順調に進んでいるギャンですが、全てのゲート処理を完了しました。
しかし、どうしても気になるのが「合わせ目」ですね。今回作っているHGUC ギャンはリメイク版なので前回までの記事にあったように、ほぼ合わせ目が目立たないような設計になっていて、ポージングなども決まる為、完成度が非常に高いです。だからこそ!気になる合わせ目がこれらの箇所。
この「脛」の部分。もちろん両足あって、正面ということもあって目立ちます。加えて後ろ側も同様に合わせ目があります。あと・・・
腕の手首付近です。どちらの写真もマジックで黒く塗っています。(これが後ほど大変なことに・・・)
それ以外は写真の矢印の箇所のように溝(モールド)に見えるように設計されています。HGUC ギャンで合わせ目が目立つ箇所はこの、脛、ふくらはぎ、腕の側面、頭です。これらすべてを「合わせ目処理」したいと思います。
これは足のパーツを外した断面ですが、この赤いラインが露呈する合わせ目の部分になるので、ここをプラモデル用の接着剤、タミヤセメントで接着します。(写真撮り忘れたので次回載せます)
タミヤセメントはプラモデルメーカー「タミヤ」から販売されているプラモデル専用接着剤で、普通の接着剤と違ってプラを溶かして接着する性質があります。プラを溶かすということは、このパーツと同じ色のプラ成分が溶けてくっつく、つまり「隙間を同じ色のプラが埋めてくれる」という解釈ができるわけです。なんて便利!
ただし、普通に塗るだけでは普通に接着するだけなので、隙間は埋まりません。隙間を埋めるには「たっぷりとはみ出るぐらい接着剤を塗る」ことです。
まず、赤いラインの箇所にタミヤセメントをたっぷりと置くように塗っていきます。この時、注意なのは「内側にはハミ出てもいいけど、外側にはハミ出ないように」塗りましょう。片方が塗り終わったら反対側のパーツも同じ箇所に塗っていきます。ゆっくりでいいですよ。
塗り終わったらもう一度、最初のパーツにたっぷりと塗ります。その後は反対側のパーツにたっぷりと。
両方のパーツを2度たっぷりと塗ったら、少しだけ待って、もう一度塗ります。もちろん反対側にも。
その後、パーツを合わせて外側から「ギューッ!」と力強く押さえつけます。すると、パーツの合わせ目からムニュッと接着剤が飛び出ます。
これは頭のパーツの合わせ目でムニュッとしたところです。ちょっとわかりにくいですが、盛り上がっているのがわかると思います。
この状態でしっかりと乾燥させましょう。出来ればクリップなんかで挟めれば理想です。1日ぐらいは置いたほうがいいですね。そうすると、溶けたプラがしっかりと固まって隙間を埋めてくれます。
しっかりと乾燥したら、400番のペーパーでヤスリ掛けをして、盛り上がった接着剤を削るように落としていきます。
こうして合わせ目処理をした足がこちらです。
マジックの黒いのが残ってますが、それ以外の部分は合わせ目が目立たなくなっていますね。ここでも400番⇒800番⇒1000番とヤスリ掛けしていくと、キズも少なくなり、周囲のパーツと同じように見えるのでキレイに仕上がります。
「合わせ目消し」って最近のキットだと必要ないほどのクオリティの為、出番も少ないですが、旧キット(昔のプラモデル)では必須といえるぐらいのテクニックです。パテを使ってもできますが、タミヤセメントを使ったほうが楽なので、初めてプラモデルを作るという人もぜひ試してみてください。
ポイントは、やりすぎじゃない?って不安になるぐらい、たっぷりと塗って接着することですw
次回は「頭部」の気になる箇所があったので、そこを簡単な「改造」します!
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