(笑)

アルセイデスの形状的に、リミテッドモデルの概念にとても相性が良かったのか、他のリミテッドモデルの中でもかなり少ない方です。(他も大して変わりませんが・・・)

過去の2つのキットより合わせ目が目立つところにくる分割なので、合わせ目消しは少し面倒ですが、各部の形状などはとてもよい印象ではあります。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 付属のマント

もちろん、こちらのガイメレフにも布製のマントが付属します。

エスカフローネ、シェラザードよりも取り付けやすいのでかなり助かります。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 組立説明書
バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 組立説明書

組立説明書と塗装ガイドです。

基本4色で塗装が出来るようなので、色数としてはかなり少ないですね。塗装は楽そうですが、おそらくマスキングテープによる塗り分けが必須となるので、その点は結構手間が掛かりそうな気はします。

右下にある「ビデオ&LD発売中」という宣伝が懐かしいですね^^

素組み完成

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

ということで、素組み完成です。

このキットは、腕、脚、首にボールジョイントがありますが、可動に関してはまったく可動しないと考えてもいいキットで、基本は立ち姿の固定ポーズとなります。

それで見ても、立ち姿はかなりしっかりとした仕上がりとなっていて、アルセイデスの特徴をしっかりと押さえたキットではないでしょうか。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成
バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

やはりマントが少し質感が違うせいで悪い意味で目立ってしまいますが、そこはもう仕方ないですね^^;

肩の形状や腕の丸みなども非常に良いバランスとなっていて、しっかりと塗装をするだけでもカッコ良く飾れる良キットだと感じました。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

足首の角度も絶妙な開き角度が付いていて、しっかりと接地してくれるので、安定感は抜群です。

さらにこのキット、意外と重いのでさらに安定感が感じられます。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

頭部のディテールは、やや誤魔化している感じがしますが、胴体や左右の肩のエナジストもしっかりと立体感がありますね。

ちなみに胴体と肩は一体成型なので、前後のパーツ分割だけで上半身が出来るという豪快なパーツ構成です(笑)

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

下半身も、腰が前後のパーツ分割で、脚は腿から足首にかけてのパーツにふくらはぎのパーツを合わせる構成になっています。

そのような構成のお陰で脚には合わせ目がありません。

その代わり、パーティングラインが結構目立っているので、ヤスリでしっかりと整えてあげるだけで見映えはグッと良くなります。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

ボディの脇腹部分にある合わせ目が結構目立ってしまうので、黒く塗りつぶすかパテなどで埋めてしまうかすると隙間が目立たなくなると思います。

Akidou
Akidou

僕は薄いプラ板か何かを貼ろうかなぁと思っていますが、黒く塗りつぶすだけで十分な箇所ですね。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

腰の左右にも合わせ目が入り、ここも案外目立つのでしっかりと合わせ目消しをしたい部分。

ただ、アルセイデスの形状的にほとんどの合わせ目が消しやすいのが利点です。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

肩の部分の合わせ目も大きく目立ちますが、そこまで合わせ目消しも難しくないと思います。

ただ、肩の丸い部分と左右についているアーマーのようなものの境界線はハッキリしないので、スジボリなどで別パーツ感を出して上げると良さそうです。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

マントの内側のボディもしっかりとディテールが入っているので、マント無しで飾りたい方も安心です。

ちなみに、マントに関しては、上半身のパーツの組み込みの時に挟み込むので、組み立てた後の着脱は不可能となっています。

Akidou
Akidou

この記事を書いている時点で少し製作を開始しているのですが、マントは着脱できるようにネオジム磁石を使って取り付け方を変えてみました。気になる方は今後の製作記事をお待ちください。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

前述しましたが、一応脚の可動はあることにはあります。

ということで、開脚してみましたが、このぐらい開くことが出来るんです。

ただし、足首はまったく可動しない上に、通常の立ち姿が決まるように角度がついているので、開いたところで接地が出来ず、立たせることはできません。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

ボールジョイントなので、回転もします。

このように180度開くことも出来るのですが、このような開き方で決まるポージングは無いので、やはりこのキットの脚の可動はあくまで「構造上動く」と考えた方が良さそうです。

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー 素組み完成

ついでに言うと、腕もボールジョイントなので、若干「動いてしまいます」。

ただ、腕に関しては、若干の角度の調整などで役に立つのですが、写真の腕の付け根辺りを見てもらうとお分かりの通り、腕の付け根と肩のパーツ内部で干渉があるので、過度に動かすことは出来ません。

やはり「固定ポーズ」として考えた方が良いキットですね^^

「バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス」レビューまとめ

バンダイ LIMITED MODEL アルセイデス 旧キットレビュー

今回のレビューは以上となります。いかがでしたか?何か参考になっていただければ幸いです。

この「アルセイデス」は、可動はまったく当てに出来ませんが、固定ポーズとした途端、立ち姿のバランスや安定感が抜群の良キットだと感じました。

変に可動を意識したお陰で全体のバランスが悪くなる事例もある中で、逆に固定ポーズぐらいしか出来ない割り切ったお陰で、かなり見た目がカッコ良く仕上がってくれています。(これで当時価格1,000円でさらにキット化されていないアニメロボが手に入るというのは良心的ですよね)

そして、完成したキットがこちら

ちなみに、こちらのアルセイデスもMODELOIDシリーズで発売されていて、もちろん可動やディテールが現代技術で蘇っております。

ということで、これにて「LIMITED MODEL エスカフローネシリーズ」のキットは全てレビューが完了しました。他にも旧キットを中心に色々とレビューしていくので、気になってくれた方はぜひブックマーク登録お願いします。
出来ればYouTubeチャンネルも登録していただけると嬉しいです。

ということで、次回はこちらのキット。

さて、このパーツはいったい何のキットのパーツでしょうか?

ヒントはあの異星人メカで結構大きいサイズです!これが1発で分かる人は絶対に作ったことがある人ですよね^^;予想しながらお待ちください!

それでは、次回も楽しみにお待ちください~

今回レビューしたキット

駿河屋プラモデル
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駿河屋あんしん&らくらく買取

※定価は1,100円(税込み)です。購入の際の価格にはご注意ください。

こうして、今日も「積みプラ」が一つ減りました。
あなたも眠ったままの「積みプラ」を組み立ててみてはいかがでしょうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にもいろんな記事があるので、ぜひ参考になりそうな記事があればご覧ください。良ければ、記事の感想や質問などあればコメントでいただけると嬉しいです^^

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