おすすめのハウツー本①:NOMOKEN1~3
まず1冊目は、野本憲一氏著書の「NOMOKENシリーズ」(通称 ノモ研)です。
この本は「ガンプラ初心者向け」と言うより、模型製作において1冊持っておいて損しないといっても過言ではないハウツー本です。
シリーズが1~3巻まで発売されていて、「1」は「ツール」に焦点を当て、それらの使い方や特徴を網羅したもの、「2」は車やバイク、飛行機などのスケールモデル製作ノウハウ、「3」はガンプラ製作のノウハウがぎっしりと詰まった1冊となっています。
ガンプラモデラーなら「1」と「3」だけでも持って置くとかなり助かります。
ガンプラ初心者にとって「ツール」はまだまだ未知の世界で、どのツールをどのような場面でどう使うのか?ということもしっかりと把握できていないことがほとんどです。
僕も最初はそうでした。
今でも海外のエポパテなどはまったく使ったことが無い未知の領域です。
この「NOMOKEN1」では、ニッパー以外にも紙ヤスリ、金属ヤスリ、パテ、塗料、ピンバイス、筆、接着剤・・・とガンプラ制作における必要なツールがめちゃくちゃ多く紹介されていて、しかも1点ごとに特徴や良い点、悪い点なども説明されています。
また「NOMOKEN3」ではガンプラに特化した内容となっており、合わせ目消しなどのテクニックはもちろん、関節の改造、ディテールアップテクニック、電飾テクニック、など、この1冊でどんな問題も解決しちゃうぐらいの内容が詰められています。
文章も読みやすく、写真もかなり多い為、どうやって接着しているのか?どうなるように削るのか?などが視覚的に分かりやすいのも初心者向けだと言えます。
また、解説と同時にガンプラの製作も同時に進めている内容なので、完成品も一緒に見ることが出来、まさに初心者にとってはありがたい一冊。
Amazonの商品ページでちょっとだけ試し読みも出来るので、気になった方は一度見てみてください。
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ちなみに「NOMOKEN」シリーズは、何度か「改訂版」や「リニューアル版」などが発売されています。新しくなると一部ツールや内容が最新のものに替わっているので、出来れば最新のものを購入しましょう。
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おすすめのハウツー本②:ガンプラテクニックバイブルシリーズ
続いては、成美堂出版から発売されている小西 和行氏著書の「ガンプラテクニックバイブル」シリーズです。
こちらの本のタイトル「やりたいことから引ける!ガンプラテクニックバイブル」から分かるように、「やりたいことから引ける」のが特徴のハウツー本です。
およそ260ページにも及び、その内容は基本工作からウェザリングからカスタマイズまで、1冊だけでかなりのテクニックが収められています。
こちらも、ガンプラ初心者が買って必ず損はしない1冊ですね。
プラン別(かんたんフィニッシュやかんたんウェザリングなど)で所要時間や難易度、作業に発生するニオイなども表記されていて、初めて作業をするうえで参考になる内容がぎっしりと詰め込まれています。
水辺で戦ったり、沼地で戦ったり、寒冷地で戦ったりとシーン別のウェザリング塗装の解説も完成品と一緒に説明されているので、自分がどんな仕上げ方にしたいかをイメージできるのはガンプラ初心者にとって嬉しいポイントです。
また「改造・ジオラマ編」という本も出ており、こちらはさらにテクニック的な内容となっております。その名の通り「改造とジオラマ」に特化した内容となっており、初心者がもうワンステップ成長することが出来る1冊です。
先述の「NOMOKEN」シリーズに比べると、ページ数も文章も少し多めなので、読むのに疲れてしまう印象ではありますが、逆に言うとそれだけ情報量が多く、説明は非常に分かりやすいことでもあります。また、「やりたいことから引ける」という点で、それらの印象をカバーできると思います。
こちらは残念ながらAmazonで試し読みは出来ないみたいですが、値段がおよそHG1体分と考えるとこれだけのノウハウがいつでも学べるのはかなりお得だと思います。
続巻の「やりたいことから引ける!ガンプラテクニックバイブル 改造・ジオラマ編」も、改造方法からジオラマ制作のノウハウを学べるので、どうせなら2冊セットで買っておきたいですね!
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↑こちらも最近(2022/05)、新しく内容を改定した「Ver 2.0」が発売されています。
おすすめのハウツー本③:ガンダムスクラッチビルドマニュアルシリーズ
続いて、メディアワークスから出版されている岬光彰氏著書の「ガンダムスクラッチビルドマニュアル」シリーズ。
「スクラッチビルド」とは、プラ板やパテから自作で作るという意味(細かく説明すると語弊がありますがここでは割愛します)で、写真に写っているガンダムはどちらも岬氏によりスクラッチビルドで作られたものです。
僕の尊敬するモデラーの一人でもある「岬光彰」氏による、スクラッチビルドのノウハウが詰め込まれた一冊がシリーズ2冊で発売されています。
「スクラッチビルドなんてまだまだ早いよ」と思った方も多いかも知れませんが、これがガンプラ初心者でも役に立つことがたくさんちりばめられているんです。
身近な文具を使ったプラ板の形出しや、模型用具以外のものを使ったテクニック、ちょっとした部分の簡単なディテールアップ術など、ガンプラ初心者でも少し頑張れば出来そうな内容も多いです。
さらに、プラ板の箱組みから新規でパーツを作ったり、パテで作ったものを複製したり、自作でビームライフルを作ったりと、上級者でもそのノウハウが役に立つ情報もたくさん載っています。
まさに、この1冊があればガンプラ製作において困ることはほぼ無いと言えるかも知れません。
と言っても、塗装に関しては触れていないので、簡単フィニッシュを好むガンプラモデラーにとってはあまり必要がない1冊だと思います。
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残念ながら現在は絶版となっており、新品を本屋で購入するにはとても難しいと思います。(かなり大手の書店だったらまだあるかも?)
中古だと値段がかなりピンキリだと思うので、ご自身で色々探してみてください。
ハウツー本など古い書籍を探す方法 にある探し方を参考にしていただけると良いかも?
まとめ
どのハウツー本も気になる方は多いと思います。
そもそも「何故何冊も持っているの?」と疑問な方もいるかと思います(笑)
立ち読みとかをして「お、これは持っている本と内容が全く違うぞ!」と思ったハウツー本を買っていくと何冊も持っている状態になりました。
基本的なテクニックはどの本もそれほど違いはありません(細かいやり方は違っていたりします)が、載っている内容はほとんどがハウツー本それぞれで違っています。
なので、僕は暇な時間を見つけたら定期的に読み返したりします。そうすると今の自分に合った技術の内容が目に飛び込んできたりします。
ガンプラ初心者だけではなく、上級者モデラーでも、お持ちのハウツー本があれば一度読み返してみてください。きっと今のレベルで何か為になることが書かれていると思います。
他にも様々なガンプラハウツー本が世に出ているので、ぜひ探してみてください。
あと、ハウツー本は自分に合った一冊を見つけることがとても大事です。その為には、一度は本屋へ足を運んで内容をパラパラっと確認してみましょう。分かりやすいハウツー本の方がきっとあなたの為になってくれるはず。
ぜひ楽しいガンプラライフを過ごしましょう!
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