・HGについて(1ページ目)
・MGについて(2ページ目)
・PGとRGとFGについて(このページ)
・RE/100とEGとSDについて(4ページ目)
・旧キットとメガサイズとU.C.ハードグラフについて(5ページ目)
・まとめ(6ページ目)
HGとMG以外の他のシリーズも解説していきます
まずは「HG」と「MG」の2つを覚えてしまえば、残りのシリーズは比較するような感じで覚えやすいので、残りのシリーズを解説していきます。
もっとでかい!でも作るの超大変!驚愕の完成度を誇る「PG」シリーズ
ではまず「PG」です。
これは「Perfect Grade(パーフェクトグレード)」の略で、サイズは「1/60」です。
前ページまでの「HG」「MG」の解説をご覧いただいた方なら、このサイズ感がどれぐらい大きいか分かるのではないでしょうか。
初代ガンダムの場合、「1/100」の「MG」だと「18cm」でしたが、「1/60」の「PG」だとおよそ「30cm」になります。(これはでかい!)
圧倒的な存在感を誇る「PG」ですが、その分作るのは超大変!
どれぐらい大変かと言うと、ハンドパーツ(手)の指1本1本を組み立てたり、内部の駆動シリンダーを組み立てたりと、大きな分細かいパーツを組み立てないといけません。
僕はまだ未経験ですが、中学の頃友人が作っていたのでどれぐらい時間がかかるか聞いてみたところ、片腕に2~3時間って言ってました(笑)
正直、2~3時間あればHGシリーズのガンプラなら1体組み上がる時間です。
これは個人差がありますが、それぐらいの規模感だと思っていただければ
要するに「PG」は「上級者向け」と考えていいということですね。
購入価格も¥10,000~¥50,000ぐらいの間ですので、初心者が気軽に買えるキットではありません(笑)
そのかわり完成度は素晴らしく、外部装甲が可動して内部のメカが覗けたり、LEDが仕込めたりと、高くても納得できるシリーズです。
・完成時の大きさがとにかく大きい
・細部の表現が精密でただ組み立てるだけでもカッコイイ
・完成までにかなりの時間と根気を要する
・値段がMG×3個ぐらいの金額が必要
・ラインナップはMGより更に少ない
そんな「PG」のクオリティで小さくしたものが「RG」シリーズ
次に「RG」です。
正式名称は「Real Grade(リアルグレード)」。
サイズは「1/144」です。
「あれ?1/144ってHGと同じサイズじゃないの?」と思いますよね?
同じです(笑)
では、なにが「Real(リアル)」なのか。
それはディテール(詳細とか細部という意味)の細かさです。この点が「HG」シリーズと圧倒的に違います。
要するに、前述した「PG」のような精密感を、手頃な「1/144」サイズに落とし込んだのが「RG」といえます。
それはつまり、めっちゃ細かい作りになっているということでもあります。
パーツ数も「HG」シリーズとは倍以上違うものもあり、完成させるまでが一苦労です。
その分、完成した時のクオリティは「HG」よりもカッコ良く、同一の機体で「HG」と「RG」を並べると、その差は一目瞭然です。
購入価格もほとんどの「RG」が¥2,000~¥3,000の範囲で買えます。昨今話題の「RG ジオング」や「RG Hiνガンダム」は大きめのキットなので¥5,000前後しますが、即完売でしたね。
値段は手頃ですが、この「RG」も価格と組み立ての難易度から考えると、「中級者向け」と考えるほうが良いかも知れません。
ちなみに、ラインナップはそこまで多くなく、2022年現在でも「MG」シリーズよりもさらに少ないです。
ですが、そのクオリティの高さから人気も高く、新しいラインナップが続々増えているので、まだ商品化されていない機体もこれから先は出てくるでしょう。
・HGよりも精密なディテール表現がされている
・PGのような見た目のクオリティを1/144サイズで楽しめる
・価格もHGより少し高い程度
・パーツの数がHGよりも多い
・ラインナップの機体が少ないので好きな機体があまり無いかも
¥500以下でこの完成度!?しかし!初心者は手を出さないほうがいい!「FG」
続いて「FG」です。
これは「First Grade(ファーストグレード)」の略。
サイズは「1/144」。
また「1/144」ですが、これは「HG」のサイズを基準に揃えてきている為です。(なので「HG」を先に覚えた方がいいということですね)
この「FG」は、現在「ガンダム」「シャア専用ザクII」「量産型ザクII」の3種類が発売されていて、その価格はなんとおよそ「¥300」!
「おやつか!?FGか!?」とさえ言われているとかいないとか。(言われてない)
なぜ、そんなに安いのか?それは「コンセプト」を絞り込んでいるからと言えます。
まず犠牲になっているのが「可動域」。
「HG」で出来るポージングも「FG」ではほとんど出来ません。
その理由は、ガンプラに使われている「ポリキャップ」と呼ばれる可動箇所に仕込む軟質状のパーツが、この「FG」では一切使われていないからです。「HG」や「MG」などはこのポリキャップを仕込むことで、各関節が適度に可動し、ポージングが決められます。
しかし、この「FG」はポリキャップを廃止し、軸可動、軸回転のみの可動しかありません。
そして、続いて犠牲にしているのが「カラー」。
「HG」などは少なくとも3~4色のパーツを組み合わせることで、原作のカラーリングに近い表現をしていますが、「FG」の場合はなんと1色です。
ガンダムなら「真っ白」です(笑)
放映当時に発売した旧キットのガンプラも1色でした。
つまり、カッコ良く仕上げるには「塗装前提」ということですね。(これは初心者にはツライ!)
しかし、そんな「FG」でも「HG」より評価されている点があります。
それは「ディテール」です。
例えば、ザクIIの場合、「HG」のバックパックよりも「FG」のバックパックの方がカッコ良かったりします。ですので発売当時は、バックパックだけを「HG」に組み替えると言った「ミキシング」が巷で流行りました。(たぶん流行った)
それでも初心者にはまったくオススメ出来ないのが「FG」です。
ただし、筆塗りの練習用だったり、改造の練習用だったり、価格の安さから「練習用」として作ってみる分にはオススメのシリーズだと思います。(僕も3種類全部持ってます)
・価格が¥300程度と超リーズナブル
・パーツ構成が非常にシンプルで作り上げるのにそれほど時間はいらない
・可動域はほとんどなく、出来て腕と足の関節が曲がるぐらい
・ディテールはこの価格帯としてはかなりすごい
・カラーも1色なので塗装は必須
まだもう少しページがありますが、この先はほとんど「知ってたらもっとガンプラが楽しくなるよ~」ってぐらいのシリーズです。
気になる方だけご覧ください^^
コメント